解決済みの質問
確かに、階級の撤廃を目指す共産主義国家に、なぜ特権階級が存在するのか疑問に感じます。
これは、マルクス・レーニン主義の構造的な欠陥に起因すると思います。
一言で云うと、階級闘争での指導層が、自らの権力を守ることに専念して特権階級化したということです。それを下記で説明させて頂きます。
まず、抑圧された労働者階級を解放するためには、資本家と闘争して革命を起こさなければなりません。
しかし、みんな抑圧されたままで、誰も立ち上がらなければ、革命はできません。
そこで、政治意識が高く、革命の使命に目覚めた一部の人達がグループを結成して、大衆を先導することになります。このグループを前衛党といいます。
革命が成功しても、労働者階級の敵である資本家が残っているので、これを打倒するためには、労働者だけが権力をもたなければなりません。これをプロレタリア独裁といいます。
また、革命後は、社会的・経済的な混乱が大きいので、これを鎮めて秩序を立てるには、前衛党に強い権力を与えて統制しなければなりません。この政治体制が民主集中制です。
さらに、革命が進展して資本家階級が完全に排除されれば、労働者階級だけが残るので、やがて階級自体の意味がなくなり、国家も消滅して万人が平等な社会が到来するというのが共産主義の目標でした。
しかし、途中から指導者が、自らに与えられた権力を守ろうとする気持ちが高じて、政敵を倒して自分だけに巨大な権力が一極集中する体制を作りました。これは、No.1さんが仰るように、人間の利己心が優先したということでしょう。こうして、スターリンや毛沢東のようなカリスマ・独裁者が登場し、その利権を維持するための官僚制が台頭したのです。
つまり、階級のない共産主義社会を達成するための過程として、前衛党やプロレタリア独裁、民主集中制等の概念を認め、そこに一時的な強権力を与えることを肯定したのに、権力を握った者は、それを手離したくないために様々な方法を行使した結果、特権階級が固定化されるという皮肉な現象になったのです。
手段が目的と化し、プロレタリア独裁は、特権階級の独裁にすり替わったわけです。国家が消滅する見込みもありません。
共産主義国家は、みな官僚国家であり独裁国家となる傾向にあるので、これは、上述のマルクス・レーニン主義自体に構造的な欠陥が内包していると考える他ないのです。よって、共産主義=マルクス・レーニン主義は、独裁者を権威付けする思想に転落したということができます。
結局、そもそもの理想は立派だったけど、将来の見通しに欠けたということでしょう。
投稿日時 - 2006-11-01 18:12:47
補足
マルクスはドイツ人なのにこのようなような思想をもってるんですね。
投稿日時 - 2006-11-02 09:32:49
お礼
ありがとうございました。
ヒトラーも
投稿日時 - 2006-11-02 09:36:59
7人が「このQ&Aが役に立った」と投票しています
ベストアンサー以外の回答(7件中 1~5件目)
>社会主義国家でしたか?
どの程度から「社会主義国歌である」かは意見の分かれる内容です。
少なくとも国家総動員方制定後は計画経済(配給制・工場生産物の規定・学徒動員などの強制労働)であり社会主義国家となったと考えられます。
言論の制限を課した大正時代以降と考える方もいます。
大日本帝国憲法自体が社会主義国家を目指した内容に近い(天皇の命令が経済活動にも可能)です。
ですから.明治維新以後の流れとして.「可能な範囲で天皇集権な社会主義国家体制を樹立して行く」という一連の流れを読み取ることもできます。
投稿日時 - 2006-11-03 04:34:57
補足
天皇陛下が政権を取ってる頃のお話ですね。
投稿日時 - 2006-11-03 13:02:57
お礼
ありがとうございました。
投稿日時 - 2006-11-03 22:33:52
ANo.3 です。
<日本の共産党もこういったものですか?
日本共産党は、中・ソの実情をみて、
中・ソ共産党の指導に反発して、
比較的早くから中・ソ共産党とは仲が悪かったです。
((旧)社会党は中・ソ共産党を崇めていたようですが…。)
日本共産党が政権を取ったときに、どうなるかは、
彼らが政権を取ってみないと分かりません。
投稿日時 - 2006-11-02 14:14:48
補足
北朝鮮はどんなのですか?
投稿日時 - 2006-11-03 22:34:29
お礼
ありがとうございました。
現状ではありえませんが。
投稿日時 - 2006-11-02 15:56:54
社会主義は
>自由競争の資本主義で経営者、労働者の階級をなくし平等を目指してる
なんてことはしていません。
松形デフレで.天皇と財界に日本の富を集めて.財界と天皇の発達だけを目指したのが日本の社会主義ですから。
それと.リーニンをよく読みなおしてください。
レーニンは.ロシア王朝の後釜にレーニンたちのグループが入ることを希望しましたが.下層階級の編入を見とめず.下層階級のまま地位を保つことしかしていません。
共産主義をマルクスは唱えました。しかし.だれも実施していないのです。
特定の人々にだけ富が集まる社会主義大制を実施しています。
ただ出身が「王族貴族系」(天皇・中国の誰でしたか)か.地方の豪族(といってよいか疑問, ヒットラー・ムッソリーニ)か.貧困階層(レーニン)かのちがいはありますが。
投稿日時 - 2006-11-02 04:01:32
補足
ロシア、北朝鮮、中国あたりが社会共産圏ですね。
投稿日時 - 2006-11-02 09:34:39
お礼
ありがとうございました。
日本も昔は、社会主義国家でしたか?
投稿日時 - 2006-11-02 15:52:05
経済学の立場から一言。
社会主義社会と資本主義社会は、市場原理を取り入れているかどうかで大きく異なっています。
市場原理を取り入れていると「誰がどこで何をどれだけ生産できどれだけ必要としているのか」が、明示的ではないものの価格システムによって、生産から消費までに渡ってわかるようになっています。
しかしながら共産主義社会では誰かが「誰がどこで何をどれだけ生産できどれだけ必要としているのか」を調べて生産から消費までを計画することになります。
このような「計画」を決めるためには、巨大な官僚機構が必要となります。この官僚機構がエリート、幹部、ひいては独裁者を生み出すのです。
ちなみに古代人にとって、収穫物を解体して個々の家庭に分けることを最上の特権としていたそうです。まさに社会主義社会の官僚はこの特権を独占しているのです。
投稿日時 - 2006-11-01 21:48:27
補足
どうも北朝鮮のイメージが。
投稿日時 - 2006-11-03 22:35:33
お礼
ありがとうございました。
日本でも無駄な公務員多いですから。
投稿日時 - 2006-11-02 15:50:58
マルクス・レーニン主義なんて遠い昔(学生時代)に勉強しただけなのであまり上手く説明する自身はありませんので,ご参考まで‥
確かに階級を排除して理想とする平等主義を貫くものですが,国家という存在を維持する以上,必ず指導者が必要となります。ある指導者が私利私欲に走り,保身に向かった場合自分の忠実な部下となるものを取り上げ,更なる安定化(国家としてではなく保身の意味で)を進めます。その結果,忠義的な者を集め,あるいはそのような教育を施し,自分の立場を確固たるものに作り上げていきます。逆に,自分の意思に反する者はどんどん切り捨てます。そして指導者から独裁者(独裁国家)に変わってしまうのです。
それが今の北朝鮮の姿です。父親の代から父の威光で側近をまとめ上げ,自分の意に添わない者を裸同然で放り出す。一度幹部になった者は切り捨てられたくないがために指導者に媚びる。今ではご存じのとおりやりたい放題です。
投稿日時 - 2006-11-01 20:24:08
補足
最近来た朝鮮問題が報道されてますが、父金日成の時代もひどかったのですか?
投稿日時 - 2006-11-02 09:25:54
お礼
ありがとうございました。
労働党と共産党は同じなんですね。
投稿日時 - 2006-11-02 09:32:02