• ベストアンサー

電力需要にあわせて原子炉は簡単に停止、稼動、また長期に渡って使用停止したりできるのでしょうか

昨今の異常気象で、水力発電に頼る国々は、その供給源を火力に頼り大幅なコストアップを生んでいます。そん中、原子力を持たない国は、自給率を高める為に原子力の導入を考えています。果たして、原子炉は、都合のいい時だけ稼動させ、どれだけ無稼動で維持できるのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • yakyutuku
  • ベストアンサー率14% (267/1890)
回答No.3

 すいません、私よりずっと深い知識をお持ちのようです。正直、具体的に何年無稼動が可能かという情報は持ち合わせておりません。ただ原理的には起動時の点検項目が増えるだけで、長期停止も問題ないのではないでしょうか?もちろん長期停止をすれば、燃料棒(PBMRは棒とは呼ばないかな)は交換が原則です。ただ、停止中も確実に定められた寿命は減っていきますし、炉が最も傷むのは、起動と停止のときです。点検や燃料棒交換が入ればコストもかさみます。原発は初期コストが高く運転コストが低いという特徴から、寿命のうちどれだけ長い時間運転をできるかということに各電力会社が力を注いでいます。(これが日本の電力会社の隠蔽体質の原因ですよね) 当然ご存知かと思いますが、PBMRのメリットは長期的な需要の増加に少しずつ答えることがメリットとして考えられていますが、減少を含めての発電量調整に使用するという考えはあまりないのではないでしょうか?

petiopetio
質問者

お礼

今まで水力で100%補えてきたものが、水不足、経済成長による需要の増大で、不足分を原子力で補うことを考えた時、どういった技術を導入するか、グローバル的な綿密な試算が必要だということがわかりました。ありがとうございました。PBNRは、小規模の電力網を構成できるという情報もあるのですが、燃料交換の必要性がなければ、更に都合がよくなります。 参考になりましたありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • komimasaH
  • ベストアンサー率16% (179/1067)
回答No.5

黒鉛原子炉のチェルノブイリが事故を起こしたのは 負荷変化試験をやって暴走したといわれているようです。 原子炉の形式によっては負荷変化を急激にやると不安定になる。 PWRやBWRは、大体発生させた熱の2割くらいを電力に換えると 思っておけばいいでしょう。発電所というのは所内で負荷が 必要です。他の発電所から供給すればいいではないかと 考えかねませんが、系統がブラックアウトしたらどうしようも なくなりますので自分で供給しなければなりません。 原子力発電所は所内負荷が大きいので、所内負荷だけ 供給して運転するのは不経済でしょうね。 小型の原子力発電所をいっぱい作ってというアイデアは昔から あるようです。系統全体の負荷変化曲線が滑らかになり無駄に ならないという単純な論理です。しかし立地の難しい日本では机上の空論でしょう。 第一に用地の確保費用は大体建設費の10倍はかかると考えてもいい くらい巨額です。用地代だけでなく、漁業権の補償やら、自治体に対する補償などです。 また発電電力では継続的に保証金が支払われます。 原子炉本体を設置するための岩盤のある土地もあまりありません。 しかし、中国は今後原発を100基くらい作ろうという話ですから ご質問の内容は当然課題に入ってくるでしょうね。専門家だって 今から考えることではないでしょうか。

  • yakyutuku
  • ベストアンサー率14% (267/1890)
回答No.4

すいません、ちょっと説明間違いかもしれません。発電しながら燃料交換のできるPBMRの場合、長期停止後の再起動といえども、燃料交換はしないかもしれません。

  • yakyutuku
  • ベストアンサー率14% (267/1890)
回答No.2

停止はないと思いますが、フランスには出力変換型原子炉があります。というのもヨーロッパの水力(風力)発電に頼る国は、電力不足になるとフランスからの買電に頼ることになります。フランスは発電の大部分(8割だったかな?)を原子力に頼っていますし、(足りない分はフランスから買うから)ヨーロッパの電力需給はフランスが被る事になりますので、(火力で調節できる量を超えているので、)原子力発電でも発電量のコントロールを行っています。ただし燃料棒の劣化、炉の劣化、リスク増大が懸念されるので、あまり効率のいいことではありません。また原子炉に限らず大型施設は維持だけでも金がかかるので、無稼動でおいとくことは制御棒さえ突っ込んどけばできますが、そんな不経済なことはやりません。それに起動させるのはけっこう面倒です。そもそも自国の電力の消費量以上に原発があるのはフランスだけですし、そのフランスでも出力を落とすだけです。少なくとも火力の代替に原子力を求める国なら、他の火力をとめるだけです。水力の代替に原子力を作るには、原子炉は燃料コストならともかく(最近こっちも高いが)、建設コストが高すぎます。  あとは点検時期を、電力消費の少ない時期に持ってきます。これはどこの国でも常識的に行われています。ヨーロッパでは冬を乗り切るために夏に点検を(近年は違います)、日本では夏を乗り切るために昔は冬に、今は秋に点検を持ってくることが多いです。水力に頼る国なら、雨が多い時期に点検を持ってくるでしょう(実例があるかどうか知りませんが)。

petiopetio
質問者

補足

早速の回答ありがとうございます。参考になりました。経済的に維持においてもコストがかかるというは理解できますが、例えばシンプルで建設コストが低いとされる、PBMR(Pabble Bed Modular Reactor)の場合はどうなんでしょうか?無稼動期間というのはどれくらいが限界なのでしょうか?

  • ymmasayan
  • ベストアンサー率30% (2593/8599)
回答No.1

原子力は火力と同じかそれ以上に稼動停止が難しいです。 しかも発電しなくても燃料はある程度自然減耗します。 従って電力会社は原子力→火力→水力の優先順で負荷に対応します。 夜間に水を汲み上げて昼間発電する揚水式発電所やオール電化、 また工場等の昼間の電力を大幅に高くしているのも電力負荷を平均化するためです。 平たく言えば原子力をとめたくないのです。

関連するQ&A

  • 【電力会社の火力発電の電力使用量が100%を超えて

    【電力会社の火力発電の電力使用量が100%を超えても国民に電気を供給出来た本当の理由とは】 電力会社が原子力発電を全て停止して火力発電で全て賄えたのは火力発電のピーク時に火力発電の排熱を利用して動作する予備発電機としてガスタービン発電機の設備があったから使用電力量が100%になっても実は排熱を利用したサブ発電設備が裏で稼働していたのでインターネット上から国民が見れた電力使用量標準サイトのパーセンテージは100%を超えても供給量は実際には100%以上の発電量能力があったというオチだった。 で実際のところ、サブシステムのガスタービン発電の稼働率はどれくらいだったのでしょうか? 全国の原子力発電が全て停止されていたときのサブシステムのガスタービン発電稼働率を教えてください。

  • 日本の主な電力供給源は「火力」ですか?「原子力」ですか?

    現在、日本の主な電力供給源は「火力発電」でしょうか?「原子力発電」でしょうか?

  • 電力の発電について

    素人考えて恐縮なのですが、以下教えていただけますでしょうか。 (1)原子力は、火力や水力よりも現代社会において何故、推進されるのか? (2)私達、電力を使用する側として、発電方法が火力、水力、原子力の違における、ベネフィット(恩恵)の違いはあるのか? (つまり、原子力発電により発電された電力を供給されている地域は火力、水力で発電された電力を使用する地域よりも電気代が安い、等。) (3)もし、上記(2)において、電気代の違い等が発生せず何れの発電においてもベネフィットに違いが無い場合、電力を供給する側はどのような理由の元、火力や水力では無く原子力を推進するのか?

  • 壊れた原子炉も冷温停止状態になるのですか?

    壊れた原子炉も冷温停止状態になるのですか? 毎日新聞 10月27日(木)2時30分配信の毎日新聞の記事で、「<福島第1原発>1~4号機の廃炉まで30年以上」と言うものが掲載されていました。 その中で、『報告書案によると、廃炉措置は原子炉の「冷温停止状態」を年内に達成したうえで』と言う一文があります。そもそも、福島第一原発の原子炉って、津波で壊れてしまっていますが、「冷温停止状態」ってありえるのですか? 「冷温停止状態」の定義とは、「原子力発電所などにおいて、原子炉内の温度が100度未満となり原子炉が安定的に停止した状態のこと。」と、書かれていました。 私は、「冷温停止状態」と言うのは、「正常に稼動している原子炉の一つの状態」を表しているという理解なのですが、壊れてしまった原子炉にも適用される言葉なのでしょうか? メディアでも、時折「福島第一原発が冷温停止状態に~」と伝えられるのですが、これはありえる状態なのでしょうか? 可能であれば、専門家の方の意見を聞きたいと思ったのですが、どこに質問すればよかったのかわからないので、詳しい方がいらっしゃいましたら、ご教示いただけないでしょうか?

  • 原子炉臨界

    ある方が,「原子力発電所にテロリストが飛行機で自爆テロを試みても,原子炉の低濃縮ウランでは臨界が起きないから大丈夫」と説明しておられました. 私は,稼働中の原子炉は常に臨界状態で,制御棒でコントロールしているので,20センチの鋼鉄製の圧力容器や鉄筋コックリート製の格納容器や建屋が損壊した場合は,当然に放射性物質が散乱して危険だと思っておりました. 違うのでしょうか?

  • 原発定期点検で原子炉の中に入れる?

    原子力発電所の定期点検で、原子炉(おそらく格納容器、圧力容器)内で作業する様子をテレビで観ました。運転停止中といえど、一度稼動した原子炉内に生身の人間が入れるものなのでしょうか。

  • 長野県の電力供給源はどこの発電所ですか

    長野市の電力供給源はどこから来てますか、水力、火力、原子力、発電所を教えてください。        同じく水道供給源はどこですか、教えてください。

  • 新しい設計思想に基づく原子炉を提案します。

    3.11福島原発事故の原因は発電停止の際に必要な原子炉の冷却が出来なかったことです。 その原因は6千ボルトの外部電源と非常用発電機の両方が機能しなかったことです。 その対策として電力各社は電源車を導入し、二重系のシステムを三重系にしました。 技術の根幹を知らないど素人の発想と言わざるを得ません。電源は三重系でもポンプは一重系です。 そこで全く新しい設計思想に基づく原子炉を提案します。強力な消防車で海水で直接原子炉を冷やせる構造にするのです。その間に6千ボルトの外部電源を復旧すればよいのです。 原子力発電の専門家に質問です。私の提案する新形原子炉をどう思われますか?

  • 原潜や原子力船の原子炉を平時に発電用に利用する?

    中国等の一部の国が海軍力を拡張しています。 そこで日本も防衛力の整備の必要性があると思うのですが、有事の際だけというのはもったいないような気がします。 そこで、イージス艦等の自衛艦を原子力推進とし、原潜等もつくり、平時にはこれらの原子炉を発電につかい、専用ケーブルを使い陸上の変電所に接続することは不可能なのでしょうか。 各船舶の構造上の問題もあるのでしょうが、今後作成する軍事用艦艇(もしくは現存のものも改造する。)では発電して電力をつくり、モーターで推進するようにすることは不可能なのでしょうか。 (有事の際にはそれで推進し、平時には変電所に接続して電力供給に使うわけです。原子炉出力を発電所なみに大きくし、平時にはパイプ等でつなぎ地上の熱交換器や発電設備と接続し、有事にはそれと切り離し軍事用船舶として使おうとするものです。) 専用の港湾施設等がいるものの、例えば老朽化した発電用原発の設備から原子炉だけを撤去し、これらの船舶と港湾をつくれば発電設備も再利用でき、一石二鳥のようにも思えるのですが、どんなものでしょうか。(特に技術的な点から答えていただければと思います。) 投稿日時 - 2011-08-27 12:38:17

  • 夏までに、原子力航空母艦を借りて、電力を補う

    夏までにできたらいいこと、できていたらいいことを考えています。 素人私見ですので、専門的な意見などを頂けましたらありがたいです。 ■原子力航空母艦をアメリカから2隻借りて、電力を補う 以下計算式は借り物です。 ------- ニミッツ級原子力空母(原子炉2基、機関出力260,000馬力)の場合、 原子炉1基の熱出力は2基で約120~180万kW。 商用発電の効率で発電量に換算すると約40~60万kW程度。 間をとって50万kWの発電能力があるとすると、一般家庭の電力消費は、 日本全国で平均すると、おおむね1ヶ月で約300kW。 1日に割り返すと約10kW程度となるので、 約5万世帯=人口約15万人程度の地方都市が1日に使用する量、ということなります。 人口15万前後の都市というと、関東圏なら埼玉の深谷市や茨城の土浦市、 中部圏なら岐阜の大垣市や愛知の豊川市、関西圏なら大阪の守口市や兵庫の川西市、 九州圏なら長崎の諫早市や熊本の八代市、あたりです。 ------ 工業地帯近辺に滞在して電力を供給してもらいます。 供給可能な工場総数が稼働できなかった場合の経済的損失の合計を コストとしてはどうでしょう。 (または、おもいやり予算で相殺、、)