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「武士道」精神から学びたい、と思います。
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数年前にNHKの人間講座で「武士道の思想」という連続ものがありました。国際日本文化研究センターの笠谷和比古教授が講師でした。最初は武士道とは封建制度の申し子見たいなもので、民主的とは程遠いと思っていましたが、そのようなものでなく、割合い民主的でだと言うことがわかりました。例えば、江戸時代の藩主(殿様)は絶対的な権力を持つ専制君主ではなかったのです。下には家老がおり主君の不正や悪行があった場合は諌言を与えることができました。場合によっては、合意のもとで藩主を辞めさせることができたそうです。 戦後には武士道は軍国主義を助長したものであると、忌み嫌われていますが、全くそのようなものではなく誤解だと言うことがわかりました。武士道は日本の文化を考える上では欠かせない精神的基盤をなすものです。かえって台湾など海外で高く評価されています。うれしいことには台湾の前総統の李登輝は大の日本びいきで日本文化の著書がありますが、日本武士道の解説を行っています。日本語も達者です。 「武士道解題」 李登輝著 小学館 次のものも台湾出身の人の著書です。 「日本人が台湾に残した武士道精神」黄文雄 徳間書店 日本人が書いたものとしては次のものが解り易いでしょう「新渡戸稲造を読む」志村忠夫 三笠書房 知的生きかた文庫 武士道の勉強がんばって下さい。
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