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すべての物質には放射線に対しての阻止能という物があります、この阻止能は質量と電化を持たないX線、ガンマ線に対しては原子番号の大きい、つまり質量の大きい元素ほど、阻止能が大きくなります。 ただ、質量数の大きな元素は比較的不安定であり、価格も高価となります、(金や銀など)そこで、比較的安価で 大量に存在する鉛が多用されています。 また、放射線のうち中性子線については、質量を持ち電荷を持たないため、透過能力が大きく遮蔽が難しいため、軽量の元素を用いて、1H(n)2Hなどの核反応により吸収させて、遮蔽しますが、このときに2次的に出るγ線などを鉛で遮蔽します。また、遮蔽することによって生じる2次的な放射線についても考慮する必要があります。
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鉛に限らず大体の物ならば.程度の差はあれX線を遮ることが出来ます。 アルファ線はヘリウム原子核の流れですから.アルミ箔でとめることが出来ます。 ベーター線は電子の流れ.X線とガンマー線はこうしの流れ.中性子線は中性子の流れですから.何かの物質の原子核にあたれば跳ね返ります。 鉛は単位体積あたりの原子数が多く.あたる可能性が高いので.薄く作ることが出来ますので多用されています。原子力発電所等では.それだけ大量の鉛をかき集めることが困難ですから.同程度の吸収能力があるセメント(たしか.10cm鉛と1mのセメントが同じくらいの吸収能力があったはず)が使われています。 ただ.セメントには鉄(固さを確保するのに必須)が含まれています。これに中性子あたりがぶつかると核反応をおこして別のものに変わってしまいます。原子炉では.このように他の物質に変わるであろう成分も含めて厚さを検討しているはずです。従って.原子炉廃棄物のセメントはそれなりに放射性を持つ場合があり.取り扱いに注意が必要でしょう。
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edogawa様 面白い説明ありがとうございます。非常にわかりやすいですね。今後よろしくお願いします。