サブゼロ 置き割れ

このQ&Aのポイント
  • サブゼロとは、残留オーステナイトがマルテンサイトに変化することで起きる現象です。
  • しかし、サブゼロ製品はなぜ割れないのでしょうか?
  • 本記事では、サブゼロの特性と割れない理由について解説します。
回答を見る
  • 締切済み

サブゼロ 置き割れ

置き割れは残留オーステナイトがマルテンサイトに変化する事で、起きる現象だと認識しております、 サブゼロも同じ事をしていると思うのですが、 なぜ、製品が割れたりしないのでしょうか??

みんなの回答

回答No.2

正しくはないけど間違いじゃない程度の簡易化イメージです。 基本的に、ワークは残留応力が最も低くなるように変形が生じてい行きます。 残留オーステナイトのマルテンサイト変異が時間をかけて起きる場合、変異発生→変形→別の場所で変異→さらに変形となります。 この時、最初の変形でクラックなどが生じると次の変形で応力集中が発生し、割れが進展します。 サブゼロ処理の場合では全体で一気に変異が生じるので、発生した応力が打ち消しあい、割れの進展にまでいたらない。 極々簡易的には、以上の様な感じです。

  • kon555
  • ベストアンサー率52% (1754/3367)
回答No.1

焼き入れ時の割れの要因は一つではありません。「残留オーステナイトがマルテンサイトに変化する事」で割れるという認識は改めましょう。 変態時の応力が原因になったり、そもそも表面に微細クラックがあったり等々。また「置き割れ」と呼ぶ場合、空冷時の放置時の割れの事が多い印象ですが、この場合は製品の冷却が部分ごとにムラが発生する事も大きな要因です。 以下のpdfが詳しく解説していますので、よければどうぞ。サブゼロと割れの関係も少し挙げています。 https://www.nachi-fujikoshi.co.jp/tec/pdf/06d1.pdf#search=%27%E7%BD%AE%E3%81%8D%E5%89%B2%E3%82%8C+%E3%83%A1%E3%82%AB%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0%27

関連するQ&A

  • 時効割れ

    過去に似たような質問をさせてもらってますが、宜しくお願い致します。 ステンレス鋼にはオーステナイト/マルテンサイト/フェライト系があると 聞きます。マルテンサイト系/フェライト系でも時効割れという現象は 起こる事があるのでしょうか? お詳しい方いましたら教えて下さい。

  • 冷間ダイス鋼へのサブゼロ処理によるリスクについて

    冷間ダイス鋼(SKD11、DC53など)を使って抜き型を製作する場合、残留オーステナイトによる経年変化対策としてのサブゼロ処理の効果はある程度分かるのですが、抜き型ですので刃があり、相応に金型表面の起伏がある場合、サブゼロ処理によって、クラックが発生するなどのリスクはありますか? 

  • サブゼロ急熱法について

    ある熱処理会社のサイトに載っていたのですが、 応力による経年変形への対策の項目に 対策:残留応力を除去する 方法:低温焼なましを行う   :サブゼロ急熱法を行う と、「低温焼きなまし」に並んで「サブゼロ急冷法」が挙げられていたのですが、何故「サブゼロ急冷法」が残留応力の除去になるのでしょうか? 某熱処理入門書には 「サブゼロ後に水中や油中で急加熱すると圧縮残留応力が発生する」 とありました。つまり 「圧縮残留応力で引張残留応力を押さえ込む事により、経年変化を防止する」 という解釈でよいのでしょうか? でもそれだと残留応力の「除去」にはならないと思えてしまうのですが・・・ ただ、熱処理会社さんが違いを無視して同列にしてしまっただけなのか それとも、私の解釈が間違っているのか・・・ あともう一点、そもそも「サブゼロ急冷法」により圧縮残留応力が発生する理由が分からないのですが、どなたかご教示いただけないでしょうか よろしくお願いします 3カ所も間違えていますね・・・ ×サブゼロ急冷法 → ○サブゼロ急熱法 スミマセンでした

  • サブゼロ温度はなぜー80℃なのか

    suj-2材のサブゼロ処理をしていますが、残留オーステナイトを調べると-80℃処理と-60℃で差が見当たりません。コストを考えると-60℃に変更したいのですが、良くわからない理由で技術から拒否されました。-80℃と-60℃では効果の違いは有るのでしょうか。逆に-80℃ではなくてはならない理由があればご教授下さい。

  • 応力腐食割れについて

    SUSの応力腐食割れは、オーステナイト系特有の現象とされていますが、 なぜオーステナイト系の方が“腐食”から“割れ”へ進み易いのでしょうか? 粒界の違いのように感じていますが、良く分かりません。 伸び(%)が悪く、加工により割れが発生し易いのはフェライト系と教わってきたので、 応力腐食割れについて、オーステナイトが割れやすく、フェライトが割れにくい現象が 理解できません。

  • 金属の結晶粒の大きさについて

    金属の結晶粒が粗大化していないかを見るのにオーステナイト粒度試験というものがありますが、仕組みが良く分かりません。 焼入れ後のモノを見る際は、ほとんどマルテンサイト化しており残留オーステナイトは微量なはずなのに、何故マルテンサイトでなくオーステナイトで粒度を見るのでしょうか? まだまだ勉強を開始したばかりで知識が浅くすみませんが、ご教授いただけると助かります。

  • 軸受鋼の組織について教えてください

    ナイタールエッチングにより残留オーステナイト,マルテンサイトの識別は可能なのでしょうか? 可能なのであれば,それぞれの組織はどのように違って観察できるのでしょうか. また旧オーステナイト粒界観察用エッチング液では,粒界の観察が用意にできますが, なぜあのようにはっきりと粒界が現出するのでしょうか. よろしくお願いします.

  • 応力が開放される時のエネルギーは強烈ですか

    熱処理の初心者です。 ど素人の質問で申し訳有りませんが、教えて下さい。 SKD11を高温焼戻しすると、経年変化が生じる為 その対応策として 安定化処理が効果がある理解しています。 この安定化処理は、残留オーステナイトがマルテンサイトに変化する際の 応力を抜く事と考えてよいのでしょうか? また、応力が開放されると言う事は、そのエネルギーは何らかの形で現れる 物なのでしょうか?(例えば寸法が変化する とか) また、リング状の製品を安定化処理した場合、その応力は外側 または 内側のどちらかに開放されるのでしょうか? 以上の内容について、宜しくお願いします。

  • 残留オーステナイトとC%の関係。

     鉄鋼材料のC%が増加すると、それに伴い、焼き入れ時の残留オーステナイトの量も増加すると習いましたが何故でしょうか?  私が考えた理由としては以下が考えられますが、 合っていますでしょうか。また、他に理由はありますでしょうか 理由  まず、C%が増加することでMs点、Mf点が小さくなる。 つまり、焼き入れを行い、ある温度まで下げたときにマルテンサイト変態した量が減るため、その分残留オーステナイト量は増加する。 わかる方いましたらご回答よろしくお願いします。

  • マルテンサイト変態 無拡散変態

    あるテキストで、マルテンサイト変態は無拡散変態で、成長伝播速度は約100000cm/secであると書いてありますが、何故水焼入れと油焼入れで残留オーステナイト量が異なるのでしょうか?