解決済みの質問
塩化ナトリウムの結晶について以下の3つ質問します。
(1)単結晶の塩化ナトリウムがあつまり多結晶になるのか。
(2)この多結晶について自然科学の専門書等に詳しく載っているか、あるいは研究されているか。
(2)この多結晶の界面(単結晶同士の境目)を結晶粒界と呼び、この界面が多結晶の物性に影響を及ぼすのか。
自分は大学時代、金属工学について学びましたが、学科は機械科で物質や化学系の学科ではなかったので、金属以外の塩化ナトリウムのようなイオン結晶となる物質について詳しくありません。
自分なりにウェブで調べましたが塩化ナトリウムについての研究はほとんどが単結晶であり多結晶状態で調べられているものはなかったので、質問しました。的はずれの質問かも知れませんが回答お願いします。
ちなみに金属のほとんどは多結晶状態で存在し、その単結晶の界面である結晶粒界はその金属の物性と密接に関係しています。ウィキペディアでの多結晶の定義や結晶粒界の定義はおそらく金属工学の立場から見たものようだったので、他分野(固体物理学?)でイオン結合や共有結合で構成された結晶を研究している人から見ると、
"多結晶"や"結晶粒界"という言葉は使わない、あるは定義していない。("多結晶"や"結晶粒界"をウィキペディアに載っている説明で定義しても、イオン結合や共有結合の結晶から構成される多結晶の物性とその結晶粒界は単結晶ほど注目するものでもないため)
と思ったのですが?
投稿日時 - 2007-11-06 00:04:20
普通の「塩化ナトリウム」として販売されている試薬はたけっしょうです。
電子顕微鏡で観察してください。四面体の小さな結晶が大きな結晶の表面に付着していますので。
研究はされています。ただ、無機の多結晶の研究は主に戦前に行われていたので、入手は困難でしょう。
「多結晶」「結晶粒界」という言葉は使います。ただ、単結晶のほうが多結晶の場合とは異なる挙動を示すので研究の対象になりやすいです。
「粉末X線かいせき」法による結晶構造のどうのこうの、は多結晶の状態を調べたものですから。普通の状態が多結晶なので、「多結晶」と明記しないのです。ただ、単結晶に対して特に区別する必要があるときにだけ使う言葉ですから。
共有結合のぶしつの場合には、有機物が多いです。有機物の「多結晶」とか「単結晶」とか「結晶」とか良く問題になるのが、高分子関係です。こちらは、無機の「多結晶」とか「結晶粒界」の意味とは別の意味で使っているときがあります。この関係は、高分子の本を読んでください。非晶質に対して結晶類似の言葉を使っています。ただし、無機のような厳密な結晶では有りません。X線関係では結晶にしないと構造が測定できません。かなりの数の報告があります。こそう反応の反応解析等に使われます。
投稿日時 - 2007-11-06 18:07:29
お礼
ご回答ありがとうございます。
なるほど無機物の多結晶の研究は戦前に行われていたのですか。
X線回折ついての本は自分の金属の研究のため読んだことがあるのですが、粉末X線解析の項目は読んでいなかったので驚きました。
丁寧なご説明ありがとうございました。
投稿日時 - 2007-11-06 19:57:07
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