山口県光市の母子殺害事件と「無期懲役」

質問

こんにちは。
司法制度にお詳しい方にお尋ねします。
今日（４／１８）最高裁で”山口県光市の母子殺害事件”の弁論が開かれたニュースをＮＨＫーＴＶで見ました。一審・二審で無期懲役刑を宣告された犯人が、拘置所から知人に宛てた手紙で「７年くらい刑務所にいたら社会に出られる」旨の手紙を書いたと聞き、唖然としました。犯人は無期懲役の刑を宣告されたはずですが、「無期懲役」の「無期」が形骸化して、７年くらいで出所出来るのでしょうか。
何卒よろしく御願いします。

回答No.5

nep0707 · ベストアンサー

犯行時２０歳未満だった場合に少年法５８条が適用されるのはすでにある回答の通りです。
…これは最低基準なんですけどね…

で、誤解のないように書いておきますが、
「無期」自体は「期限なし」＝「一生」という意味です。

# ちなみに、このことをちゃんと説明しているかどうかは
# 刑罰のことを解説したサイト等が信用できるかどうかの１つの基準として使えます。

有期懲役でも刑期のある程度の割合をこなせれば、
仮に出獄して社会復帰の準備に当てられるのと同様、
無期懲役でも仮に出獄して社会へ貢献させたほうが
社会として得策、と判断されれば仮に出獄することもある…

法制度としてはそういうことです。
なお、上記のとおり「無期」とは本来「一生」ですから、
無期懲役の仮出獄は死ぬまで「仮」のままです。

刑罰の決定(刑事司法)は犯した罪の重さを基準に決まりますが、
仮出獄の是非(刑事行政)は、まさに更生の度合いによって決まります。
この点は少年だから特に基準を軽く、という話にはならないと思います。
(だいいち仮出獄を審査するような時期には、もう少年じゃないわけだし)

全体的には仮出獄囚の再犯率は非常に低いんですが(１％前後)、
無期懲役囚が仮出獄中に再び重大犯罪を犯した、
という事件が社会問題になったりもしていますし、
特に重大犯罪を犯した犯人の場合は審査は厳しくなっているんじゃないかと思いますよ。

お礼

詳細なご説明をありがとうございます。

回答No.4

umibouzu64

「無期」って、別に死ぬまで檻の中にいる意味ではありませんよ。

回答No.3

natu77

同じ無期懲役でも、成人と少年では違うようです。
成人の場合は、１０年を経過して、真面目に刑に服していたら・・・という所が、少年だと７年のようですね。

一番短くて７年ですから、そうでなければもっと長いはずだと思いますが、少年だったと言う事から、短めになることも考えられますね。

回答No.2

noname#113190

確かこの犯人は未成年だったと記憶していますが

少年法58条　
　少年のとき懲役又は禁錮の言渡しを受けた者には、次の期間を経過した後、仮出獄を許すことができる。
1．無期刑については７年

このことを言っていると思われます。
ただ、最近は刑を厳格に捉える傾向もあり、7年で仮出獄は難しいのではないかな。
世間もそんなことを許すとは思えません。
犯人が18歳未満であったら、もっと大甘な判決になるところでした。

回答No.1

silpheed7

無期懲役の場合、仮出所が認められるのは早くて１０年です。
現時点では、平均２０年ほど出てこられませんが。