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将棋は無限ではない

aminouchiの回答

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  • aminouchi
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回答No.8

お礼が書かれ、その中であらためて質問されていますのでもう一度、一緒に考えましょう。 はじめにお礼の中の問いですが、「勝つか負けるか判らないけれど、自分も相手も最善を尽くして考えて指していく」「結果は負けたとしてもその敗戦に納得ができればよい」と私は思っています。つまり、相手をひっかけるような手を指して勝ったり、相手のうっかりに乗じて勝ったとしても私は面白く感じません。つまり私にとってはその対局の内容が問題であって「勝てば良い」とは思えません。 もう一つ、私の解答がおかしいという点について。 >ぼくの疑問は将棋は有限か無限かとゆうことなのでこの場でこの解答は >答えになっていません。 非常に厳しい言い方になってしまいます。 romarrioさんの問いはもともと無意味な問いでしかありません。確かに原理上では答えはあるはずですが、それが正解であるかどうかは事実上たしかめることはできないからです。 なぜなら、たとえ将棋が有限であったとしてもそれは非常に大きな数の有限であり、たとえ、1秒間に1兆局の勝敗を調べることができたとして、そして下の「千日手」「持将棋」を切り捨てたとしても、すべての可能性を数え上げるやり方ではたかだか百億年程度しかないこの宇宙の寿命内ではその1兆分の1すら調べ尽くせないからです。(数字については下の*を参照してください。) さらに付け加えますと・・ 千日手というルールをご存じでしょうか。これは局面が膠着状態になり、双方が最前を尽くすとまったく同じ局面を繰り返すことになり千日たっても決着がつかないことから設けられたルールです。以前は同一手順が三回生じたら「千日手」として引き分けとして先後を入れ替えて指し直すことになっていました。しかし、この規定では、同一手順とはみなされずに無限に同一局面を繰り返して対局が続く可能性があることが証明されましたので現在では「同一局面が四回現れたら千日手とする」とルールが改訂されています。 さて、この場合をどう考えますか。つまり、千日手というものの存在によって、将棋は決着のつかない無限のものになり得るという一つの結論が出ています。 将棋にはもう一つ双方が入玉して、成駒を作り合い互いに詰めることがまず不可能になることがあり、これを「持将棋(じしょうぎ)」と呼んで双方納得の上で引き分けにするというルールがあります。 これもどう考えますか。この場合、おそらく双方が最善を尽くせば無限に続く結果になると思われます。「千日手」にしろ「持将棋」にしろ起こり得る場合の一つでしかありませんが、双方が最善を尽くせばこうなってしまうと言う結論が出てしまうかも知れません。(現にチェスでは後手番が引き分けを狙うのは当然のこととされています) おそらくromarrioさんは自分の直感に対して確信を得たくてこの問いを掲載したのでしょうが、上の理由によってこの問いは証明も反証もできず、絶対に確かなことは言えないですから、私は「問題にしても意味はない」と申し上げました。あと残るのは自信があろうと無かろうと各個人の「思いこみ」だけです。 最後に、少し横道に逸れますが、質問とお礼などからromarrioさんはお若い方(おそらく十代、いってても二十代でしょう)と推測されます。得てして、お若い方はこのような問題に唯一の答え(正解)を求めがちですが、私はそのような発想を変えて欲しいと思っております。 *一つの局面で可能な手が10通り、平均100手とすれば全可能性は10の100乗通り 一方、一年を一億秒=10の8乗(実際よりかなり多い)としても100億年で10の18乗秒で1兆=10の12乗ですから、百億年で調べられるのはたかだか10の30乗通りです。

romarrio
質問者

お礼

 ご返事本当に有り難うございます。aminouchiさんの話は、とても深く感じ、衝撃的でした。ものすごく考えさせられました。まだ考えが完全にまとまりません。  将棋だけでなくどんなことでもひとつの答えを求めている事にきずきました。将棋も一つの芸術で、絵や音楽と同じで答えがあるとかないとかではなく、芸術家の自己表現の手段ではないかと思い始めています。  aminouchiさんが伝えようとしてくれていることはこのことなんでしょうか。ぼくは、いまアマ三段で将棋のことは何も知らないと同じです。そして、21歳で人生はアマ8級もしくは9級でなにもわかっていませんが、どうかご教授宜しくお願いいたします。

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