発送費を立て替えた場合の会計処理について

質問

初めて質問させて頂きます。なにとぞご回答をよろしくお願い致します。
私はインターネットの小売業を営んでいる会社の経理をしております。
先日経理を任されまして簿記三級の資格を取りました。
早速帳簿の記帳を始めたのですが分からない経理処理がありまして
質問させて頂きました。
弊社ではお客さまに商品をお買い上げを頂いた場合、通常お客様から
発送費を頂いております。
例えば15000円の商品をお買い上げ頂いて550円を送料として
預かった場合
その場合お買い上げ頂いた時点では

売掛金　15550　売上高15000
　　　　　　　 預り金　550　

という処理をし、実際に発送業者から請求があった場合には

預り金　550　現金　550
という形で処理をしています。

しかし、中にはお客様から預かった預り金と
実際に支払う発送費が違う場合があります。
仮にお客様から少なく預かった場合は

預り金　　550　現金　700
荷造運賃　150

という処理をしています。こちらは適正な処理として正しいのでしょうか？
仮に正しかったとしても毎回過去のお客様の取引履歴を見直して
預り金の金額を確認していてはとても業務として回らないので
発送業者から請求があった場合には全額
荷造運賃として処理して、期末に積み上がった預り金を雑益として処理するのはダメなのでしょうか？

処理としては
<都度発送費請求時>
荷造運賃　550　現金　550
<期末処理>
預り金　3500　雑益　3500
という形です。

なるべく適正に処理はしたいのですが
業務効率を考えると帳簿処理だけで仕事が終ってしまいますので
どなたか良い方法を教えていただけると助かります。
なにとぞご教授頂けますようよろしくお願い致します。

回答No.4

ok2007

No.2の者です。

処理を変更する場合には、期首から変更するのが望ましいとされています。そのため、期中に変更を決めたときは、来期まで待つか、期首に遡って変更するかのいずれかの方法が望ましいものといえます。

> 期中に処理の手法を変更するのはなにか法律的に問題があるのでしょうか？

厳密にはいくつかの問題が考えられるところですが、望ましい方法を採用した場合に比べて小さな差異に留まるのであれば、特に問題は生じないかと思います。

> 仮に今後「預り金ないし立替金」勘定を使わないとすると、
> 現在までに溜まった「預り金」はどのように処理すれば
> よろしいのでしょうか？

「受取額全額を営業収入（「売上高」など）に計上し、実際の運送料を売上原価に計上する」方法をとると仮定すれば、次のようになりましょう。

期中で変更するのならば、現時点で残っている「預り金」については、従前の処理を続けるほうがよいのではないでしょうか。

来期首に変更するのならば、来期首（当期末時点）で残っている「預り金」については、従前の処理を続けるか、または残高全額を営業収入へ計上するのがよいでしょう。

当期首に遡って変更するのならば、当期首（前期末時点）で残っていた「預り金」については従前の処理を続けるかまたは残高全額を営業収入へ計上し、当期中に計上した「預り金」（当期中に仕訳した「預り金」のうち借方合計）についてはその全額を営業収入へ計上し、当期中に消去した「預り金」（当期中に仕訳した「預り金」のうち貸合計）についてはその全額を売上原価へ計上するのが良いものと思います。

いずれの場合であっても、処理を変更した期の期末時点で残ってしまった「預り金」については、雑収入ないし営業収入に計上すれば良いのでは、と考えます。

最後に、No.2の文章中、タイプミスのありましたことを、お詫びして訂正いたします。
誤
認められるのかどうかを検討することいなります。
正
認められるのかどうかを検討することになります。

お礼

またも早速のご回答誠にありがとうございます。
元々売上処理されるべきものですから、そのまま
売上計上したいと思います。しかしながら、現在
帳簿上には発送費預り金とその他の預り金が
混在しておりますので期末の時点での一括計上と致したいと
思います。

この度は不躾な文章にも関わらず速やかにご回答頂き
誠にありがとうございました。改めてインターネットの素晴らしさ、
日本人の素晴らしさを感じることが出来ました。
これからも御両人様の更なるご活躍を期待しております。
誠にありがとう御座いました。