• ベストアンサー

100度でなくても蒸発する水、気化について

「汗をかくとそれが蒸発する際に熱を奪って体温を下げる」という話を子供にしたのですが、それよりも前に「やかんの水は100度に熱すると気化(蒸発)する」という話をしていたため、「100度でないのに何で蒸発するのか」という突っ込みをされました。勉強してこなかった罰あたりですが、わかりやすく子供に教えるにはどう答えるべきでしょうか?無い知恵を絞って推測するに、もともと水分は、周辺の空気が含むことができる許容量までは蒸発してしまう性質がある?(そういえば空気が冷えると乾燥し、暖かくなると湿気が多くなりますが、ということは99度まで気温が上がれば湿気は最高潮に膨らみ、100度になると一気に気化して、さっぱり(?)するのでしょうか?これは余談ですが)

  • 科学
  • 回答数6
  • ありがとう数11

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • SaySei
  • ベストアンサー率32% (528/1642)
回答No.3

「飽和水蒸気圧」がポイントになります。 たとえば、コップに水を入れておきます。この時、コップの中の水は時間と共にどうなるでしょうか。これが待てない場合は、水滴を落として、時間と共にどうなるのかを見れば良いかと思います。 逆に、空気中に水蒸気(水)があること証明するためには、氷水を用意します。すると水滴がつきますよね。この水滴はどこから来たのでしょう? というような感じで、答えを言わずに引き出す形でお話してはどうでしょうか。 大体の事象は「平均化しようとしてる」「安定しようとしている」と考えれば説明がつきます。今回の水蒸気の話もそうです。平均化しようとする動きがなければ、水面付近が飽和水蒸気量に達して安定してしまうので、例に挙げたコップの水も大幅に減ることはないでしょう。逆に、風が吹いて飽和水蒸気量から極端に離れて(つまり、乾燥して)しまえば、「飽和ししたいよう」とせっせと蒸発します(これが扇風機の前が涼しい理由です)。

参考URL:
http://www.s-yamaga.jp/nanimono/taikitoumi/kukichunosuijoki.htm
KIZUNA23
質問者

お礼

子供へ質問を投げかけて考えさせるのに大変参考になります。扇風機の前が涼しい理由も面白いです。大体の事象は「平均化しようとしてる」「安定しようとしている」、という点がポイントですね。大変ありがとうございました!

その他の回答 (5)

  • chirubou
  • ベストアンサー率37% (189/502)
回答No.6

この質問で、私が中学のころ PH の大小がなんであるのか理解できなかったのを思い出しました。化学の教え方の問題だと思うのですが、定性的な表現をしているのに実際には定量的な現象であることが多いのです。 つまり、水といった水分子の集合があって、その平均的な「元気の良さ」が温度なんですが、なかには特に元気な分子が少なからずあって、それは水という集合から飛び出す、つまり蒸発したりする訳です。逆に、空気中にも水分子があって、元気がないものは、例えば水があったりするとそこに飛び込んでしまうことになります。 マクロで見れば、水がコップに入っていて、空気中の水蒸気(水分子)が飛び込む方が多いか、コップの水から飛び出すのが多いか。もしコップから飛び出す方が多ければコップの水の量は減るでしょうし、逆であれば増えます。もしも同じだったら水の量は変化しません。ここで水の量が変化しないからと言って蒸発はしていない、というのは厳密には間違いで、蒸発しているのと入ってくる量が同じなので、水の量が変わらないというのが本当のところです。 さて質問に戻って、100度、というのは確かに水分子が水という形でいることができなくなる温度なのですが、100度というのはあくまで平均の温度であり、水分子それぞれの「温度」ではないのです。もし、やかん内の全ての水分子が同時に100度になったとしたら、それまでまったく蒸発する気配が全くなかったのに、突然、爆発的に蒸発することになるでしょうね。でも実際には温度があがると段々蒸発する量が増えてきますよね?氷も昇華によりやせますが、この説明も出来なくなってしまいます。 この考え方は、例えば塩が水に溶けるのは、なぜ一気に溶けてしまわない(混ぜる必要がある)のか、あるいは逆に、大きな塩の結晶をつくるにはどうすればいいのか、という現象を理解するのと共通するものがあると思います。また分子の運動を良く考えれば、なぜ気化熱という現象が生じるのかも説明できると思います。そして PH の大きさの違いも理解できるというものです。 とまあ、書いてみましたが、きっとこれをちゃんと理解したからといって科学の成績が上がる訳ではないんだよなぁ、とついつい要らぬ事を考えてしまいました。

KIZUNA23
質問者

お礼

空気中にも水分子があって、元気がないものは、例えば水があったりするとそこに飛び込んでしまうことになります、のご説明は大変新鮮でした。コップの水は乾燥する一方だと思っていましたが、元気のない空気中の水分子がコップに飛び込んでくるなんて、絵でイメージするととっても面白いです。大変参考になりました。子供と話してみます。ありがとうございました!

回答No.5

1気圧の下で、100度Cで水は沸騰し激しく(急激に)水蒸気になるとくこと(薬缶の沸騰水は一部は水のままで残り、やがて全て蒸発してなくなります) 他方、氷(固体の水)、水(液体の水)でも、常に表面から蒸発しています。主に表面付近の温度と湿度に大きく影響されているでしょう。洗濯物を干して乾かすというのをご存知ですね。空気と接した部分からどんどん水分が蒸発して乾燥していきます。風が強いと速く乾燥するのは、洗濯物の水(水分)付近の、蒸発して湿気を帯びた空気が吹き飛ばされて、常により乾燥した空気が接するようになるからより早く乾燥するわけです。洗濯物の例が分かりやすいのでは? なお、空気に水(水蒸気)がどれだけ溶け込むことができるか、温度高ければより多の水が溶け込みますが、これ以上溶けないというのが飽和状態です。この状態では空気はそれ以上水分を含めません。飽和状態では余分な水分が窓ガラス等に露決しやすくなります。 (溶け込むというのは分かりやすくいった表現で正式のものではありません)

KIZUNA23
質問者

お礼

洗濯物の例、大変分かりやすいです。風の強さに応じて乾燥のスピードも変わりますものね。ありがとうございました!

  • larme001
  • ベストアンサー率44% (271/608)
回答No.4

水とはH20の分子が液体の状態で安定して存在している状態です。安定、といってもそれぞれの水分子(たくさんの玉のようなものをイメージするといいかと思います)が自分の持っているエネルギーで衝突しながら動いています。それぞれの水分子の速さは平均すれば温度に比例しますが、厳密にはそれぞれバラバラです。特に速いものもいれば遅いのもいます。温度が高くなればなるほど、速いものの割合が多くなるんです。 もし、周りから何も力が加わらなければ動きまわっている水分子は瞬時にバラバラに遠くへ飛んで行ってしまうはずです。でもそうならないのは、空気と触れている部分にも力(=大気圧)がかかっていて、それが水を水の状態に押し下げているからです。これならずっと維持できると思うでしょうが、さっきほど述べたように個々の水分子の速さはまちまちです。たまたま急に速くなったやつがいれば、それは大気圧を押しのけて空気中に飛んで行ってしまいます。これは100度以下でも常に起こっています。これを「蒸発」と言います。飛んで行ってしまうということは、その分エネルギーを失います。つまり汗が蒸発すると、体の体温(エネルギー)を持っていくのです。 100℃になったらどうなるか?水分子の平均速度が大気圧を押し返すだけの力をもつ状態になります。すると、「沸騰」がおこり、激しい蒸発が起こり始めるのです。蒸発は液体の表面からしかおこりませんが、沸騰は液体の内部からも起こります。 空気が冷えると乾燥しやすくなるのは、そのような理由もあると思います。平均温度が高ければ高いほど、蒸発も起こりやすくなるのは当然ですよね。ただ、湿度は温度と必ずしも比例関係にあるわけではないです。日本の夏は湿度が高いのでじめじめしている分性質が悪いんですがね。

KIZUNA23
質問者

お礼

「それぞれの水分子の速さは、特に速いものもいれば遅いのもいます」という点が子供にもわかりやすそうです。(エネルギーの大小があるのは、ちょっと人間社会と似ているなと思いました。)自分がいかに学校で勉強してこなかったかが恥ずかしいですが、大変ためになりました。ありがとうございました!

noname#62864
noname#62864
回答No.2

水や氷は通常、水蒸気と共存します。その水蒸気の圧力は温度とともに上昇し、100℃において1気圧になります。つまり、水蒸気圧が1気圧になる温度が沸点であるということです。 沸点よりも低い温度でも、蒸気圧が0でない限りは水や氷は気化します。例えば常温での水蒸気圧は30分の1から40分の1気圧程度ですので、気化は起こります。もちろん、温度が高い方が気化は起こりやすいといえるでしょう。

KIZUNA23
質問者

お礼

蒸気圧がゼロでない限り、100度でなくても水は蒸発(気化)するのですね。ありがとうございます!

  • tunertune
  • ベストアンサー率31% (84/267)
回答No.1

100℃になると「沸騰」しますが、水は普段から蒸発しています。 水の分子は温度が上がると元気になり、水面から飛び出していきます。 つまり蒸発します。 100℃になると、飛び出していく力が気圧に勝ってしまうから沸騰します。標高の高いところでは低い温度で沸騰するのはこのためです。

KIZUNA23
質問者

補足

早速ありがとうございます!わかりやすいです。気圧よりも元気になるんですね。もしよろしければ「普段から蒸発している」の部分に補足をお願いできませんでしょうか?もともとそういう性質ということでしょうか?よろしくお願いいたします。

関連するQ&A

  • プロパンガスの自然気化量について

    プロパンガスの自然気化量について教えてください。 50kgボンベ1本(-5℃、連続4h使用)の自然気化量は、1.8kg/h、 ボンベ10本なら18kg/hの発生があるらしいのですが、貯槽内に2tの液化プロパンがある場合、単純に72kg/hの自然気化があると考えていいのでしょうか(絶対違っているとは思いますが。)? 気温と連続使用時間によって条件がかなり違うとは思いますが、どうかよろしくお願いします。 ついでにもう1点教えて欲しいのですが、プロパンの性質表を見ると、1m3 のガス重量(0℃、1atm)は1.96kgと書いてあるのですが、液状の高圧ガスの場合と、気化後の低圧ガスの場合では、1m3あたりの重量は同一なのでしょうか、それともまったく違うのでしょうか。 ど素人ですみませんが、どうか教えてください。  

  • 真空と気化熱

    とある博物館での実験で、常温の水の入ったグラスを真空装置の中にいれ真空にしていくとやがて、水が沸騰し始め、なんと、凍ってしまいました。 常温の水が沸騰するのはなんとなくわかりますが、凍ってしまうのが理解できません。気化熱のせいだという簡単な説明しかありませんでした。科学に疎い私にはさっぱりわかりません。そこで質問です。 1 どうして、凍るほどこんなに激しく気化するんですか。つまり、真空になってくると、気化しやすいということですか。 2 あるサイトで、「砂漠地帯では素焼きの壺に水を入れ、放置すると、壺の外側にしみ出てきた水が蒸発するとき気化熱をうばい、中の水が凍るということもある。ただし、これは湿度の低い砂漠での話で、日本のような湿度の高いところでは無理である。」とあり湿度の問題なのですか。 3 キッチンの100度で沸騰しているお湯は、火を止めてもなぜ凍らないのですか。 4 気化ってどうゆうときおこるんですか。

  • プロパンガスの自然気化量について

    プロパンガスの自然気化量について教えてください。 50kgボンベ1本(-5℃、連続4h使用)の自然気化量は、1.8kg/h、 ボンベ10本なら18kg/hの発生があるらしいのですが、貯槽内に2tの液化プロパンがある場合、単純に72kg/hの自然気化があると考えていいのでしょうか(絶対違っているとは思いますが。)? 気温と連続使用時間によって条件がかなり違うとは思いますが、どうかよろしくお願いします。 ついでにもう1点教えて欲しいのですが、プロパンの性質表を見ると、1m3 のガス重量(0℃、1atm)は1.96kgと書いてあるのですが、液状の高圧ガスの場合(0.3MPa~1MPa程度)と、気化後の低圧ガスの場合(0.1MPa)では、1m3あたりの重量は同一なのでしょうか、それともまったく違うのでしょうか。 ど素人ですみませんが、どうか教えてください。

  • 60℃ぐらいで蒸発するような、気化しやすい水はありますか?

    オイルヒーターを使うと乾燥します。 乾燥を止めるためにオイルヒーターに加湿機能のボックスがついており、オイルヒーターの温度が上昇すると、水が蒸発する仕組みになっています。 しかし、100℃までいかないため蒸発せず、乾燥してしまいます。 そこで、蒸発しやすい何か化学物質を配合した液体はありますか? 体に害がないことを条件でお願いします。

  • 海水がすべて蒸発すると、気温・気圧などはどうなるか?

    海水がすべて蒸発すると、気温・気圧などはどうなるか? 宇宙戦艦ヤマトの最初の話では、遊星爆弾で地球の海がすべて蒸発しています。 そこで、戯れに、地表の70%が海で、海の平均の深さが3700mとすると、平均で約2600mの水が空中からのしかかる気圧になるのか、すると10mで約1気圧だから大体260気圧ぐらい?これは大変だなあ、と笑っていました。 ところが、ふと、これは水の臨界圧力を超えてないか?という疑問が浮かびました。 水が臨界圧力を超えても液体にならないためには、臨界温度の摂氏374度以上でないといけない? 深海の底だったあたりだと、かなりまずいことになりそうです。 といって、遊星爆弾で水分が宇宙に飛び散ったとすると、海を元に戻すことは出来なくなります。 実写版のヤマトの予告編の映像を見ると、防護服を着込んで地表に出てるようですが、その程度の装備で地表に出るのはとても無理そうです。もっとも、最初のヤマトでは防護服さえなしに地表に人がいましたが(^^; まあ、ヤマトの設定に突っ込むのは、突っ込みどころが多すぎて無駄かもしれませんが。 私の計算は、あまりにもいい加減すぎて信用できませんが、どう考えても気圧は100気圧単位のオーダーになるはずだから、気温もかなり高くないといけないはずです。すると、放射能除去(この言葉もよくわかりませんが)しても、「熱」を地球から逃がさない限り海は元には戻りそうもありません。水蒸気にも温室効果があったような気がしますし。 それに、臨界点を超えた水は、普段目にしている水と性質がかなり変わるとも聞いています。 そこで、ここらへんに詳しい方で、海が全部蒸発したら物理的にどんなことが起こるかをお聞きしたいのです。どうなるのでしょうか?

  • お風呂上り、体に付いた水滴がなくなる訳

    ジャンルは化学なのか生物学なのかわからないんですが。 お風呂上りに体を拭かず別なことをしてると 背中などの水滴(お湯)がなくなっていることがあります。 この水滴はどこにいっちゃったんでしょう? 1)体の中に染み込んだ 2)空気中に蒸発した 1)今まで湯船につかってたので、そんなに早く吸収するなら 極端な話、お風呂のお湯が減るんじゃないか、と思うんです。 実際は浸透圧とやらで入って来ないんでしょうけど その辺の認識は適当です。 2)脱衣場が湿気ているのはこのせいだからか、と思ったんですが ヤカンで沸騰させてるほどの火力でもあるまいし そんなに早く蒸発ってするものなのか、と疑問です。 話は逸れますが、雨の日に湿度98%とかっていいますが 私には「それってもうほとんど水の中じゃん」って感覚です。 空気中の98%が湿気=水分って息苦しそう、な感じ。 酸素はどこ?息は吸えるの? すごいおバカな質問(と質問者)ですが、よろしくお願いします。

  • 冷風扇のしくみ

    冷風扇のしくみがいまひとつ納得いきません 私の理解では、水に風をあてて冷やす+それによって水が蒸発してその気化熱で冷えるということだと思うのですが(間違っていたら指摘してください) そうだとするとその風は水分をたっぷり含んだ風となるのではないでしょうか?ただでさえ蒸し暑くて除湿するところを加湿していることにならないのでしょうか? その点が気になって寝るときに使えば布団が湿ってしまいそうで購入をためらってしまいます それに氷を入れると涼しいのは当然ですが、水を冷やすと蒸発しにくくなるような気がしますし、元々湿度の高い夏は蒸発しにくいんじゃないでしょうか ならば冷風扇が一番効率的に働くのは気温が高くて空気が乾燥した冬という非常に矛盾した仕組みのように思います 実際のところはどうなんでしょうか

  • 圧力の低下で起きる現象

    1.例えば、燃料パイプ・タンクの圧力が低下すると燃料が気化しやすくなるのでしょうか?それは何故? 2.熱が発生して、そこに空気の加速が加わると、気温が0℃より高くても着氷が起きるのでしょうか?

  • 寒暖の感覚と分子の関係

    風を肌で感じる=肌に当たった分子を感じている。これは正しいですか? 気温が低いとき、空気の分子の動きがゆっくり。肌の分子よりもゆっくり。だから、肌の分子がその影響で、よりゆっくり動き、それを寒いと感じる。正しいですか? 水が蒸発するのは、水分の表面の分子が、より速い気体の分子につられて速くなり、気体になる。正しいですか?その時に生じる気化熱を、「熱」「奪う」という単語なしで説明してください

  • 地球温暖化で溶けた氷河の水のゆくえ

    地球温暖化というけれど、氷河から溶けた水は本当に海面上昇にしか寄与しないのでしょうか? 氷河の溶けた体積から考えて、平均気温上昇に伴う飽和蒸気圧の上昇で飽和水蒸気量は20℃で17.31g/m^3が20.5℃で17.8331g/m^3で気温が2.5%上昇すると飽和水蒸気量は3%増える。空気中で吸収される割合の方が大きい。 氷の融解熱、蒸発潜熱考えてもなんとなく納得できないのですが、誰か教えてもらえないでしょうか?物質収支とかエネルギ収支とか合うのでしょうか? 人に何故と聞かれて、よう答えられませんでした。