Inconel625の熱処理による組成変化について
- ニッケル基合金であるInconel625の機械加工した物を、真空熱処理前後で蛍光X線分析装置により表面の分析をしたところ、熱処理後の方がアルミの量が多く検出されました。
- 試験片は複数用意しましたが、いずれも熱処理後にアルミの増加が確認されました。組成の範囲内ですが、熱処理によってアルミが増えることがあるのか、外的要因によるものなのか疑問です。
- 熱処理による組成変化について詳しい情報をお持ちの方がいらっしゃれば、教えていただきたいです。
- ベストアンサー
Inconel625が熱処理前後で組成に変化?
ニッケル基合金であるInconel625(AMS5666)の機械加工した物を、真空熱処理(982℃×1Hr→Arガスファン冷却)前後で蛍光X線分析装置により表面の分析をしたところ、熱処理後の方がアルミの量が多く検出されました(約0.05%→0.12%)。 試験片は複数用意しましたが、いずれも大なり小なりアルミが増えています。どれも組成の範囲内ですが、熱処理することでアルミが増える又は増えて検出されることはあるのでしょうか? それとも外的要因により、外部から付着した(コーティングされた?)のでしょうか? 何かしらご存知の方がいらっしゃったらご教示下さい。
- kitchendrunkard
- お礼率33% (1/3)
- 金属
- 回答数3
- ありがとう数2
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
増えることがあり得ます。 Alが優先酸化されて、表面に濃縮したのでしょう。 窒素ガス冷却で酸化します。 表面の色合いが変化していませんか。 ペーパーで研磨してから再分析し、元に戻ることを確認して下さい。
その他の回答 (2)
- kuroneko2020
- ベストアンサー率71% (76/106)
できません。却って悪くなります。 真空度とガスの純度から、それぞれの酸素分圧を計算してみれば分かります。 極薄い酸化膜なので、そのままでも実用性能に影響しないと思います。
- kuroneko2020
- ベストアンサー率71% (76/106)
回答No.1、訂正します。 「窒素ガス冷却で酸化します」を「真空加熱中に酸化します」に。
補足
kuroneko2020さん、ありがとうございます。 仰る「アルミの優先酸化」を防ぎたいと考えています。例えば一度高真空(1×10^-3Pa以下)まで真空引きした後にArガスを大気圧以下まで入れるパーシャル熱処理を行なうなどした場合、アルミの優先酸化を防ぐことはできますでしょうか?
関連するQ&A
- アルミ合金 熱処理 JIS規格について
アルミ合金を熱処理(T4処理/T5処理/T6処理)に対し、JIS規格で定められている事項等はあるのでしょうか?教えて下さい。 又、定められているいる様であれば、どの様な書籍を見れば良いのか教えて下さい。 宜しくお願い致します。
- 締切済み
- 熱処理
- SUS420J2熱処理後の処理
SU420J2をHRC30±3にて熱処理後酸洗いの指示で納入されている部品が、 黒いスス状のものが付いております。 熱処理業者さん見解:焼き色は付くことが有るが、ススは付かない。 メッキ屋さん見解:ススが付いていると酸洗いでは落ちない。 以前、同素材の別部品でサビが発生しており、現状では使用出来ません。 出来ましたら、ススの発生原因と熱処理後の正式な表面処理方法をお教え頂きたいのですが、お願いします。 時間が掛かりましたが、結果を報告します。 黒くなってしまった物・・・ゴム研磨にて仕上げました。 処理方法の変更・・・・真空熱処理後の硝酸処理では、焼き入れ後の冷却方法 が油であることと温度に関係して、スマットの発生は 押さえられませんでした。 真空熱処理後、無電解ニッケルメッキにて仕上げに変 更し、客先も了解を得られました。 ご助言を頂いた皆様ありがとうございました。今後もお願いいたします。
- ベストアンサー
- メッキ
- 熱処理後コーティング膜の変色
SKH51材にTiC/TiCN/TiNをコーティングした後、真空熱処理しました。 母材のHRC硬度はOKですが、金色のコーティング膜が灰色になり、又コーティング層も劣化しました。 表面硬度HV1200(50g)。 原因と対策、お教えください。
- 締切済み
- 熱処理
- ニッケルめっきの熱抵抗
ニッケルめっきされた銅基板にアルミワイヤーボンドされた部品の熱伝導問題で悩んでいます。ニッケルめっきは銅に対して金属結合されていないためめっき部で熱抵抗が大きくなると予想していますが、どれくらい大きくなるのでしょうか?例えば溶射などのコーティングに対してどれぐらい熱抵抗(もしくは電気抵抗)が大きくなるのでしょうか?どなたかお教えください。
- ベストアンサー
- 金属
- ダイカストアルミ合金熱処理の焼入れ水温について
ダイカストアルミ合金の熱処理(T6処理)をしているのですが、今のところ焼入れの水槽の水温をまったく管理出来ていない状態です。製品の品質に現在は問題ないのですが、水温が品質にどのような影響があるか知りたいです。よろしければ教えてください。 お願いします
- 締切済み
- 熱処理
- 熱処理に係る検査成績書の記載内容
金属材料の熱処理検査成績書に記載されている検査項目にはどのようなものがあるのでしょうか。 金属ではないのですが、某公的機関より、無機酸化物材料の熱処理(完成品の熱履歴確認のための;雰囲気調整下、電気炉内での加熱のみ)の依頼があり、熱処理済サンプルのほか検査成績書の提出も求められています。但し組成分析や表面観察等の評価は別途行うことになっています。 webをみたところではセラミックスは見当たらなかったようなので、手掛かりとして金属での事例を参照させていただきたいと思っています。 先方との協議次第なのか等々、全く不案内につきご教示よろしくお願いいたします。
- ベストアンサー
- その他(材料・素材)
- 磁性と錆の関係に関して
現在ニッケル合金の仕入れを行っています。 もともと若干の磁性を持つNi-Cu合金なのですが、 あるものはまったくつかなかったり、あるものはカチンと音がするほど勢いよくくっつきます。 組成分析では材料にばらつきはなさそうなので、結晶構造のばらつきによるものと思っているのですが。 質問は、このバラツキにより耐食性に影響が出るかということです。 磁性と錆に関して、因果関係はあるのでしょうか? Ni合金の文献が少なく、この手の情報がなかなかはいりません。 ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただけるとありがたいです。
- ベストアンサー
- 金属
- アルミ合金のT7調質について
アルミ合金の調質でT7とは溶体化処理+過時効処理と聞いていますが、過時効処理後に表面処理などで熱を加えた場合、時効が進んで強度低下してしまうのでしょうか? 因みに、アルミ合金はAL-Si-Cu系でT7調質後にテフロン(PTFE)加工を行なっています。 よろしくお願いします。
- 締切済み
- 金属
お礼
kuroneko2020さんありがとうございました、参考にさせて頂きます。