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日本型の経営は終焉したか否か

はじめまして。経済を研究する修士1年の者です。 先週、教授と日本の経営の現状において討論しました。 正直、かなり突っ込まれボロ負けでした。 私的には間違った考えは全く持っているつもりはありませんが、 まだまだ知識不足のようです。 そこで、今後の研究の参考までに皆様の意見をお聞かせいただきたくご質問するに至りました。 質問内容は題名のとおり、『日本型経営は終焉したのか否か』ということです。 雇用においては年功序列や終身雇用制度等、生産においては他の先進諸国と一線を画した生産方式などにより、 戦後日本は驚異的な経済成長を遂げましたよね。 その日本の強みだった日本型経営は果たして終焉してしまったのかどうか(私は断じてそうは思っていませんが)・・・ バブル崩壊を機に抱え込んだ大量の不良債権、そしてそれが解決されないままに、 産業の空洞化、IT・グローバリゼーションの影響が重なり不況の長期化に歯止めがかからなくなってしまいました。 そうした過程を踏まえたうえで日本型経営はどうなってしまったのか、みなさまの考えをぜひ聞かせてください。 宜しくお願い致します。

  • 経済
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みんなの回答

  • 301007
  • ベストアンサー率22% (27/121)
回答No.9

#4のat9_amさん、《産業の空洞化は起こっていませんし、・・》 中国からの輸入は98年から02年の4年間で約60%7兆7000億円増えている。国での賃金の安さと日本人の国内リストラ技術者が中国で就職し技術を伝授、レベルアップが加速されてる。 安いコストと高い技術力、中国の国際競争力は向かう所敵無しです。こういう状況は“外国資本”が収益を求めて次々参入し、為替が高くなり、やがて急成長は終わる。が!中国元はドルに連動したまま、殆ど動かなかった。なぜか? 中国への投資リスクの大きさが資本流入にブレーキを掛けている。掛売りしても回収できなかったり、最低賃金を引き上げられたり、日本や先進国でのフェアな商業習慣がなく、撤退する企業も多い。それが資本流入を抑えてる。。日本の産業空洞化が決定的になったと見透かした時点で、人民元を突然に大幅切り上げをされても、日本の国民は食料から日常品から依存し切ってるから、輸入しないわけにはいかない。。 グローバル企業も、アジアのヘッドクォーターを次々上海に移し、もはやアジアの中心は東京ではなく上海であるというのが常識になってる。08年の北京オリンピック、10年の上海万博。。 (でも慌てて中国株を買わないように! カラクリがあるから! 必読⇒森永卓郎著) それと、ヨコかもしれませんが、そもそも《経済》は人間が幸せに暮らせる為に存在すべきもので、《経済》を活発、成長させる為に人間社会があるわけではない! 節操の無い経済競争は、地球の状態さえ決定的に悪くする。地球の状態も資産として換算して帳尻を合わせなくては子孫に負債を遺す。。 アメリカのネオコンはこの視点が欠損してるような気がします。。 別参照:http://www.janjan.jp/government/0512/0512066031/1.php

  • zak33697
  • ベストアンサー率27% (275/1016)
回答No.8

日本人自身が気がついていなかった比較論的な日本経営を、世界の(特に問題抱えていた米国)の権威ある方が述べたことによって日本人が認識したのであって、そう特別なことではないです。日本は米国式経営が理解できるのでしょうが、それじゃ両者の相違、利点はと いわれて自ら逆輸入した概念とも言えます。 同じ手法がいつまでも続くと信じている一方に終わりが来るのであってその終わりに気が付いて、その解を自らも含めて他にも求めていく事に関して、日本は特筆すべきものがあると思います。それ自身が日本型経営といえるかもしれません。国単位での視点よりもむしろ、グロバール化されていくビジネスユニットのユニークさと多様性が問われる時代に日本型経営を問うならば、もう一度見直してやはりこの手法が或いは違う方法が今後良いのだという論点をどのように展開するかの課題でしょう。 取り急ぎの回答であること了承ください。

  • pluto002
  • ベストアンサー率22% (73/331)
回答No.7

あと、日本の銀行が不動産など担保重視で、担保がなければ融資しないという姿勢が相変わらずでリスクを全くとらない事を繰り返している。一方外資関係では全てではない様ですが、リスクを取った投資らしい投資が行われている。 この辺りをみると日本はダメかもって思ってしまいますね。

  • 301007
  • ベストアンサー率22% (27/121)
回答No.6

30年以上前ですが、まだバブルに向かってるなんて全く!自覚すらしてない時に、日本型経営の崩壊、メーカー(モノづくり)の海外流出、大手銀行、メガバンクのここ数年のシナリオを書いた本があります。『ユダヤ人のプロトコール』・・ 私は弟が結婚して実家へ帰ったときにその部屋の掃除を母としたときにその本を整理していて、発行からすでに十年たってましたが、まさか!っ手思っていましたが、その後バブルに入って、そのシナリオの段階が次々ピッタリ当たるので寒気がし、まさか!その後、大手銀行もメーカーの海外流出で国内空洞化、雇用形態の大変革、激しいリストラ・・次々あまりに予測が当たるので、アメリカ経済界が日本にしかけたのを疑っています。。

  • pluto002
  • ベストアンサー率22% (73/331)
回答No.5

どういう意味で日本的経営と考えるかによってだいぶ違うと思いますが、アメリカなどでも年功序列式の経営をする会社は増えてきているというのを以前番組でみました。といっても恐らくは全体から見るとかなり数は少ないようですが。 日本とアメリカの成功報酬の大きな違いは、アメリカでは単に金を社員に与える一方、日本の場合は地位(出世)を与え大きな仕事ができるようになったりする、結果給与が上がるというものです。場合にもよってだいぶ違うとは思いますが、アメリカの場合では大きな成功報酬を得られた社員は、会社を辞めてリゾート生活を送るか新たに会社を立ち上げてベンチャーになるかでしょう。 アメリカの場合は経営者にとっては地位の安定があり、社員にとっては一度に大金が得られるというかたちですね。というより経営と実務の役割分担がはっきりと分かれていて別物という考えが一般化しているという事なのかもしれません。アメリカの場合は給与も週毎に払われる会社が多かったり、待遇の良い会社があれば社員は簡単に会社を辞めて他へ移ってしまうというアメリカ的社会風土があったりもします。 歴史的文化的にアメリカでは"労働者"と"経営者"という明確な区分された考え方が根本にあるのがアメリカ的経営なのだと私には感じられます。 一方、日本の場合は豊臣秀吉のような いわゆる"出世"というかたちで上り詰めるというかたちがあり、成功報酬は新たな仕事と地位であり、結果として給与も上がるし仕事へのやりがいも増えるという事での会社運営という事といえるでしょう。 また、先ほど少し書いたアメリカでは社員が簡単に会社を辞めてしまうという話ですが、この辺りは中国と非常に似ていて、この間、NHKスペシャルで放送されていましたが、日本企業が中国で社員に物作りなどを教え人材教育を行っていると、中国ではある程度仕事を覚えると中国社員は会社を辞めてしまい、その上辞めた社員が会社を立ち上げ仕事を奪われるという事態にまでなっていたりと、会社が給料のもらえる専門学校として扱われているという状態があるようです。クーデター的に一度の多くの中国社員が辞め、その上仕事も奪われる、このような土壌では人材教育というのが会社にとってデメリットとも考える事ができ、そのような土壌では、日本的な人と人とのつながりや信頼関係で成り立つ人材教育というのは非常に難しい状況に追い込まれるという例でもあるでしょう。 また、現在アメリカが世界的に優位にある理由の一つとして、グローバル化した金融システムを上手く使い 、巨大マネーを調達し一気にマーケットを囲い込んでしまうという戦略によって多くの世界企業が誕生しているという点があるでしょう。 堅実に所得の一部から株を買い運営するより、FXなどのように10倍にもなる資金を調達したうえで株を買った方が利ざやは稼ぎやすい、この話によく似ています。また、上場している企業などでは、地道で堅実な会社運営をしている企業もありますが、それを行っていると非常に買収されやすい状態が出来上がり、他社にのっとられてしまう。また上場しなければ資金調達も難しく、上場企業との戦いも難しい。この資本の論理がどんどん拡大している上、来年予定されている商法改正によって外資への規制緩和が進み、日本企業買収が非常に行いやすくなり、更にアメリカ的経営の方向が強まる可能性は高いと考えられます。 グローバル化、政治、この二つからはグローバルスタンダード=アメリカンスタンダードの方向であり、日本的経営を考えるにしてもこのままではどうにもならない事は間違いないでしょう。これまでの経緯をふまえた日本的経営がグローバル化の中で新たに発達、または脱皮をしていかない限り、消えてなくなるという可能性すらあるかもしれません。

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.4

同じく経済を研究する院生(D)です。 まず、いわゆる「日本型経営」自体の存在その物が危ういですね。日本型経営の特徴として良く挙げられるのが、1)終身雇用・年功序列制度、2)カンバンに代表される品質管理、そして3)系列に代表される縁故主義的経済でしょうか。 この他に4)短期的利益よりは長期安定的利益の追求、が挙げられると思いますが、これは株の短期・長期保有から簡単に説明できるので、3)に含めることが出来ます。 終身雇用制度は、その存在自体に疑問符がつく物です。確かに大企業には当てはまるのですが、中小企業には当てはまりません。 またある側面からは、リストラ-新規雇用という労働調整にかかるコストは上がっているように思われますが、これは長期雇用制度を促進するようなファクターになります。 したがってほとんど崩壊していないように思われます。 また完全に残っているのは2)です。諸外国の品質管理が向上していますが、最近の一連の事件は兎も角、日本の品質管理の程度が落ちているわけではありません。 一方、可成りの程度崩壊したのは3)ですね。既に昔日の面影はありません。とはいっても、銀行-企業間は依然として残っています。これは理論的にも、銀行内部への情報の蓄積から「正にそうなる」ことが予測されます。 因みに米国でもこの事情は一緒で、銀行-企業間の「系列関係」は存在するそうです。 では、何がどう変わったか、ということですが、銀行貸出が、バブル崩壊以前であれば土地を担保にした貸出が多かったのですが、それが担保価値が毀損したことで減少したことが一つの大きな違いを生んでいると思います。 もう一つは、国際アウトソーシングの拡大です。かつては関税障壁や輸送費の問題で、国内で一体的に製造を行うことが多かったですが、現在では生産ネットワークを構築することにより、労働集約的な工程を賃金の安い地域で行う、ということが行われています。 ということで、「日本型経営」が本当に特殊なものなのか、つまり全く同じ企業環境下でも日本と欧米の企業は別の行動をとるのかは別として、経営にはそう大きな変化は起こっていないと考えられます。 因みに、 > 産業の空洞化、IT・グローバリゼーションの影響が重なり不況の長期化に歯止めがかからなくなってしまいました。 は間違いだと私は思います。産業の空洞化は起こっていませんし、ITは不況の要因にもなりません。 不況の長期化は、偏に日本国内の要因、特に消費に依るものです。このことは、例えば政府乗数の低下から見ることが出来ます。

  • fortranxp
  • ベストアンサー率26% (181/684)
回答No.3

1.トヨタ生産方式が普及してから20年余りが  経過しましたが今では常識ですよね。 2.QCサークル活動は余り普及してないがISO9001は  それなりに普及した。 3.終身雇用制度>派遣労働者への変化 結論は日本型経営は継続してますが雇用環境が 流動化してると思われます。

  • 2531kbps
  • ベストアンサー率13% (183/1333)
回答No.2

素人っぽい回答ですが、 今の状態では終わっていると思います。 というのは、 (1) QCを徹底してやる。 (2) オーナー社長から権限を剥奪する。 (3) (本当の)実力・成果主義にする。 が浸透していないから。

  • bobio
  • ベストアンサー率18% (28/155)
回答No.1

専門家ではないのですが、 IT関連以外の安定な優良企業は、やっぱり日本型経営を続けてるところが多いような気がします。

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