溝のR寸法(指示)について

このQ&Aのポイント
  • 溝の加工に関するR寸法の指示について疑問があります。
  • 古い図面ではRの指示をしないことがありますが、一般的な指示方法は何でしょうか?
  • JISではあいまいな指示は認められていないが、加工する側に自由度を与えることもあります。
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溝のR寸法(指示)について

古い図面を修正中に「カッターR」というみたことのない指示を見つけました。 例えば、100x100x t10 の材料の一端から、巾28、深さ5、長さ50の 溝を加工するような状況をイメージしてください。 普通であれば、溝の端部は(R)で指示し、図中ではR14になるかと思います。 しかし、R14である必要が無い場合、2xR5のような指示も有るかと思います。 ところが古い図面では、(恐らく)加工する側で任意の刃物を使用することを認める為、 Rの指示をしないようにしているのだと思うのですが、 このような場合は、どのような指示(寸法記入)が一般的なのでしょうか? このようなあいまいな指示はJISでも認められてはいないと思います。 でも実際には、加工する側に自由度を与えようとすることは有ることだとも思います。 皆さんのご経験を教えてください。

noname#230358
noname#230358

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noname#230359
noname#230359
回答No.2

旧JISには図に寸法指示が無い場合「見える通り、直線に見えるは直線、直交に見える線は直角に、丸に見える形状は円とする」の原則があったので、見える程度で加工すればよいことになります。 天邪鬼に(放電加工で)R0にされても文句は言えない。 図面は公差無の参考寸法カッコ付 (R14) で良いでしょう。   JISZ8317-1   製図-寸法及び公差の記入方法-第1部:一般原則   5.8注記   半径が他の寸法から導かれる場合には,半径を示す矢印及び数値なしの寸法補助記号   並びに参考寸法を表す括弧によって(R)のように指示する。   7.11参考寸法   参考寸法は情報提供だけのためにある。この寸法は括弧で囲み,公差を付けない 数値無の(R)の方が正式かもしれない。 エンドミル工具はサイズが豊富、またNCならは工具径から大径は拡大できるので制約はほぼ無い。 フライスカッタで溝が途中で止まった形状。終り際から立ち上がりにカッターRが残る部分、ヘタに指定すると購入が必要になり、サイズも限定的なので「カッターR」を使います。

noname#230358
質問者

お礼

ご返答ありがとうございます。 個人的には(R)が最適だと思います。これで何らかの不都合が有る場合には、 現場の方から「R**でもいいですか?」のような問い合わせが有ると思います。 最初にご返答をくださった方の「R14以下」と言うような指示が、 最も(加工の)間違いの無い指示方法かなとも思います。 「新しいもの(刃物)わざわざ買わなくてもいいよ」 --> 「カッターR」 分る気もします。加工屋さん等にも聞いてみようと思います。

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noname#230359
noname#230359
回答No.6

ピン角だと応力集中で破壊するため Rが必要のときつけます ロウ付けチップの工具の場合手研ぎなので ピン角が作れてしまいます 戦中のゼロ戦のねじなぞ、ろくに育てていない工員で加工していたため よくねじが折れていたそうです (高校の先生の話の段による) そのため、手研ぎでRをつけるのですが じゃあ、そのRは何Rっと厳密には決められません RはRゲージによる目視検査なので誤差が大きすぎる 今は、チップで決まってしまうのだけど 角部は相手側の逃がしに(C面)によったり Oリング場合切れたり削れたり 焼入れ品なら焼き割れ 応力集中による破壊 など致命的な設計不具合があり また、相手方部品の乗り上げなどあるため 注意が必要です >>JISでも認められていない・・・ JISを読んでくと、矛盾はありますよ

noname#230358
質問者

お礼

ご返答ありがとうございます。 範囲を広げて考えておられるようで... すみませんが、今回の件については、応力に関してはさほど考慮していません。 悪しからずご了承ください。 >JIS... そうかもしれません。 JIS規則でがんじがらめの図面が良いとも思っておりません。 社内ルールや、顧客先或いは協力会社との取り決めによるところも有り、 その中でも出来る限りJISにのっとった記述が良いのではないかと思っています。

noname#230359
noname#230359
回答No.5

本来図面上曖昧な指示は避けるべきです。加工業者を特定しない場合、その 手持ち工具の関係で多少の範囲を許容しようとの意図でしょうが、個人的には やはりはっきりと明示すべきだと思います。たとえば段付き軸などではR寸法 が応力集中に影響するため、強度上問題になることも少なくありません。

noname#230358
質問者

お礼

ご返答ありがとうございます。 他の方も言われておりますが、間違いを無くすため、 明示することが大事であり、更には確認が大事ですね。

noname#230359
noname#230359
回答No.4

加工する立場から見ると、溝端の形状よりも、 ・ワーク材質 ・素材状態(黒皮、6C加工済) ・幅の公差 ・壁面および底面の面粗さ ・壁面と底面の直角度 ・壁面と底面の繋ぎ部の形状(ピン、R、C) の方が気になります。 一般公差なら、φ20or25の刃先交換式エンドミルで溝加工→肩加工、 精度ものなら、上記溝加工の後に→φ16ソリッドエンドミルで肩加工、 を行うので、R14にしておくと肩加工の取り代が一定になることから 作業性が良いと思われます。 加工屋さんが決まっているのであれば、出図前にご確認することは 大賛成です。

noname#230358
質問者

お礼

ご返答ありがとうございます。 大変参考になるアドバイスを頂きました。 仰る通り、加工精度が必要な場合には、特に確認が重要ですね。

noname#230359
noname#230359
回答No.3

私は結構、回答(2)氏のいうような参考寸法を図面に使いことが多い方である。 加工のノウハウを十分に熟知した上での、アドリブならば多少は良いだろう。 っということから、やったことはないが(R5~14)のような表現でも良いかも 話は少し逸れるが、>「見える通り、・・・」私も古い人間なのでそうしてる しかし、断面図に於いて輪郭(ハッチングに接する)線だけを、作図する方が 見易いとか判り易いと言い未だにそう作図する人が居るが私には抵抗感がある 更に >「見える通り、・・・」に逆に拘り過ぎて見難い図面になっても気にも ならないような低レベルの機械設計士が増えた気がするのだが、歳のせいかな 見易くて間違いの生じない良い図面を書く事はモノ作りの基本中の基本ですね

noname#230358
質問者

お礼

ご返答ありがとうございます。 見易くて間違いの生じない良い図面...  仰る通りだと思います。 省いても理解できるものは省き、多少煩わしくとも間違いのないように 表現すべきところは省かない。 難しくも有り、大変重要な事だと再認識いたしました。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

溝加工の端部のRが制限が無い場合は、R指示は次のような指示が想像できます。 『R最少にて加工の事』、『R14以下の事』『R任意』等でしょうか、、、。  実際設計者は任意でOKでも、部品毎に(複数図面がある場合)端部Rが  マチマチだと、部品同士が並んだ場合に見た目が大きく違うのは、  部品そのものをいい加減に作っているように見受けられるので、  R5、R10 等と指示をするのが普通と考えます、  

noname#230358
質問者

お礼

早速のご返答ありがとうございます。 仰るように、不揃いの部品になる可能性が高いですね。 私はこのような指示を出したことが無く、現場或いは加工屋さんと相談して 加工に都合の良いRを指示したことは有ります。 また、段付棒等で「R1以下」「R0.5以下」等の指示はしたことが有りますが、 長穴のような形状でR**以下という指示は出したことが有りません。 もし任意のRで加工してもらうのならば、この指示が良いような気がします。 それでも、最後に書かれているように、R5等の一般的な刃物のサイズで 指示した方が、加工現場では作業しやすいでしょうね。

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