L/C決済とは?資金不足時の対応方法はある?
- L/C決済について質問です。最近ですが貿易を始めました。お客さんからLCでの取引依頼がありますが、現在資金が無い事からT/Tのみで事前に振り込んでもらってから商品を買い輸出しています。
- 質問1:こちらが輸出者となる場合、LCでは、商品を買い付ける資金が必要となります。注文は多いのにLC依頼に対応できず取引チャンスを逃しています。何か先方に先に資金を振り込んでもらいその資金で商品を購入する良い抜け道は無いでしょうか。
- お客さんからのLC条件は、「Payment mode: irrevocable confirm nontransferable LC 100% at sight」となっています。起業したばかりで、申し訳ないですがご教授宜しくお願いいたします。
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L/C決済について質問です。
最近ですが貿易を始めました。お客さんから以下のようなLCでの取引 依頼がありますが、現在資金が無い事からT/Tのみで事前に振り込んで もらってから商品を買い輸出しています。 (質問.1) こちらが輸出者となる場合、LCでは、商品を買い付ける資金が必要となります 注文は多いのにLC依頼に対応できず取引チャンスをずいぶんと逃しています 何か先方に先に資金を振り込んでもらいその資金で商品を購入する 良い抜け道は無いでしょうか。 (客からのLC条件)↓この意味もイマイチ分かりません。 Payment mode: irrevocable confirm nontransferable LC 100% at sight 起業したばかりで、申し訳ないですがご教授宜しくお願いいたします。
- takstarjp
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1. 商売の基本はCash On Delilvery(COD、現金と商品をその場で引き換え)ですが、貿易ではそれが物理的に不可能です。そこで、銀行を介して、船荷証券イコール商品であるという仮定のもとに、擬似的なCOD状態というか、売り手買い手双方のそれぞれのリスク、つまり、売り手にとっては商品を出したのに代金が回収できないというリスク、買い手にとっては代金を支払ったのに商品が受け取れないリスクを回避しようとする仕組みがL/C(信用状)です。 いってみれば、ネットオークションのエスクロー制度みたいな効用をもつものです。 売り手の立場からみれば、L/Cが買い手の確実な代金支払いを担保してくれるお墨付きということになりますので、一定の担保能力があると金融機関にみなされることがあります。 ここまでご理解いただいたうえで、takstarjpさんがお取引されている金融機関(外為取扱しているところでないと要領得ないと思いますが)に、L/Cを担保に借り入れできないか、相談してみられてはいかがでしょうか。 ちゃんと商品を出荷して、その船荷証券(Bill of Lading, Invoice, Packing Listなど)を銀行に持ち込めば、代金を払ってもらえるのがL/Cですから、銀行が「takstarjpさんは借りたお金をもってトンヅラしたりせず、ちゃんと商品を仕入れて、出荷する信用力のある人だ」(失礼な言い方だったら、ごめんなさい)とみなせば、L/Cを担保に仕入資金を貸してくれる可能性があると思います。 お客さんから先にお金をもらう解決策でなくて、ご期待に添えませんが、先方は先にお金を払って、商品が受け取れないリスクを回避したいと考えて、L/C決済を言ってきているはずですので、抜け道は考えにくいと思います。 ちなみに、L/Cを開設するためには、その支払の裏付けとなるお金を銀行に積んでおく必要があるので、お取引先の外国企業はかなり信用度の高い会社とみて、差し支えないでしょう。 2.Payment mode: irrevocable confirm nontransferable LC 100% at sight そのまま訳しますと 「支払い条件: 取消不能の、確認された、譲渡不能の信用状による100%一覧払」となります。 取消不能というのは、開設した(L/Cを発行することをopenというので、開くとか、開設するといいます)L/Cを、開いた側が勝手に取り消したりできない、ということです。L/Cがあるから大丈夫と思って、商品仕入れたのに、そのL/Cが取り消されたら、たいへんなことになりますね。そんなことはありませんよ、というのが取消不能です。L/CはirrevocableでないとL/Cの意味をなさないと考えてください。 確認されたというのは、L/Cを開設している銀行がしょぼい無名のところだと心配ですね、いつ業務停止するか分からないですから、そこで、名前の通った信用度の高い銀行に、大丈夫だよと、確認してもらっているということです。売り手が買い手にL/Cを要求する場合は、よくfirst class banker's confirmedなどと条件づけたりします。 譲渡不能というのは、売り手側がエージェントなどの場合に、そのエージェントが実際の売り手にL/Cを譲渡できるとする譲渡可能信用状という特殊なものがあるのですが、それではなくて、普通の信用状、つまり、実際の売り手に対して直接に開設する信用状ですよ、ということです。 100%一覧払というのは、銀行で船荷証券を呈示したら、銀行はそれを見て確認したら(一覧したら)、100%すぐに支払いますよということです。100%払ってこない条件とか、サイト払(たとえば、60日サイトだったら、見て確認してから60日後にしか、銀行は払ってくれない)もあったりするわけです。 ですから、今回のL/Cは一番ちゃんとしたまともな条件のL/Cだと判断できます。
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- hakkoichiu
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自治体(地方公共団体)に中小企業向け運転資金融資制度があると思うので当ってみて下さい。 もしあれば、無担保、都道府県(又は政令指定都市)の信用保証協会が保証する低利のもの等、あたって砕けろです。
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