高齢者の人工膝関節手術の危険度とは?

このQ&Aのポイント
  • 高齢者の人工膝関節手術にはどの程度の危険があるのか気になるところです。手術によって死亡する確率やリハビリができなくなる可能性、手術の再度繰り返しや持病の悪化など、患者にとってのリスクはどのようなものなのでしょうか?
  • 81歳の高齢者の方が膝痛で苦しんでおり、関節の変形と軟骨の減少が見られます。医師からは手術が治療のオプションとして提案されていますが、手術の危険度に不安があり、患者にとってどのようなリスクがあるのか知りたいとのことです。
  • 高齢者にとっての人工膝関節手術の危険度は気になるところです。手術によって死亡する可能性やリハビリができなくなるリスク、手術の再度繰り返しや持病の悪化について知りたいとのことです。
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高齢者の人工膝関節手術の危険度

母親(81歳)が膝痛で苦しんでいます。 レントゲンで見ると関節の片側の隙間がほとんどなく、横から新たな骨が出てきています(O脚による変形、軟骨減少)。 水があるわけでもないのにジーンと痛み十分な睡眠も取れない状況です。 医者が言うには根本的に治すには手術でプラスチックを入れるしかないが、患者の要望によって行いますとの事です。 高齢で糖尿、高血圧等々の持病をもち手術には不安があり、なかなか踏み切れず、又このままの状態でも悪化する一方で辛いものがあります。 人工膝関節の手術に関しての危険度はどの程度のものでしょうか? 手術が元で死亡する確率、死亡した例はありますか? リハビリが出来なくて寝たきりになるようなことはあるのでしょうか? 手術を2度3度繰り返すようなこともあるでしょうか? これにより持病が悪化するようなことがあるのでしょうか? 等々どの程度の危険度のある手術なのか知りたくお尋ねいたします よろしくお願いいたします。

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  • soo-chan
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回答No.1

専門家です。 お母様が膝痛でお困りのようで、心中お察しいたします。 さて、変形性膝関節症に対する人工膝関節置換術(TKA)に関するご質問ですが、私が手術を行う上でいくつかの注意点、合併症についてお話していますので、一部を提示します。 1) 細菌感染;人工物は細菌に対して抵抗力ゼロなので、感染が成立すると最悪抜去するしかありません。完治(再置換)には半年~1年を要し、この間十分な運動が出来ないと車いすの生活になる方も居られます。通常、感染率は1~2%と言われてます。高齢で合併症(特に糖尿病)があればさらに上昇します。 2) 膝痛・拘縮;過重時の痛みなんかはかなり軽減されますが、中に術直後のリハビリ(曲げ伸ばし)が痛いため十分な運動が出来ず、痛みの悪循環に入って膝が固くなる人がいます。これも1~2%位でしょうか。術直後からの曲げ伸ばしの訓練を頑張ればあとはラクです。 3) 耐用年数;自分の関節でさえ80年しか保たなかった位なので、人工物では10-20年しかもちません。無茶な使い方をすると数年で骨との固定が緩んでしまい、人工関節が壊れ使い物にならないことがあります。 4) 全身的影響;麻酔・手術は人間のカラダにとって大きなストレスです。ストレスに対して人間は様々な反応を起こします。最悪、ショックになったり、血流が止まって(梗塞)脳、心臓、その他生きるのに必要な臓器が傷むと死に至ることはあり得ます。 他にも口頭でお話しすることはたくさんありますが、いろいろ不安をあおり立てるような事ばかりで返って心配なられたらゴメンナサイ。 でも、正直に言って、お母様が手術を行ってどう反応するかは手術してみないと分かりません。確かに40-50歳の方を手術するのとは違います。そのため、術前には様々な全身検査を受けられるでしょうし、体の予備能もある程度わかるでしょう。この予備能が手術ストレスに勝っているならさほど大きな問題は生じないでしょうし、あまりにも低いようだと高リスクとして手術には慎重にならざるを得ません。また、癌とは異なり、手術しないと生き死にに関わるわけではありませんので、主治医の云うように「患者の要望」で行います。つまりある一定の基準(癌がある)を満たしているから手術するのではなく、患者さんが「困っている」から手術するので、痛くても「困ってない=我慢できる」なら手術の対象にはなりません。 少なくとも、私の10数年の経験では高齢の方でTKA術後早期に亡くなった方は居られませんが、重篤な全身合併症を起こした方が高齢の方で4~5名、20~30%の方は何かしらの軽い合併症を生じます。上記のように感染された方が2~3名、拘縮を残す方が2~3%位でしょうか。 もう一度ダメを押しますが、80歳という年齢では親類縁者でもすでに亡くなれている方もご存じかと思います。手術もそういったことの引き金には成り得ます。100%安全な手術なんてあり得ません。 つまり、この痛い足で後生暮らすのと、危険を承知でTKAを行い痛みが激減した足で暮らすのとどちらがよいか、天秤にかけるしかないのです。 ここで私はたとえ話をします。 手術するのは険しい山を医者と一緒に登っていくものだと。医者があれこれルートを考えて手助けしながら頂上を目指します。途中崖があって足を滑らせる事もあるでしょう。高齢であったり大手術であるとその崖は深いので立ち直れなかったり、死に至ることもあります。ただ、頂上へ上ってしまえば後は平坦な下り坂です。ハッピーな結末が待っていることでしょう。 一方、手術しないと痛みは消えることは無いので、ゴールのない坂道をずーっと登らされる状況と考えてください。脇には崖なんて厳しいものはありませんし、途中で一休み出来るところはありますが、坂の終わりは決して見えません。緩やかであれば高齢でも耐えられるでしょうが、慢性的な負担です。 どちらが良いんでしょう。 正解はありません。良心に従って道を決めて下さい。 参考になれば幸いです。 ではでは

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質問者

お礼

お礼が遅くなり大変申し訳ございませんでした。 そして、ご丁寧なご回答、何度も読み返させてもらいました。 うーん 本当に難しいのですね。 でも、やはり今すぐの手術には踏み切れないと思います。 後で後悔するかも知れませんが。 今後、内科の主治医、整形外科のお医者さんの意見も聞きながら対処したいと思います。 こうしたほうがいいという意見は出ないとは思いますが。 貴重なご体験、誠にありがとうございました。

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