• ベストアンサー

手榴弾について

戦争映画を観ると、よく手榴弾をベルトに何個も引っ掛けていますが、本当の軍隊でもそのようにしているのでしょうか。 暴発事故が頻発しそうな気がするのですが。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • KITAIKKI
  • ベストアンサー率55% (462/838)
回答No.2

あなたが言われる戦争映画は、製作の数的なとこから言えば多分アメリカ軍を扱った映画だと思いますが、たしかにドキュメントのアメリカ軍の記録映画を見ると、兵士が体のあちこちに手榴弾を下げている光景をよく見ますね。 実際にはグレネードベストやポーチという、ちゃんとした手榴弾専用の収納用装備品があるんです。ただそれだといざというとき取り出しにくいという悪評判もあって、ついすぐ手が届くような場所にぶら下げていたんでしょうね。 その方法もいろいろあって、サスペンダーやピストルベルトを筆頭に、シャツのポケット、オーバーコートのボタン穴、などなどがありました。 それで暴発の危険はないのかというと、これは手榴弾の構造を見ればすぐ分かるのですが、本体の中に炸薬(爆薬)があり、その真ん中に炸薬に点火させる点火薬があり、その上に延期薬、雷管と続いています。 この延期薬が手榴弾を何秒後かに爆発させる役目を持っているのですが、この延期薬を発火させるためには雷管を発火させなければなりません。 この雷管を発火させるための撃鉄を一生懸命に押えているのが、例のぶら下げに都合のいいレバーというわけです。 このレバーが弾き飛ばされて、押さえがなくなった撃輝が雷管を撃つと、さっきの手順の逆の動作が始まり、めでたく爆発ということになるわけです。 で、このレバーをまたまた一生懸命に押えているのが、あなたの言うプルリングと呼ばれているピンというわけです。 ということで、プルリングさえ抜かなければ手榴弾は爆発しないのだから、レバーを利用してどこにぶら下げようが一向に気にならないということになるんです。 といいたいところなんですが、いつの世にも例外や思わぬ落とし穴はあるものなんです。 というのも、太平洋戦争やベトナム戦争当時、結構な暴発事故が起こり、かなりの兵士に死傷者が出ているのです。 それはどうしてかといえば、例のプルリングの形状がかなりの悪さをしてたんです。 つまり鬱蒼としたジャングル地帯や森林地帯で戦闘や移動を行なっていた際、その丸いリングに枝などが引っかかり、気付いてみればレバーがどっかにいった手榴弾が胸にぶら下がっていたり、腰にしがみついていたということなんですね。 結論としてはあなたが言われるように、暴発の危険性は非常に高かったということです。でも実際に戦争に出てしまえばある意味ハイ状態になるのか、だれもそんなことは気にならなくなるんでしょうね。 実際実戦では投擲、つまり敵に投げ込む時点での暴発もかなり起こっており、一体どっちのための兵器だ!なんて切れた指揮官もいたとかいないとか…。 ちなみに第二次大戦当時のドイツ軍もベルトや長靴にポテトマッシャーと呼ばれていた手榴弾を無造作に差し込んでいましたが、これは手榴弾の構造上暴発がまずありえないということでセーフです。 またイギリス軍は、やはり性格なんでしょうね。どの兵士も律儀にきちんと収納して持ち運んでいたそうです。 そのほか各国の手榴弾もなかなか面白いやつが目白押しなんですが、あまりに長くなりましたのでこの辺で(^_^;)

buttie
質問者

お礼

詳しいご説明を、どうもありがとうございます。 やはり、リングが外れてしまう暴発事故はあったんですね。 もやもやがすっきりしました。 あと、収納用装備品があるのは初めて知りました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (1)

  • buchi-dog
  • ベストアンサー率42% (757/1772)
回答No.1

手榴弾には何らかの安全装置があり、それを解除しないと信管が動作せず、爆発しません。携帯中に何かの拍子で爆発することは普通はありません。

buttie
質問者

お礼

ありがとうございます。 安全装置というのは、よくあるやつだと「ピン」ですね。それは、自分で抜かない限り、抜けることはないんですね。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 手榴弾を投げる際の、実際の掛け声は?

    こんにちは。戦争ものの映画やゲーム等で、海外の兵士が手榴弾を投げる際、"Grenade!"とか、"Fire in the hole!"と叫ぶシーンがあります。 仲間への注意喚起が目的なのだと思いますが、日本の自衛隊(または旧日本軍)で、決まったかけ声などあるのでしょうか? 映画やゲームでは『手榴弾だ!』とか『爆発するぞ!』と訳されていることが多いようです。よろしくお願いします。

  • 拳銃の暴発

    よく映画やドラマでズボンのお尻側のベルトに拳銃を突っ込んでたりするシーンを見かけるのですが、暴発とか誤射の事故って起きないのでしょうか?

  • 3点で止めるベルト?軍事用の?

    新年のご挨拶を申し上げます。 名前が分からないのですが、腰を一周するベルトそれと肩にかかるようなベルト。 よくミリタリーものの映画でみる、手榴弾がくっついているようなものを探しています。 肩のベルトは、サスペンダーのようなものでも、肩から対角線に成毛のでも構いません。 とりあえず、それの名前を教えてください。

  • エキサイトする、戦争映画ベスト5

    日本も含め、スカッとする、もしくは身が引き締まった、戦争映画は何ですか、軍隊とストーリーがつながっている映画を入れても構いません。

  • 自衛隊での時刻の呼び方

    昔の戦争映画を見ていると、12時を「ひとふたまるまる時」のように言っているのを見るのですが、今の自衛隊でもこのような言い方が使われているのでしょうか? また、海外の軍隊でも、同じように軍隊特有の時刻の読み方があるのでしょうか? 知っている方がいたら教えて下さい。

  • 戦争映画でよく、

    戦争ものの映画で、手榴弾や爆薬で道をきりひらいたりする時に、爆薬を設置した人が周りの仲間に「点火したぞ!」って言うのに「ファイアー・イン・ザ・ホール?」って言っているシーンをよく見るんですが、あれは何て言ってるのですか?よろしくお願いします。

  • 戦争映画などでも遠くのものを見る時、軍隊では主に双眼鏡が使われています

    戦争映画などでも遠くのものを見る時、軍隊では主に双眼鏡が使われていますが これは何か理由があるのでしょうか? 調べてみると軍用の単眼鏡なども存在するようですが 双眼鏡が使われる事が圧倒的に多いような気がします。 単眼鏡の方がスリムで使い易いような気がするのですが、何か使われない理由があれば 教えてください。よろしくお願いします。

  • こんな本探しています。

    以下のジャンルで、わかりやすく面白い本を探しています。 1、戦争・軍隊もの。特に空軍、空戦、または軍隊の様子が詳しく書かれているもの。戦争小説で面白いものなら何でも構いません。 2、レスキューもの。特に救助ヘリまたはレスキューの様子が書かれているもの。これも面白いものなら何でも構いません。 3、ファンタジーもの。ゲームで言うRPG的なお話。これも面白いものなら何でも構いません。 4、航空事故のお話。奇跡の生還的なもの。 できれば小説がいいですが、漫画でも何でも構いません。 ひとつでも心当たりがあれば、よろしくお願いいたします。

  • 核武装外交について

    核兵器をもっている国(北朝鮮やイランなど)はそれをカードに外交を有利にもっていこうとする、と言われます。 しかし、疑問なのですが、核を持っているといっても、それを本当に使うことってあるのでしょうか? どこに核を落とすかにもよりますが、もし北朝鮮が日本に落としたら風向きによっては自分のところに放射能(?)が落ちてきそうだし、そう考えると自分が痛い目にあうし、核爆弾を落とすことってないと思うのですがどうでしょうか? また、一部の識者の方は「日本も軍隊を持つべきだ」と行っていますが、軍隊を持っていても本当に戦争するのでしょうか? 本当に戦争するのであれば、武装することは外交上意味があると思うのですが、現実的に戦争するとは考えにくいです  それでも軍隊など実力行使できる手段は持っていた方が外交上は有利になるんでしょうか?

  • 特殊部隊・軍隊 が活躍する映画 ドラマ 戦争映画

    SWATや、SAS、海兵隊、グリーンベレー、軍隊や特殊部隊の活躍がメインテーマとなっている映画やドラマを何でもよいので教えていただけないでしょうか。最近ハマっています。古いのでもかまいません(古いほうが面白い?)。もちろん戦争映画も教えてください。とにかくそういった系統の作品を見たいのです!!よろしくお願いします。