- ベストアンサー
霜柱が成長するわけ
霜柱がどういうしくみでできるのかを検索してみたところ、様々なサイトで同じような説明があり、要約すると「地面を境にして上が0℃未満で下が0℃以上の時にでき、地面で水分が氷になると下から毛管現象によって水分が供給され、その水分がまた氷になり、それを繰り返して霜柱ができる」ということでした。 私の疑問は2つあります。 1つ目は、毛管現象で水が揚がってくるためには、上部にまだ濡れていない部分があることが必要だと思います。だから、上の方の水が蒸発で無くなれば下から揚がってくるというのはわかりますが、上の方が凍った場合にどうして揚がってくるのかわかりません。 2つ目は、霜柱が成長するときに、初めに凍ったところの上まで水分子が移動してきて凍るのか、それとも氷の下に到達したときに凍るのか、どちらでしょう。それともどちらでもないのでしょうか? (霜柱が土を持ち上げるのは氷になると体積が増えるからだという説明をよく見かけますが、増えると言っても数%のはずなのに、実際は霜柱の長さの分くらい土が盛り上がっているように感じるので、予想では、初めに凍った所の上まで水分子が移動してきて凍るのではないかと思っていますが。) 質問者は大人です。高校卒業程度の理科の知識があるものとしてご回答をお願いします。
- steve_001
- お礼率100% (10/10)
- 物理学
- 回答数4
- ありがとう数7
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
まず、注意すべき点は霜柱ができる条件は気温が0℃以下でも土が0℃以上である点です。そうでなければ土の中の水が凍ってしまうからです。さて、ガラス管でたとえましたが、ガラス管全体が0℃以上、ガラス管の先が0℃以下とすると、ガラス管の先端の水は極薄く凍ります。(厚みがないくらい薄い)おそらく凍ったときに凝固熱が発生するため、ガラス管の内部は冷えないと考えます。凍るとその部分の水が少なくなり、それを補う形でガラス管内の水が毛細管現象で上昇する。上昇して薄い氷を持ち上げる→水が凍る→水が上昇する、という繰り返しになります。 凍るとガラス管に蓋ということならば、蓋は水も移動できないくらいガッチリ凍る、すなわちある厚みを持って凍るということになりますが、先程も言ったとおり、極薄く凍れば、毛細管現象で上昇した水に押されて浮き上がると言うことになるでしょう。
その他の回答 (3)
- hosoya
- ベストアンサー率26% (6/23)
お礼
hosoyaさん、ありがとうございました。 ご紹介のサイトの図、とてもわかりやすいですね。 これを見ると、水は初めに凍った氷の下まで行った時に凍るようですね。
- suz83238
- ベストアンサー率30% (197/656)
表面の水が凍ったときに下の水を引っ張りあげる力は、毛細管現象によるものです。 >凍ったと言うことは、管の上に蓋ができる 例えば、細いガラス管があり、ガラス管の中は水で満たされているとしましょう。ガラス管は温度が高く(0℃以上)、ガラス管の出口は0℃以下とすると、ガラス管の出口の水は凍ります。そうすると、氷周辺の水を奪うため、ストローで水を吸い上げるように水が下から上がってくるのです。(このとき、吸い込む口が氷と思って下さい)上がってきた水は凍る、この繰り返しとなります。 >毛細管現象なら、上にも書きましたが、乾いていることが必要だと思うのですが、違いますか? この乾いているというのがよく分からない表現ですが、凍っている部分はある意味において乾いているとも言えます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「乾いていることが必要」と書いたのは、例えば、乾いたタオルを平らに置いて真ん中に水をたらすと毛管現象で周りに広がりますが、十分濡れたタオルで同様のことをしても、水は周囲には広がらないということからです。 ロウソクが燃える時にはロウが糸のてっぺんで燃えてどんどん無くなっていくので、下から補給されるのですよね。これはわかります。 しかし、このロウソクが燃えることと、毛管の上部で氷ができることが同じ事だとは思えないのです。氷ができたら、管がふさがってしまうと思うからです。 つまり、snz83238さんの「ガラス管の出口の水は凍ります」ですが、これでは蓋になってしまって、ストローにはならないと思うのですが。どのように考えたらよいのでしょうか。 しつこくてすいません。 お忙しいとは思いますが、まだ、おつきあい頂けるようでしたら、教えてください。
- suz83238
- ベストアンサー率30% (197/656)
1つめ 表面の水が凍ることで、下の水を引っ張り上げると考えると分かりやすいでしょう。 2つめ 引っ張り上げられた水が表面で凍る、そしてまた水を引っ張り上げる。この繰り返しで霜柱は成長するのです。つまり、水は氷の下まで来て凍るということになります。当然、土中の水分が少なくなれば成長はそこで止まります。(土中の水分と毛細管現象との平衡状態で停止) 氷になれば体積は10%増しになりますから、凍って体積が増えることで細い氷の柱になります。 毛細管現象のため、土の粒子が大き過ぎても細か過ぎても起こらないのです。ある意味、珍しい現象といえます。
お礼
素早いご回答ありがとうございます。 1つめですが、表面の水が凍ったときに下の水をひっぱいあげる力は、何力ですか?凍ったと言うことは、管の上に蓋ができる事だと思うので、なぜ引っ張ることができるのかわかりません。毛細管現象なら、上にも書きましたが、乾いていることが必要だと思うのですが、違いますか? 2つめですが、ということは、霜柱の上に付いている土のすぐしたの氷は、その夜一番最初に凍った氷だと言うことですね。ありがとうございました。
関連するQ&A
- 蒸発と大気との接触面積,表面張力の関係
こんばんは。以下の2点の詳細を知りたいです。 (1)液滴表面と大気との接触面積が大きくなると、なぜ蒸発しやすくなるのか。 接触面積が大きければ、大気中への水分子の拡散が起こりやすくなるのかなと考えています。 (2)毛管水の表面張力が高いと、なぜ蒸発しにくいのか。 水内部の分子の集まろうとする力が強いため、水分子を大気へ出るのを 防いでいるのかなと考えています。 よろしくお願いします。
- 締切済み
- 物理学
- 寒暖の感覚と分子の関係
風を肌で感じる=肌に当たった分子を感じている。これは正しいですか? 気温が低いとき、空気の分子の動きがゆっくり。肌の分子よりもゆっくり。だから、肌の分子がその影響で、よりゆっくり動き、それを寒いと感じる。正しいですか? 水が蒸発するのは、水分の表面の分子が、より速い気体の分子につられて速くなり、気体になる。正しいですか?その時に生じる気化熱を、「熱」「奪う」という単語なしで説明してください
- ベストアンサー
- 物理学
- 樹木が水分を上昇させる方法は?
樹木が水分を上昇させる方法について教えてください。 トリチェリーの真空の管の理論ですと10m以上は行かないのではないかと思うのです。 毛管現象でもないと思うのです。 細胞の仕組みでは説明できないのでしょうか? 不可思議な生命現象としか言いようがないのでしょうか?
- ベストアンサー
- 生物学
- 結合エネルギーに関する問題です。(高校化学)
結合エネルギーに関する問題です。 以下の3題お願いします。 結合エネルギー(kJ/mol) H―H 436 O=O 498 O―H 463 (1) 氷の結晶中の水分子を考えると、1個の水分子は4本の水素結合により隣接する4個の水分子と結ばれている。 0℃における氷の昇華熱は47kJ/molである。 氷における水素結合の結合エネルギーは、水素結合1molあたり何kJになるか。 (2) 25℃の液体の水において、1molの水分子は何molの水素結合を形成していると考えられるか。 ただし、この時の結合エネルギーは(1)で求めたものと同じであるとする。 (3) 水の融解熱と蒸発熱を比べると、蒸発熱の方がはるかに大きい。 この理由を述べよ。 (1)(2)は有効数字二桁でお願いします。 また、実際にはこの3問の前に誘導として(?) 25℃で、液体の水を生じるときの水素の燃焼熱は286kJ/molであることを用いて、水素の燃焼の熱化学方程式を書かせる問題と、 上記の結合エネルギーの値を用いて水の25℃における蒸発熱を求めさせる問題がありました。 このふたつはできたので今回は省略させてもらいました。 よろしくお願いします。
- 締切済み
- 化学
- 水が氷に状態変化するとき・・
テレビでペットボトルに入れた純水を落とすと強い衝撃で水分子が結合し、 氷になるという説明をしていました。 普通の水の場合、氷に状態変化するときに分子の構造ではどのような変化が起きているのでしょうか。
- ベストアンサー
- 化学
- ペペロミアの成長が止まったまま。。。
昨年秋ごろペペロミアをもらいました。色々調べてペペロミア・オブツシフォリアだと思うのですが。。。厚めの葉で緑色で、こんな感じだと思います↓ http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-peperomia_large.html 我が家のは15cmくらいです。 もらってからずっと南側リビングの直射日光の当たらない所に置いています。 冬でも暖かかったのか(ほとんど暖房はつけずでしたが・・・)少しずつ育っていました。 5月頃からその成長が止まったように思ったので、鉢が小さいのかと思い、植え替えしました。初めは下に穴の空いた鉢で育てていましたが、鉢を少し大きく穴の空いてない物にし、土から炭ボールにしました。 水をあげ過ぎたのか、水を吸ってないのか分かりませんが炭ボールの1番上の部分にカビっぽいのがついており、1度取り除きました。新しくはしてません。今は水を数週間(だと思います)程あげていませんが、ずっと5月の頃のままです。葉の向きも変わらず、茎の色も下は緑ですが上は紫っぽくなっています。葉も不思議としわしわになりません。クーラーは7月中旬から使い始めましたが寒過ぎないようにし、直接風は当たりません。 (文だけの説明では葉の状況が分かりづらいと思いますが、写真のアップの仕方が分からないのですみません。) これは枯れているのでしょうか?水をあげたり、日光の当たる所に置いたりしたらまた育つのでしょうか?下手な説明ですが、分かりましたらよろしくお願いします。
- 締切済み
- 園芸・ガーデニング・観葉植物
- 化学☆★水の状態変化
次の三つを説明してほしいです。 (1)H2Oの状態図で融解曲線の傾きが負の理由 (2)水よりも氷の方が密度が小さい理由 (3)H2Oの融解熱が蒸発熱より圧倒的に小さい理由(分子の結合状態をもとに)
- ベストアンサー
- 化学
お礼
ガラス管の出口で凍るということは、ガラス管に氷はくっついていないと考えるのですね。わかりました。 そして氷は固体なので、液体の水は氷の下まで入り込もうとする訳ですね。 よくわかりました。 何度もご回答ありがとうございました。