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免疫組織化学法のブロッキング

happy-engawaの回答

回答No.3

#2の回答者です。  私も脳切片の染色をしています。還流固定しない新鮮凍結切片で、Elite ABCキットを使用しています。主にラットの脳切片ですが・・。  ベクターABCのキットに入っているアンチマウスの二次抗体は、あまり良い印象を持っていません。ラットの脳切片でも、(還流固定していないこともあるかもしれませんが)二次抗体だけで、かなりノンスペに染まってしまいます。そのため、私は、二次抗体だけ、DAKO社の抗体(ラットのIgGで吸収をかけてあるアンチマウス二次抗体)を使用しています。ベクターABCキットのアンチマウス二次抗体は、ラットのIgGにも交差するシロモノです。マウス切片では、もっと汚くなると思います。  MOMに関しては、ブロッキング試薬のみの単品もベクター社から出ているので、二次抗体を変えても大丈夫だと思います。  ちなみに、参考まで教えてもらいたいのですが、二次抗体だけでの染色パターンは、顕微鏡で見たときに、太目で短めの糸が絡み合ったようなパターンでしょうか?私がやったときには、そのようなパターンでした。あれは血管なんだろうか?いつも疑問に思っています。

student81
質問者

お礼

私の場合、灌流固定をしているためかそのような染色パターンは見えてきません。どこが染まるなどはなく全体的に染まるため、核に局在しているような蛋白などは、比較することで確認できます。ただマウスIgGのみで反応させた場合に、DABでの褐色反応が他の二次抗体のみの場合と比べて格段に早く、抗体価が低いものや、細胞骨格に発現している蛋白の場合、陽性反応が区別できないことになってしまいます。MOMを使うと少しましになりましたが。 vector社のanti-mouseIgGはあまり良くないのですね。今抗体を買い換える余裕は当研究室にはないですが、次買うときはDAKO社のものを検討してみます。ありがとうございました。

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