• ベストアンサー

高分子の熱安定性について

とても基本的なことなのですが、高分子の熱安定性って何で決まるのでしょうか。例えば、高耐熱性の高分子としてポリイミドがあると聞いたのですが、なぜポリイミドは熱に安定なのでしょうか。化学構造を基に説明して頂けませんでしょうか。 さらに、その熱安定性を、理論計算によって求める(予測する)ことは可能でしょうか? よろしくお願いします。

noname#30763
noname#30763
  • 化学
  • 回答数2
  • ありがとう数2

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • nayamukun
  • ベストアンサー率46% (14/30)
回答No.2

・芳香環や複素環などの剛直な構造がパラ位でつながったもの ・自由体積が小さいもの が一般的に耐熱性が高くなります。 スーパーエンプラと呼ばれるポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリサルホン(PSF)、ポリエーテルサルホン(PES)、ポリアリレート(PAR)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリイミド(PI)の共通点は上の2つです。 耐熱性を予測するなら、まずはガラス転移温度を推算してみるのが手っ取り早いと思います。 物質研などでも研究されていると思いますが、市販ソフトもいくつかは出ていると思います。 例)http://www.molworks.com/ja/case/index.html 使ったことがないので、これ以上のコメントはできませんが。 目的は、既にあるスーパーエンプラを超えるエンプラの設計ですか? 工業的に実用性のある分子を設計できる余地はかなり少ないのでは。 無機材料とのハイブリッド化が最近の主流だと思います。

noname#30763
質問者

お礼

ありがとうございます。 とてもよさそうなフリーソフトですね。全然知りませんでした。 さっそくDLして試して見たいと思います。 本当にありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • mojitto
  • ベストアンサー率21% (945/4353)
回答No.1

理論計算は苦手なので回答はできませんが、構造からある程度「強そうだ」と判断することはできます。 基本的には共役構造や分子間力があればあるほど強度も増して、熱的にも安定します。 共役構造を持つとヒモから針金へ(ヒモ自体の強度が増す) 分子間力が合わさるとヒモから綱へ(より合わさって強くなる) ポリイミドは例えて言うのなら、ぶっといスチールワイヤーですね。 あまり参考にならなくてすいません

noname#30763
質問者

お礼

ありがとうございます。 とてもよくイメージできました。 ぶっといスチールワイヤーですか。 もっと強いスチールがほしいです・・・

関連するQ&A

  • 高分子の証明

    実験で何を作ってもよいとのことだったので、ポリイミドを合成してみました。そこで疑問なのですがポリイミドが高分子であることを示すにはどうしたらよいのでしょうか。院生からは「ライターで炙ってみたら」との助言をもらいましたが、意味がわかりません。彼は耐熱性ということがいいたかったのでしょうか。

  • 水素分子、酸素分子の生成熱(???)

    一応理科系の専門職の者ですが、化学がとっても苦手なので助けて下さい。今、あるデータブックで分子の生成熱ΔH(kcal/mol)の実験値を調べていたのですが、 Hydrogen H2 0(ゼロ)kcal/mol Oxygen O2  0(ゼロ)kcal/mol となっていて ???? えええ??と思っています。 確か化学の教科書では水素分子の場合は結合することでエネルギー的に得をするので、その分の熱を発生して水素分子になり、それが生成エンタルピーだと習った覚えがあります。確か 100kcal/mol位安定になるのだったと思うのですが、それと生成熱は全然違うものだったでしょうか? 私の理解では生成熱とは、 原子A + 原子A = 分子A2 - 生成熱ΔH で、生成熱ΔH 負の場合は放熱、正の場合は吸熱だと思っていて、分子になることで安定になるような水素分子は生成熱ΔHも負の結構大きな値だと思ってしまいます。 ちなみにデータ集には千種ほどのデータの羅列があるのですが、その他の分子の生成熱は例えば Methane CH4 -17.89kcal/mol Benzene C6H6 19.81kcal/mol Carbone dioxide CO2 -94.05kcal/mol Water H2O -57.80kcal/mol となっていて大体納得がいきます。 データブックがおかしいのかとも思ったのですが、こんな基本的な分子に関しての記載ミスでは絶対にない気がするのです。 私は何か根本的なことを勘違いしているのでしょうか・・・。もし勘違いをしているのでしたら御教え下さい。よろしくお願いいたします。

  • 化学的、熱的に安定とは?

    現代社会の勉強をしていて、フロンは科学的、熱的に安定していると書いてあったのですが、つまりどういうことでしょうか?化学は全く分からないので、どうか丁寧にご説明よろしくお願いします。

  • 分子構造と相転移温度の予測について

    分子構造と相転移温度の予測について 液晶について勉強中のものですが、結晶状態から液晶状態に転移する温度を知りたいと考えたとき、分子構造や分子式などの情報から予測できるような計算方法などがあったら教えていただきたいです。 できれば、Excellで計算して求められないでしょうか?教えてください!!

  • 2-メトキシテトラヒドロピランの安定配座

    以下の問題が解けません。 (問題) 2位の立体化学の異なる構造間で平行関係にあると考えられる2-アルコキシテトラヒドロピランにおいて、アルコキシル基がアキシアル配向をした配座のほうがエクアトリアル配向をした配座より熱化学的に安定である。これをアノマー効果という。2-メトキシヒドロピランの安定配座を描け。 この問題はフネ型を描いて、メトキシ基がアキシアルになるように描けばいいだけですか? このアキシアルの方が安定になるのはどうしてですか??エクアトリアルが安定だとばかり思ってました。

  • 分子構造を小学生にわかりやすく説明したい。。。

    検索したのですが、ほしい情報がなかったので 質問させていただきます。 小学生に「分子構造」についてわかりやすく説明したいのですが、 なんと言えばよいのでしょうか? ダイヤモンドとガンエンの分子構造モデルがあるのですが、 この違いについても説明しなくてはいけません。 私自身、化学について知識があるほうではありません。 むしろ、苦手分野です。 仕事で、小学生に化学に触れてもらうための展示があり その分子構造に説明をつけたいのです。 どなたか、小学生にもわかる説明を教えていただけないでしょうか? カテゴリがあっているか不安ですが、、 回答お願いいたします。

  • 異核二原子分子における分子軌道のエネルギー準位について

    無機化学の分子軌道理論に関する質問です。 等核二原子分子の場合の分子軌道のエネルギー準位の順番はおおよその傾向があるようなのですが、異核二原子分子の場合のエネルギー準位の順番はどのようにして予測するのでしょうか?なにか合理的な手段があるのかもしくは実験値に従うしかないのでしょうか?回答をいただけたら幸いです。

  • DNAの熱安定性

    こんにちは、現在、DNAの熱安定性について調べております。 化学カテでも同一の質問をさせてもらっておりますが、生物の方が良いのでは?とのアドバイスをいただき、こちらでも質問させていただきます。 ヌクレオチドをつなぐフォスホジエステル結合は何度位まで分解されずにいられるのでしょうか? 100℃以上でも耐えられるのでしょうか(たとえば、圧力鍋中とか炊飯器内、オートクレーブ)? そいうった化学結合の熱安定性について、まとめたサイトや計算サイトもご存知でしたら、教えていただきたく。 フォスフォジエステル結合に近い結合からの類推でも良いので、今後調べる上の知見をいただけたらありがたいです。 もし、フォスフォジエステル結合以外のところが、先に分解するなどあれば、ご指摘いただきたく。 よろしくお願いします。

  • 分子軌道法と混成軌道について

    ブルーバックスの付録でついてきたWinMOPAC3.0BBで分子軌道について遊んでいたのですが、わからなくなったので質問します。 メタンの分子を用いて混成軌道について考えようと思ったのですが、どの軌道が等価だからsp3混成なのかが良くわかりません。 いろいろ調べていると混成軌道は原子価結合理論に用いられているという情報もあったのですが、私の学校で使っている「現代の無機化学 共三出版」との矛盾が生じているのではっきりしたことがわからないので以下の3点の質問に答えて頂きたいです。 1.混成軌道の考え方が原子価結合理論だけの考え方ですか? 2.もし混成軌道が分子軌道法にも考え方として存在するなら原子価結合理論の混成軌道の考え方とはどう違うのですか? 3.もし混成軌道が原子価結合理論だけの考え方ならメタンなどの正四面体構造はどのように分子軌道法で説明がされるのですか? よろしくおねがいします。 p.s. WinMOPAC計算結果とHundの規則の矛盾ということで別の質問もしていますのでそちらにも答えて頂けると嬉しいです。

  • 高分子の滴定について

    大学院で無機化学を専攻している者です。 いま他の分野(高分子化学)についての実験の助手のバイトに携わっていますが、その実験というのが低分子と高分子の滴定の違いを学ぶものです。 高分子の滴定結果が、低分子の滴定結果と異なる理由を教えて頂きたいです。 ちなみに詳しい実験内容は、 酢酸とポリアクリル酸を水酸化ナトリウムで滴定し、pH曲線・終点・中和度a・pK-a曲線を求めたのちに低分子と高分子の違いを考えさせるというものです。 自身でも実験を行ってみましたところ、高分子の方が終点が早く訪れ、さらにpK-aのグラフも右上がりになりました。 酢酸もポリアクリル酸もカルボキシル基を有しているので、高分子におけるカルボキシル基が何かしら関係しているのではないかと考えています。 pK-aのグラフが右上がりになったのは、イオン強度が関係しているというヒントも教授にいただいたのですが、いまいちわかりません。 化学便覧などの文献や、ネットでもいまいちヒットしませんでした。 (高分子 滴定 ポリアクリル酸 カルボキシル基 などで検索しました。) 分析化学や高分子化学は専門にしている人ほどは分からないので、出来れば分かりやすくお願いします。 高分子の滴定に関するページのURLなども受け付けます。よろしくお願いします。