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液化ブタンへ塩化物を分散させておく方法
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>>おっしゃるグリコールは分散剤としてお考えでしょうか? 違います。ポリエチレングリコールエーテルは金属イオン(特にアルカリ金属イオン)と強固な配位結合を生じ、その結果アルカリ金属塩のアニオンとカチオンが引きはがされる一方、カチオン側の体積が大きくなるため、無極性分子中に溶けやすくなります。すると電荷中和のためアニオンも仕方なく無極性溶媒中にとけ込んできます。昔クラウンエーテルなどを用いて過マンガン酸カリウムをベンゼンに溶解したパープルベンゼン、などとして話題をさらいました。 この様に、カチオン側を無極性溶媒に溶解させる能力があるのですが、塩化物イオンを溶解させることを促進する機能はありません。 そのため「陽イオンの性質によります」というお答えをしました。 なぜ塩化物イオンでなければならないのか、陽イオンは何なのか具体的に提示して頂ければ考え方は別にあるはずです。
>>本来の目的は液化ブタンに塩化物を溶け込ませたいのです。 こちらの方法は陽イオンの物性によりかなり手法を考えないといけませんが、巨大な陽イオンなら結構溶けるかもしれません。 アルカリ金属塩の場合は一般にはポリエチレングリコールの末端エーテル化されたもので何とかなると思います。 昔はクラウンエーテルなど「毒性」「高価」の問題がありましたが、今は直鎖状のもので十分、という雰囲気のようです。
補足
すばやい回答ありがとうございます。おっしゃるグリコールは分散剤としてお考えでしょうか? もしこの方法を採用する場合ではブタンと金属塩の比重の差は問題にはならないのでしょうか?もちろん完全な分散でなくてもせいぜい24時間くらい分散を保っていればよい(この程度でも私としては許容範囲です)という条件でならこの方法でも比重差は無視してもかまわないということなのでしょうか?分散という現象の定義もよくわからないで質問していますので、その辺りを含めてご回答いただけるとありがたいのですが。
- unya40
- ベストアンサー率29% (60/206)
界面活性剤を利用してはどうでしょうか?この方法で液化ガス中に親水性の粉末を分散させた経験があります。 どのような界面活性剤が適当かはわかりませんが、界面活性剤の原料メーカーに問い合わせてみると良いと思います。メーカーについてはどこがよいか私には判断できませんが、界面活性剤工業会URLをはっておきます。
- 参考URL:
- http://www.jp-surfactant.jp/
お礼
似たご経験がおありなようで大変心強い回答ありがとうございます。早速界面活性剤メーカーを当たってみます。
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補足
門外漢ですみません。でもどうしてもなんとかしたいので、もう少しお付き合い下さい。 まず、塩化物イオンである必要はありません。液化ブタンに溶け込みたい陽イオンはリチウムと銅です。リチウムはおっしゃるクラウンエーテルでも実績があるようですが、もしこのような錯体実験をするとなるとどのような作業が必要になるのでしょうか。(クラウンエーテルはかなり高価なようですが。)