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人間が大気に押しつぶされない理由
ARCの回答
- ARC
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体の内側と外側の圧力が釣り合っている、というのは習ったとおりです。 皮膚の部分に注目してみると、皮膚の細胞があって、細胞は、細胞膜とその中身でできています。 細胞は細胞膜で密閉されているわけでなく、体液が細胞の内側と外側である程度自由に行き来できるようになっています。 んで、細胞の外側の圧力が上がると、体液がより圧力の低い細胞の内側に染み込んでいくんですね。 その結果、細胞の内側の圧力も上がり、最終的には細胞の外側と内側の圧力が釣り合い、細胞は押しつぶされずにすむわけです。 上記のようなことが、体中の全ての細胞に対して行われているわけで、これは、痛覚細胞にとっても同じなんですね。皮膚の外側からの圧力が、皮膚を圧迫し、その結果体液の圧力が上がります。この時点では痛覚細胞が圧迫されるので、圧迫感や場合によっては痛覚を感じるかも。 次に、圧迫された体液が痛覚細胞の中に染み込んで、細胞の内と外との圧力が均衡します。この段階で細胞の大きさは元に戻るので、圧迫感が無くなるわけです。 ちなみに、これを急激にやっちゃうと、細胞が圧縮されすぎて、死んじゃいます。 例えば、水深100m程で暫く泳いだ状態だと、体液→高圧力, 細胞内→高圧力 という状態になっていますが、一気に水面近くまで浮上すると、体液は外からの圧力と比例して圧力が下がりますが、細胞内から体液が染み出すのには時間がかかるため、体液→低圧力, 細胞内→高圧力 な状態になってしまって、細胞が破裂しちゃうんですね。
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