鍛造品の焼き直しについて
- SCM440の鍛造品を焼き入れ、焼き戻ししましたが、柔らかくなり過ぎたので焼き直ししました。
- 焼きなましをしないで、もう一度焼き入れ焼き戻しをして、硬度を出しました。
- 焼きなましをしないと何か問題があるのでしょうか?その後の加工に影響があるのでしょうか?2度まで焼き直しが可能だと聞いています。
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鍛造品の焼き直しについて
SCM440の鍛造品を焼き入れ、焼き戻ししましたが、柔らかくなり過ぎたので焼き直ししました。 焼きなましをしないで、もう一度焼き入れ焼き戻しをして、硬度を出しました。 焼きなましをしないと何か問題があるのでしょうか? その後の加工に影響があるのでしょうか? 2度まで焼き直しが可能だと聞いています。 よろしくお願いします。
- 熱処理
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何にしろ焼き廻しは良くない・・・・ 熱処理・現場ノウハウ99選 http://pub.nikkan.co.jp/books/detail/00002019 [事例12] 再焼入れ時の焼なまし 焼入れ後の硬さが低い部品は先に進めることを止めて必ず焼きなましを行う。 その場合、再焼入れをする前には焼きなましを省略することは慎むべきである。 焼きなまししないで続けて再焼入れを行うと、最初の焼入れで緻密になっている組織が 再焼入れにより、さらに緻密化して焼割れを生じる場合がある。 本の格のわりには高いが、構造物の焼入れの実例が多いので購入をお奨めします。 調質材を高周波焼入れする2段焼入もあるから、いかなる場合も必須ではなく、その部品の使い方次第。焼入の目的が耐摩耗性で靱性を要しないなら有り得ても、SCM440鍛造はそうでないでしょう。 焼きなまし焼入を繰返すと脱炭が問題。これを避けたいなら完全なましより低い温度で応力除去なましを行う。 禁物なのは甘焼きになったのを戻しで低温にして調節すること。逆に適切な焼きで戻しが足らなくて再度行うのは差支えない。組織に影響しない温度だから。しかし焼入の段階で硬さを測らねば判断が難しくなります。
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鍛造品の形状によっては、経時変化や加工でクラック等が発生したり、反り等が多く 発生したりする恐れがあります。
お礼
参考になりました。ありがとうございました。
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