• 締切済み

フランス・パリの物乞いの人々について

フランスはパリの街中で、よく物乞いの人を見かけます。かなり驚くことに、10代の女性(特に白人、イスラム教徒)までもがいて、この国の社会状況はどうなっているのかと疑わざるを得ません。 さて、きょうは子供連れの親子がスーパーの前で物乞いをしていました。母子家庭かどうかは別としても、これだけ社会保険が手厚い国で、生活保護も出ないのかと困惑してしまいます。もちろん、フランスに限らず、どの国でも発展国の貧困問題はあるでしょう。それにしても、と思います。 このような若い女性や親子が物乞いをしなくてはならない社会状況・問題はどこにあるのでしょう? また、このことを論じた書籍(日仏英語、どれでも可)や新聞の論説、あるいはサイトなどがあれば、ご教示ください。

みんなの回答

回答No.3

un monde sans vagabonds, telle est l’utopie de la societe de touristes . le monde diplomatique aout 2000の記事を読んでみて下さい。 上記の文章は、その中にある一文です。色々と考えさせられる 事柄が述べられております。定住して生活をする人々から見る 社会とフランスで gens de voyage(直訳:旅の人→流浪の民) と言われている人では、考え方が違うようです。 フランスの貧困はここ30年で大きく改善してきています。 1970年代に15%辺りが、2001年では6%程に それでも貧困線(一人当たり月間480~650ユーロ 約85千円)以下の人口は3百万人おりますから。 ご存知のように、最近は高齢者よりも18歳から 24歳の貧困が大きな社会問題になっております。 詳細は添付統計局の史料を。ご覧下さい。 http://www.insee.fr/fr/ffc/chifcle_fiche.asp?ref_id=NATCCF04405&tab_id=58

参考URL:
http://www.monde-diplomatique.fr/2000/08/MICHEL/14093.html
jojo-jojo-jojo
質問者

お礼

どうもありがとうございます。おっしゃるように、多面的にとても興味深い記事でした。いろいろ考えさせられます。 いわゆるホームレスのあり方が西洋と日本(東洋まで含むかは浅学ながらわかりませんが)とでは歴史的な意味合いがかなり変わるようですね。「『正しい』ホームレス」、「『間違った』ホームレス」という視点、それを許容する社会のあり方など、学ぶ点が多かったです。 「物乞い」のなかにも、たしかに、けっこう身だしなみのしっかりしていた若者がいたのですが(笑いながら「ニーハオ!」なんて声をかけられたのですが)、この論説を読んで腑に落ちました。彼らはまさに現代の「Vagabond」なのですね。 さてそれとは別に、若年層の失業率の高さは昨年のCPE問題でその原因について自分なりに調査してみました。これが「極貧」に結びついているのでしょうか? これはちょっと思っても見ませんでしたが、よくよく考えればある意味において当然ですね。しかし、その失業から生じる貧困がchariteを受けるほどまで仕事がないのでしょうか? フランス社会には歴然と「社会階層」が存在し、日本以上に教育格差、経済格差が激しいこと、しかもこれが日本のように「努力すれば何とかなる」と言ったレベルのものではないことも知っております。パリ北部郊外の移民系の若年層の失業率が圧倒的に貧困率を押し上げていること、不法移民の不法労働の問題、失業手当のほとんど詐取とまでみられる受給が国家予算を圧迫していること、それらを差し引いても、やはり一部のパリの若者は施しを受けなくてはならないのでしょうか?

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • yakyutuku
  • ベストアンサー率14% (267/1890)
回答No.2

スラブ系を初めとした東欧系、ユダヤ系、あとはアフリカから帰ってきた旧植民系が多いと思います。トルコ系がいてもおかしくないですが、トルコ系はかなりドイツにねづいているので数は少ないですかね?ヨーロッパ同士の場合、南欧からの移動は少ないと思います。そこまで大きな経済格差が無いので、寒いところへ移民はしないのではないでしょうか?  中国はフランスから遠いですし、中東系も、産油国でかなり仕事があるため遠いフランスまで来る人は少ないと思います。あと今回の質問とは関係ありませんが、豊かな中国系の移民は、カナダ、アメリカへの志向が強いです。アフリカ系は少なくないと思います。ただし白人植民との混血が少なくないので、コテコテの黒人とは限らないですよ。移民問題は、アルジェリア等旧フランス植民地から来た人と、その他の地域からの移民で背景が違うので、その辺も難しいです。

jojo-jojo-jojo
質問者

お礼

ありがとうございます。 まず、中国系はフランスには相当数がいます。 中国系移民 http://news.kyodo.co.jp/kikaku/shiten/euro200004-15.html これは最近の動向ですが、もともとパリ13区はチャイナ・タウンが形成されています。 http://www.cnc.takushoku-u.ac.jp/~kakyonet/public_old_html/japanese/column/021206_huaqiao_paris13_1.html アラブ系移民とは、アルジェリア、モロッコからのことを言っていたので、旧植民地を指します。紛らわしい表現で恐縮ですが、アフリカ人とかいたのは黒人の婉曲的な言い回しでした。中東系は政治亡命などを中心に多い気がします。トルコ系移民もかなりパリにはいます。そのあたりの実数は定かではありませんが。 さて、指摘されてなるほど…と思えたのは、アルジェリア・モロッコといった旧植民地のアラブ系移民が多いことです。この辺の境界があいまいで一口に「アラブ系」と言ったものの、概して「外見」から必ずしも判断できないことを認めなくてはなりません。念頭から外れていました。また東欧系も然りです。 調べていて気付いたのですが、中国系移民の物乞いが少ないのは、おそらくパリ中に広がるチャイナタウンでの雇用が少なからずあるからではないか、ということです。そのような仮説が生まれました。つまりコミュニティ内で相互補助が強いということです。しかし黒人は…今のところ解答がありません。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • yakyutuku
  • ベストアンサー率14% (267/1890)
回答No.1

フランスの場合、大陸なので難民が流れ込みます。つまり物乞いの多くはフランス人ではないのです。あなたの知るとおり、フランスはヨーロッパの中でも、極めて治安、経済、福祉が安定しており、移民に寛容な国です。さらに国籍出生地主義を持つため、フランス国内で生まれたと証明された子供は、フランス人となれます。このため大量の移民がフランスを目指します。社会状況より地政学的な必然かと思いますので、フランスが移民に対する締め付けを強める(現在この方向にあり)、経済悪化、福祉切捨てといったむしろ問題のある政策を採らない限り現状は変わらないでしょう。(やってもちょっとやそっとではなかなか変わらないと思います。)

jojo-jojo-jojo
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。確かに移民問題はフランスの最優先課題とでもいえるでしょう。しかしながら、たとえば移民問題で槍玉に挙げられるアラブ人、中国人、アフリカ人が物乞いをしている姿を見かけたことはありません。イスラム教のアラブ人女性は理解できますが、問題は白人女性(特にフランス・ラテン系)なのです。ジプシーとも違うように見えますが、どうでしょうか。イタリア、スペイン系移民でしょうか?

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • パリ サンラザール駅周辺の治安とパリのオススメ

    パリのサンラザール駅周辺の治安はどうでしょうか? 以前パリに行ったときは北駅周辺に泊まりました。 今回はサンラザール駅周辺のホテルに泊まる予定です。 北駅周辺はすごーく移民が多かったのが印象的でした。 物乞いがいて治安も少し悪めだったかな? 大都市の大きな駅の周辺は物乞いが多くて治安があまり良くないのは パリに限ったことではないですが。 今回は一人で行きますので、 念のためにサンラザール周辺の情報をいただければと思い質問いたしました。 あとパリのオススメもお願いします。 私はフランス語は挨拶程度しかできませんが、英語はほぼ問題ないと思います。 これまでも基本的に海外は一人で行っていました。 前回、パリの大観光名所(エッフェル塔、凱旋門、シテ島など)はすでに行っています。 よろしくお願いいたします。

  • 実際のイスラム教の国の人々の日常生活の暮らしを教え

    実際のイスラム教の国の人々の日常生活の暮らしを教えてください。 男性と女性は食事の時は部屋が別々だと聞いたことがありますが、実際のイスラム教の国に行くと普通に家族でマクドナルドで子供と母親と父親が一緒に食べてましたし、レストランに行っても男女一緒に食べていたので日本のイスラム教徒に関する教科書は外国人が日本人はチョンマゲで袴や着物を着て刀を差して街を今も歩いているぐらいの時代錯誤がある気がします。 現状況でイスラム教徒の暮らしはどんなものなのか教えてください。 普通に子供達も男女一緒の共学で授業を受けていたし、顔も隠してなかった。大人の女性だけ隔離されて顔を隠すのかな? 大学だと男女別々の教室になるのかな?高校からかな?

  • フランスやイギリスってもうすぐ黒人やイスラムの国に

    フランスやイギリスの移民比率は他のヨーロッパ国と比較しても高い。 特にフランスなんて、もうすでにイスラム系移民だけですでに700万前後いて、 フランスの人口の1割以上を占めている。 ワールドカップなど見てても、フランスは黒人の代表選手がかなりの割合を占めていますし。 フランスとイギリスといえば今はテロがしょっちゅう起きている。 昨日もイギリスのロンドンでテロがありました。 イスラムや黒人系って出生率がめちゃ高いですが、 白人は日本などの先進国と同じで出生率が低いですからね。 フランスなんて近いうちにイスラムの国になるのではないでしょうか?

  • フランス女性との交際について

    ワーキングホリデーで日本に来ているフランス人の彼女ができました。 彼女は日本人と交際するのは初めてです。私も欧州の女性との交際は初めてです。恋愛経験自体はお互いそれなりにあると思います。会話は英語です。フランス語は勉強を始めたばかりです…。 あまり共通の話題がないのでBSで放映しているフランスのニュースの話ばかりしてます。時事ネタの話ばかりになっている気がしますが、話題として正しいのかは良くわかりません。 1)フランス女性との付き合い方について注意することは何かありますか? 純粋なコーカソイドかはわかりませんが見た目は白人でカトリックです。 2)私はフランスだとパリにだけ行ったことがあるのですが、フランスのカントリーサイドの人はパリのことあまり好ましく思っていないのでしょうか? パリの話してもあまり良い反応ではなかったので。彼女はグレノーブル地方の山間部出身の詳しく書くと特定されてしまいそうな程小さい街出身です。 3)彼女とはまだプラトニックな関係です。 陰毛、腋毛は処理した方が良いのでしょうか?腋毛は判りますが陰毛に関してどこからどこまで処理するのかが良く判りません。アジア人が剃ったら白人と違って多分チクチクすると思いますが、欧州のアジア人は剃ってるのでしょうか。あとスネ毛とか。出来るだけ彼女に合わせようと考えていますが。

  • 連合国がパリを解放した、の意味

    連合国がパリを解放した、の意味 中学レベルの歴史を復習中の社会人です。 参考書に連合国がパリを解放したと書いてあったんですが ・フランスは連合国側の国だと思うんですがフランスとその他の連合国が戦ったのでしょうか。 ・歴史で一般的に使われる「解放」とはどういう意味ですか。国がどのような状態になることを解放と言うのでしょうか。

  • アメリカで“Poor White”と呼ばれる人々

    女性で連続殺人犯を描いた映画「モンスター」が最近公開されるそうで内容が重く悲惨を極めるのに何かとマスコミでも話題に上ります。 もちろん主演女優の迫真の演技も凄いのでしょうが米国の蔭の部分というかTVの映画紹介番組を見て米国内に白人の貧困層(Poor White)という差別的な分類がある事を初めて知りました。   前置きが長くて申し訳ありませんが以下が質問です。 (私自身はけして貧困層という事で差別的に質問しているのではありません。ただ純粋に知りたいだけなのです。) ★一般的に“Poor White”と呼ばれる白人の貧困層の人々は合衆国内のどの辺りの地域に多く住み、どういう暮らしをしているのですか? ★又何故彼らはそういう貧しい暮らしから脱却出来ないのですか? ★白人貧困層の出身で社会的に又経済的に大成功を収めた有名人は居るのですか?

  • パリのエールフランスのラウンジでのインターネットアクセスについて

    初めまして。 ヨーロッパにはパリ経由で年に何度か行きますが、そのたびに思うことがあります。パリのシャルルドゴール空港のエールフランスラウンジでインターネットを無線LANでアクセス使用とするとWIFIでIDとパスワードを聞いてきます。 ラウンジの女性にパスワードを聞くのですが管理してないので有料になる、と何度か言われました。日本のエールフランスのラウンジではインターネットアクセスが無料なのですが、フランスとか他の国のラウンジは有料のWIFIの用ですが、いかがなものでしょうか。 ちなみに、自分のノートPCを持参でアクセスする場合です。よろしくお願いします。

  • オーストラリアがイスラム化しなかった理由

    オーストラリアは白人キリスト教国家ですが、イギリス人が入植したのは18世紀後半です。 すぐ北にあるインドネシアはイスラム国家ですし、インド洋を広く航海していたイスラム商人がオーストラリアの存在に気付いてないはずはなかったと思うのですが、なぜイスラム化しなかったのでしょうか? インド洋を囲む地域はイスラム教徒が多い国がほとんどで、ほとんど居ないオーストラリアは際立っています。 イスラム国家とは言えないインドやタイなどもイスラム教徒を多く抱えているのに、オーストラリアに限ってはインド洋に面する西側地域にさえもイスラム教徒が定着しなかった・できなかったのはなぜでしょうか?それとも過去は定着していたが、白豪主義の運動の結果、追い出されたとか?

  • フランス人のスカーフに対するイメージ

    フランス人のスカーフに対するイメージ なぜフランス人は、スカーフ=女性への抑圧 とイメージするようになったのでしょうか。 フランスのスカーフ問題について今度論文を書く予定です。 スカーフを公立学校で被るか被らないかが問題となっています。 フランス人は、イスラムの女性が被るスカーフに対して、女性を抑圧する道具だと考えている人が多いと知りました。 抑圧とは、具体的には、女性がイスラムの男性から暴力を受けているだとか、女性を外出させず家庭におしこめておこうとしていると行った事です。 これらが実際に行われているかどうかは、はなはだ真実でない部分のあるのですが、フランス人はスカーフ=イスラムの女性への抑圧 と考えているそうです。 なぜフランス人は、スカーフ=女性への抑圧 とイメージするようになったのでしょうか。 理由を教えてください。また、きっかけとなった出来事や、本などの出版物があったらそれも教えてください。 理解するのに必要な参考文献もあったら、そちらもよろしくお願いします。

  • フランス(パリ)の国際大学都市に住むには

    現在29歳の社会人女性です。 フランスに1年ほど留学したいと考えています。 目的の一つに美術鑑賞がありますので、場所は美術館の数も多く、都会が好きということもあり、パリにしようと思っています。 初めはソルボンヌ大付属などの国立大付属語学学校に行って、それからはアート系の専門学校に通うつもりです。  パリに滞在する際、何棟もの寮で構成されている『国際大学都市』に住みたいのですが、どうすればいいのでしょうか? すごく人気があるようですが、いつから応募すればよいかとか、細かい情報をいただけたらと思います。 よろしくおねがいします。