’all (the) 複数名詞’ と ’all of the 複数名詞’の親子関係は?

このQ&Aのポイント
  • ’all (the) 複数名詞’と’all of the 複数名詞’の2つの表現形式について、親子関係はどちらが先であるか疑問があります。一方の説では、’all of the 複数名詞’が親であり、もう一方の説では、’all (the) 複数名詞’が親です。
  • さらに、bothについても同じ疑問が生じます。’both 複数名詞’と’both of the 複数名詞’の関係性はどのようなものでしょうか?
  • また、someについても同じような派生上の親子関係があるのでしょうか。’some 複数名詞’と’some of the 複数名詞’の2つの表現形式について、親子関係が存在する場合、どちらが親でどちらが子であるか知りたいです。
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’all (the) 複数名詞’ と ’all of the 複数名詞’ではどちらが先?

英語史に詳しい方にお尋ねします。 (1) ’all (the) 複数名詞’ と ’all of the 複数名詞’ の2つの表現形式では派生上どちらが親でどちらが子の関係なのでしょうか? 次の(あ)説と(い)説のどちらが正しいのでしょうか? (これはこのカテの質問(No.2058657)の ’all (the) 複数名詞’ に関して調べる中で、いくつかの学習文法書をみていて湧いた疑問です。) (あ) 『総合英語フォレスト』(第4版、桐原書店、p.463)は、「[all the booksは]もともと、all of the booksという表現で、ofが脱落したものである」、と書かれています。私自身も今までずっとこのように理解していました。 つまり、’all of the 複数名詞’ が親という説。 (い) ところが、中・上級者用の代表的文法参考書『ロイヤル英文法』(旺文社、p.223)はallの形容詞用法の説明で、「allは元来形容詞で…代名詞用法のAll of the villagers ~の形はsome of ~などの形にならってできたもの」、と書いてありました。同様のことは小西友七編『英語基本形容詞・副詞辞典』(研究社出版、1989年、p.86)にも、「’all of …’ はnone [some, any] of などの表現の類推によってできた比較的新しい言い方」、とあります。 つまり、’all (the) 複数名詞’ が親という説。 (2) bothについても同じことがいえるのでしょうか? (3) ついでにと言っては何ですが、そもそもsomeについてはどうなのでしょうか?’some複数名詞’ と ’some of the 複数名詞’ の2つの表現形式にも派生上の親子関係があるのでしょうか?もしあるとするなら、どちらが親でどちらが子の関係なのでしょうか? (1)、(2)、(3)どれか一つだけでも結構です。ご教示ください。

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noname#19923
noname#19923
回答No.2

all, some, each/every には,古英語の時代から形容詞用法と不定代名詞用法がありました。古英語の eall (現代語の all)の例を挙げます(綴りは微妙に変えてあります)。 1.形容詞的用法 ealne daeg (all day) ealle menn (all men) 2.不定代名詞用法 hit eall (it all) all thas thing (all these things) eall Godes getheaht (all the counsel of God) 3.名詞的用法 alle butan anum (all except one) eal moncynnes (all the males) また数詞も部分属格をとっておりました。 twentig wintra (twenty winters) というわけで, (1) 「of ~」は(部分)属格から生まれたもの (2) all のもともとの品詞はともかく,古英語の不定代名詞用法の子孫には当たる。 ただし,これが形容詞ではない,とまでは実は(個人的には)言いたくない。数量詞のいくつかの用法の一つにすぎない,と考えているので。でもこれは余談。

fwkk8769
質問者

お礼

(1) 「of ~」は(部分)属格から生まれたもの という点が確認できたことは大きな収穫です。私自身今までずっと(あ)説が正しいと思っていましたが修正しようと思います。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

noname#19923
noname#19923
回答No.1

(あ)説・(い)説ともに正しいとも言えるし,どちらも間違っているとも言えます。現代日本に暮らす学生向けの文法書であれば,どちらも適切であろうかと。 英語には古くは属格がありました。ご質問の例では partitive genitive(部分属格)と呼ばれます。むりやり現代英語で表記しますと one noblemen's (= one of the noblemen) his enemies' one (= one of his enemies) のようになります。ただし,ラテン語やフランス語の影響で,one of the twelve のような of ~ も使われなくはなかったようです。 さて時代が下り,英語に格変化がなくなると, one of us, some of my friends, a pair of shoes, a lot of fuss, the highest of all the mountains, which one of them のような言い方が一般化しました。 また現在形容詞として扱われるものの中にも,もともとは名詞であり,後続名詞は属格であったものがあります。 a dozen of eggs < a dozen eggs' a great many people < a great many people's

fwkk8769
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 解説を読ませていただくと、 (1)one noblemen's やhis enemies' one のoneがall(さらには both、some) に関係する部分であり、all(さらには both、some)はもともと(代)名詞。 (2)partitive genitive(部分属格)の表現から、格変化がなくなるなかでofの力を借りての表現に変化していく、 と私には読めるのですが…。 ということは、「(あ)説・(い)説ともに正しいとも言えるし,どちらも間違っているとも言えます」というお答えの部分は次のように理解していいのでしょうか? ●(あ)説のいう、「[all the booksは]もともと、all of the booksという表現で、ofが脱落したものである」というのは間違い。 ●allはもとから(代)名詞であった。よって、(い)説の「allは元来形容詞」という部分は間違い。

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