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男の色気と銀座の美味しいお店
kamejrouの回答
- kamejrou
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こんばんはisokenさん あら、 質問しておられましたか？ isokenさんらしい 面白い質問ですが これは回答も難しいでしょうね 色気というのは目に見えるものではありませんから 感じ方も人それぞれでしょうし 例えば私 などは女性を見るときに 襟足のほつれ毛 そのようなことに 女の色気を感じますが 感じない人は何も感じないわけです そうなるとこれは 受け手側の感性次第になる isokenさん ご存知と思いますが 藤竜也 という俳優がおられた 自分がタバコをくわえて その煙で顔をしかめるシーン あれなども私は 男の色気を感じます またそちらの方に話を持って行くと言われそうですが 鶴田浩二さん 着流しの 後ろ姿に 男の哀愁を漂わせて 男の色気を感じます 歌舞伎に触れておられますので 少し話しても見たいのですが それはまたの機会にと思います 中村吉右衛門さん 男の色気と粋が あった役者さんでしたね 訃報を聞きまして 私は本当に驚いておりますし 残念です あの人は 私の5歳くらい上で 学校の先輩でもあります 中退されたようですが 松本白鸚さんの 次男に生まれられた 兄が染五郎さん 初代中村吉右衛門さんの養子に入られた 面白いのは 吉右衛門さん 歌舞伎役者になるつもりはなく 小説家を志された 文学部で 専攻が仏 文学 ある日に 初代吉右衛門さんに言ったそうです 「 お父さん俺は小説家になりたい」 初代吉右衛門さん それを聞いて 「そうか・・・・」と 言ったきり 黙って庭を眺めていた そこで吉右衛門さん ハッとして この中村吉右衛門という名跡は 自分が守らなければ もう随分前になりますが 中村吉右衛門さんの ドキュメンタリー番組を観まして 自分のこれからの仕事は 歌舞伎の将来のために 若い人を育てることです そう話しておられましたが あの年で 毎日の舞台は大変であったろうと思いますね 吉右衛門さんの 願いは 八十歳になって「 勧進帳」の 弁慶を演じること そう聞いておりますが 夢叶わずであった 無念であったでしょう ただただご冥福を祈るばかりです 鬼平犯科帳の話もしたかったのですが 長くなりましたし ここいらにしましょう 歌舞伎座界隈の 美味しいお店の話もしたいと思いましたが
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お礼
kamejrou さん、こんばんは。 ＞例えば私 などは女性を見るときに 襟足のほつれ毛 そのようなことに 女の色気を感じますが 身内の話で 恐縮ですが、長年連れ添った カミさんが、結婚式 等で 和服に合わせ 髪を結った時など、えも言えぬ 色気を感じる事が有ります、勿論 口に出して 言える事ではありません。 ところで 今朝 家内が ふいに、 「 女性は 褒めるべきよ ！ 」 と 訳の分からない事を言い出しまして、 「 えっ、何の事 ？ 」と聞きましたら、昨日だか 時折 勤務先で出くわす 年下男性から、 「 いつも 素敵ですね ！ 」 と 声を掛けられたそうです。 ババアになっても、容姿を褒められると やはり 悪い気はしないのでしょうが、赤の他人には言えても、自分の嫁さんには 言えませんものねぇ。 ＞藤竜也 という俳優がおられた ＞自分がタバコをくわえて その煙で顔をしかめるシーン ＞あれなども私は 男の色気を感じます 確か タバコのＣＭに出ておられました、タバコのＣＭは 酸いも甘いも 噛分ける 渋さが 必須 でしょう、その点で、 「 Speak Lark 」 の ジェームズ ・ コバーン と 日米の渋い男 対決だった気がします。 ところで 私が 藤竜也 さんを知ったのは、テレビドラマ 『 時間ですよ 』 で、色っぽい 女将 篠ひろ子 がいる 小料理屋 の常連役 での事、あの辺りからではなかったでしょうか、ブレークし出したのは。 その後 私が１０代の終わりから ２０代に掛けて、 凄い人気になった、確かに カッコいい中年でして、美しかった頃の 大原麗子 さん と共演した、ＴＢＳ 系 テレビドラマ 『 離婚ともだち 』 が 強烈な印象、 渋谷 が舞台でしたが。 ＞鶴田浩二さん ＞着流しの 後ろ姿に 男の哀愁を漂わせて ＞男の色気を感じます 「 着流し姿 日本一 」 の称号は 、健さんでもなければ 他の誰でもない、やはり 鶴田浩二さん のものでしょう、とにかく カッコ良かった。 殊に 懐にドスを呑んで殴り込む ラストシーン ・・ 、四国 松山 の親分を演じた 『 日本の仁義 』 でも 確か そうでしたよね、痺れます。 因みに 和服が似合う女性ランキングを調べてみますと、 八千草薫 さん ・ 吉永小百合 さん ・ 岩下志麻 さんの３人が、他をぶっ千切っています、やはり 周囲が見る目も 同じなのでしょう。 ＞中村吉右衛門さん ＞男の色気と粋が あった役者さんでしたね そうそう 何か忘れてると思ってましたが、肝心の 「 粋 」 が 抜けてました、確かに 粋 でしたよねぇ、あれは ちょっと表現出来ない、キセルも 様になってましたねぇ。 因みに 「 芸は売っても 色は売らぬ、 辰巳芸者は 江戸の粋 」 と 言われた 辰巳 は、現在 高速道路のインターとしてのみ 名前を留めていますが、昔の 深川 一帯 を指したようです。 それと 確か 尾上菊之助さんの義父ですよね、彼 号泣してましたよ、本当に 悲しかったのでしょう。 ＞あの人は 私の5歳くらい上で 学校の先輩でもあります 中退されたようですが 名門 暁星 で 小中高 と過ごし、その後 早稲田 の 仏文 に行かれたようですね、さすがに 早稲田 多士済々でありまして。 ＞吉右衛門さんの 願いは ＞八十歳になって「 勧進帳」の 弁慶を演じること 良くは知らないのですが、『 勧進帳 』の 弁慶役 は 十八番 だったそうですね。 思うに 様々な 故事や逸話が 折り重なり、現在に至る 日本語の一部を構成しておりますが、もの知らずだった 若い頃の話です。 さる 会議の 司会を仰せ付かった際、 ディテール に 急な変更があり、読み上げる資料が 間に合わなかった事があるのですが、当時 仕えていた上司から 「 いや それは 勧進帳で やれば 良いんだよ ！ 」 と言われ、 「 はぁ ？ 」 ってなものでした。 義経 一行 と 富樫 某 ・・、そりゃ 知識としては知っておりましたが、 勧進帳 でやるって 意味が ピンと来なくて。 私の世代にしてそうですから、果たして 今の若い人の 何割が知っているんだか。 最後になりますが、 吉右衛門 さんが演じた 長谷川平蔵 の特徴の一つに、 嫌味の無い 自然な権高さ があったのではないでしょうか。 地位を笠に着た虚勢は 論外として、常にフランクな上司も 悪くはないのですが、下の者が 仰ぎ見る威厳 ・・ 、 これは、生まれ育ちとしか言いようがありませんね。 何れにしても 惜しい人を 失くしました、謹んで ご冥福をお祈りしたいと存じます。 回答ありがとうございました。