limitについての質問です
- lim(n→∞){1/n+n/(n^2+1)+n/(n^2+2)+...+n/(n^2+(n-1)^2)} = lim(n→∞)Σn/(n^2+(k-1)^2)
- lim(n→∞)b^n/n!(bは実数) = lim(n→∞)b/1×b/2×b/3×...×b/n
- 指摘を受けてがんばって説いてみたのですが、両方ともそれぞれここで止まってしまいました。なるべく詳しい解説よろしくお願いします。
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(1)lim(n→∞){1/n+n/(n^2+1)+n/(n^2+2)+...+n/(n^2+(n-1)^2)} =lim(n→∞){n/(n^2+(1-1))+n/(n^2+(2-1)^2)+...+n/(n^2+(n-1)^2)} =lim(n→∞)Σn/(n^2+(k-1)^2) =lim(n→∞)Σn/(n^2{1+1/n^2×(k-1)^2}) (両辺に1/n^2をかける) =lim(n→∞)Σ1/n×1/(1+(k-1)^2/n^2) f(x)=1/(1+x^2) (2)lim(n→∞)b^n/n!(bは実数) =lim(n→∞)b/1×b/2×b/3×...×b/n =lim(n→∞)b/(n-(n-1))×b/(n-(n-2))×b/(n-(n-3))×...×b/(n-(n-n)) 指摘を受けてがんばって説いてみたのですが、両方ともそれぞれここで止まってしまいました。なるべく詳しい解説よろしくお願いします。
- tofuji
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前回の回答は記録されていますでしょうか。 それがあれば話が早いのですが、私も手元に残していないので、改めて書くことにします。(せめて補足かお礼を書いてくださればメールで記録が残るから便利なのですが。) 先ず簡単な(2)の方から。 (2) A(n)=b^n/n! と置き、A(n+1)とA(n)との比の絶対値について考えて見ますと、 |A(n+1)/A(n)| =|b^(n+1)/(n+1)! / (b^n/n!) | =|b/(n+1)| と書けます。 ここでnが増加に伴う|A(n+1)/A(n)|の変化を見てみます。 n<|b|-1 の間は |A(n+1)/A(n)|>1ですので、|A(n+1)|は|A(n)|より大きくなり発散の傾向を見せますが、n>|b|-1 となると状況が反転し、A(n+1)|は|A(n)|より小さくなり収束の傾向を見せます。実際、n→∞で、 |A(n+1)/A(n)|=|b/(n+1)|→0 (n→∞) となりますので、n→∞ で |A(n+1)| →0になります。 このことから、 lim(n→∞)A(n)=lim(n→∞)b^n/n=0 ということが分かります。 (1)はΣの式にしてから少し違うようです。 >=lim(n→∞){n/(n^2+(1-1))+n/(n^2+(2-1)^2)+...+n/(n^2+(n-1)^2)} =lim(n→∞) [k=0→n-1]Σn/(n^2+k^2) =lim(n→∞) (1/n)[k=0→n-1]Σ1/{1+(k/n)^2} あとは、この式のlimの中身を∫f(x)dxを使ったはさみうちで [x=0→1-1/n]∫f(x)dx ≦ (1/n)[k=0→n-1]Σ1/{1+(k/n)^2} ≦ [x=1/n→1]∫f(x)dx +1/n となりますので、この右辺と左辺の積分を実行してn→∞とすると、両方とも π/4 に収束しますので、はさみうちにされた (1/n)[k=0→n-1]Σ1/{1+(k/n)^2} もn→∞で π/4 に収束することになります。 したがって、 lim(n→∞) (1/n)[k=0→n-1]Σ1/{1+(k/n)^2} =π/4 と無限級数を得ることができます。 (積分は自分でやってみてください。x=tanθとおけば簡単に実行できます。)
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