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レギュラー車にハイオク

noname#2748の回答

noname#2748
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回答No.10

そもそも、ガソリンのオクタン価というのは対ノック性に対する指標です。ガソリンというのは単一の物質ではなく、複数の種類の炭化水素の混ざったもので、その中の物質で極めてノッキングを起こしにくいイソオクタンと、極めてノッキングを起こしやすいノルマルヘプタンを混合した標準燃料を作り、試験しようとする燃料とノッキングの度合いが同じなった時の標準燃料のイソオクタンの割合(体積比)をオクタン価と呼びます。従ってオクタン価100というと100%イソオクタンの燃料ということになりますが、実際に販売されている燃料でそのようなことはなく、添加剤を入れることでオクタン価を上げています。 添加剤としては、昔の有鉛ハイオクの時代は4エチル鉛が使われていましたが、人体に対して有害なので現在では、MTBE(メチルターシャリ-ブチルエーテル)などの含酸素系の添加剤が使用されています。 さて、ハイオク仕様以外の車種にハイオクガソリンを使用した場合ですが、燃費の向上については多少望みが持てる程度でしょう。対ノック性が向上するので、点火時期を進めることができるので、エンジンの制御系統に燃料の対ノック性による制御項目が(ノックセンサーなどによるフィードバック制御など)あるものでは、それなりの効果があるかもしれません。また、そのような制御が無い場合でもバキュームアドバンサーを利用した進角機構を持つものでは、負圧による進角が深くなる可能性があるので燃費が向上するかもしれません。ただし、この場合は中低速域での向上が主でしょう。いずれにせよ、燃費向上については車両個別の特性によるものが多いので、必ず向上すると言えるものではありません。また、よほど特殊なエンジンを使用しているので無い限り、ハイオクガソリンを入れたことによるエンジンの不具合が発生することはありませんので興味があるのなら、実験してみてもよろしいでしょう。 最後にノッキングという現象について簡単に説明しておきます。ご存知のようにガソリンエンジンでは、燃焼によるエネルギーをより有効に利用するためは、ピストンが最上部にあるときに圧力が最大になるようなタイミングで点火してやる方が良いのですが、この時にオクタン価の低い燃料を使用すると、点火されたことによる圧力の上昇で燃焼室の端にある混合気が自然着火を起こしてしまいます。自然着火による燃焼速度は1500M/Sという高速(通常の燃焼では20M/S~30M/S)になるため、衝撃波を発生し、あの特有な音が出ます。また、単に音だけでなく衝撃波によって、燃焼室内部の気体の境界層が破壊されるため、その部分の温度が急上昇し、酷い時にはエンジンの破壊に至ります。特に加給機(ターボやスーパーチャージャー)付きのエンジンでは要注意です。 ノッキングはボア(シリンダーの直径)が大きいほど、圧縮圧力が高いほど、点火時期が上死点に近いほど、混合気のA/F比が低いほど、オクタン価が低いほど起こりやすくなります。 それから、前の書き込みにホワイトガソリンについての書き込みがありましたが、ホワイトガソリンを使用する機器は連続燃焼なのでオクタン価は高い必要が無く、まったく別の要求に答えるように作られています。実際コールマン社製の物ではオクタン価30程度だったと記憶しています。このような燃料を使用すると間違いなくエンジンに悪影響があります。

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