最初の回答者が言われる通り、優れた着眼ですね。私も考えてみたところ、これはやはりもっぱら風刺画・まんがの技法といっていいんじゃないかと思います。いかにもありそうな名前で、しかし現代では小説や映画でそれをやると陳腐で白けてしまう。結局、見た瞬間にある種のイメージを喚起させることが目的の記号であると同時に、ちょっとしたユーモアだといっていいでしょうか。「サザエさん」などで多用されていた手法です。「サルでも描けるまんが教室」の「漫符」の回で説明されていてもおかしくないトピックですね(笑)。
さてご質問は「いかにもありそうで、ある特定の業種・キャラクターなどのイメージを想起させる固有名」を意味する呼称ということですね。
私の見解としては、まんがの技法であるとすれば呼称は特に(まだ)無いということじゃないでしょうか。いわば「代名詞」なんですが、やはりちょっと違う。「常套句」「イディオム」ともまた少しずれた感じです。「符丁」「隠語」「俗語」なにか違いますね。
しかし近代になって出てきた新しい概念ではないはずで、私は詳しくないですがおそらく落語などにも使われているユーモアだろうし、ひょっとしたらシェイクスピアも使っているかもしれません。なにか通称があってもいいとは思いますけどね。ものごとにはすべて呼び名があるわけではないということじゃないでしょうか。
お礼
現実では少ないのに、風刺画の中では代名詞のようになっているからこそ「一種の符号的な言葉」とも言えます。 言葉の都市伝説、単なる言説なのでしょうが、こういうのを何と言えばいいのか知りたいです。