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ケプラーの第3法則

ケプラーの第3法則の記述を見るとよく、a3乗/T2乗=k(a:半長径、T:公転周期、k:比例定数)という記述を見るのですが、太陽の惑星についてこの式に当てはめた値は約1になるのに、なぜ敢えて"k"や"一定"という記述をするのですか?なぜ約1になるという記述はないのですか?教えて下さい。

  • RHCT
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質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • mmky
  • ベストアンサー率28% (681/2420)
回答No.6

蛇足ですが。 質問者の疑問は、もっともだと思います。太陽系での観測データから導き出した式ですので、約1でもOKです。 だけども、法則という言葉を使いますと少し事情がかわるのです。 「法則」を辞書で調べますと「法則」とは、一定の条件のもとでは常に成り立つとものと考えられる、自然の事物相互の関係。 とあります。だからケプラーの第3法則という表現では、"k"や"一定"という記述をするのです。 もし、ケプラーの第3測定結果とかと表現するのでしたら、 a3乗/T2乗≡1 で十分だと思います。 ということかなと思います。 以上

その他の回答 (5)

  • First_Noel
  • ベストアンサー率31% (508/1597)
回答No.5

#2です.計算違いしておりました. と言うか,地球質量をMにしておりました.つい癖で...ケアレスミス覆いなぁ... すみませんでした.

回答No.4

地球を使って概算してみましょう。 地球と太陽の距離は約1億5000万キロ、すなわちa = 1.5×10^11[m]、 地球の公転周期は約365日、すなわち T = 3.2×10^7[秒]ですね。 このとき a^3 / T^2 = (1.5×10^11)^3 / (3.2×10^7)^2 = 3.3×10^18[m^3 / s^2] となり、これが太陽系のkになります。 おおざっぱに言って、 地球と太陽の距離を1天文単位、 地球の公転周期を1年と「名付けた」わけですから、 比例定数が1になるのは当然ということになります。 これは実測値から求めたものですが、 この値がどのようにして定まるのかを考えれば、より理解が深まると思います。 実際にケプラーの法則はもともと膨大なデータから見出されたものですが、 その後ニュートンが大成した古典力学によって 理論的に導き直すことができます。 ここでは非常に初等的に、 「質量mの質点である惑星が、質量Mの質点である恒星の周りを、 恒星からの万有引力を向心力として、半径r・速さvの等速円運動をしている」 と考えましょう。 万有引力は GMm / r^2 (Gは万有引力定数)、 この円運動の加速度は v^2 / r であることを用いて 惑星の運動方程式を立てると、 GMm / (r^2) = m・v^2 / r……(*) が成り立ちます。 恒星と惑星の質量(Mとm)、および両者の距離(r)が与えられれば、 この運動方程式から速さvが求まり、さらに周期も求まります。 (*)をvについて解くと v = √(GM / r) となり、この時点で惑星の質量mが姿を消すため、 同じ恒星の周りを運動する全ての惑星に共通な性質が 得られることになるわけです。 一周の長さは2πrですから、周期Tは T = 2πr / v = 2πr / √(GM / r) 計算しやすいようにT^2を考えると T^2 = [2πr / √(GM / r)]^2 = (4・π^2 / GM)・r^3 となり、T^2はr^3に比例することが示されました。 そして、r^3 / T^2 = GM / (4・π^2) となり、 これがご質問の比例定数kの正体です(既に#2で書かれています)。 実際に万有引力定数G = 6.67×10^(-11)[N・m^2 / kg^2] 太陽の質量M = 1.99×10^30[kg]を用いて計算すると、 k = 3.32×10^18[m^3 / s^2]となり、初めの概算値と一致します。 ただしこの値はMとして太陽という特別な恒星の質量を用いたときの値であって、 #1の指摘のとおり、宇宙には太陽系のような天体系は他にも無数に存在します。 ずいぶんと長文になってしまいましたが、 すでになされた回答以上の情報はあまり書けませんでした(^^;)

  • Nandayer
  • ベストアンサー率47% (20/42)
回答No.3

 1になるというのは、単位として a に天文単位,T に年を選んだ場合でしょう?  例えば SI 単位系、つまり長さに m ,時間に秒( s )を選ぶと、    k = 3.362 * 10^18 m^3/s^2 になります。  また、物理定数,天文定数は、単位を付けないと意味を成さないことに注意してください。したがって、1になるというのは正しい表現ではなく、    k = 1 天文単位^3/年^2 と記述するのが正確です。わかりきっている場合が多いので、省略しがちですが。  1という数値そのものは、天文単位^3/年^2 という単位に依存するので、「敢えて"k"や"一定"という記述をする」のだと思います。

  • First_Noel
  • ベストアンサー率31% (508/1597)
回答No.2

a^3/T^2 = GM/4π^2 6.673e-11 × 5.97e24 / 4 / 3.1415926^2 =1.01×10^13 「約1」ではないからでは?

  • TK0318
  • ベストアンサー率34% (1261/3651)
回答No.1

宇宙には太陽系以外にもあるからではないでしょうか? その場合法則は成り立っても1とは限らないからでは?

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