工具鋼の焼入れと均一な仕上げ方法

このQ&Aのポイント
  • 工具鋼の焼入れについて、エア工具の先端工具の焼入れ方法や問題点について解説します。
  • 焼入れ温度や冷却油の選び方など、焼入れの強さについての改善策をご紹介します。
  • また、30本程度の均一な仕上げ方法についてもアドバイスいたします。
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工具鋼の焼入れ

エアー工具(コンクリートを破壊する機械)の先端工具(ノミ)の焼入れをしております。 コークスで800°~850°ほど加熱をし、60°~80°の冷却油に入れ、焼入れをしています。破壊力の弱い機械のノミはそれなりに使えるのですが、破壊力の強い機械で使用するとノミの中間部で、折れてしまうことがあります。(10本中2~3本位) 焼入れが強すぎると指摘されるのですが、 改善策のヒントをご教授願います。 また、1回に30本位焼入れするのですが、均一に仕上げるにはどうしたらよいでしょうか。

noname#230358
noname#230358
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みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.3

刀のような二重構造をもった硬くて靱性のある物にした方がよいです。 刀は、刃部は高炭素鋼で硬く脆いが、その廻りの峰を含めた部分は鍛造で鍛えられています が、比較的低い炭素鋼で若干軟らかめで粘り強い構成になっています。 それと同じで、ノミ等の先端工具の場合は、 ? コンクリートを直接破壊する部分は、材質にもよりますが、焼き入れのみや焼き入れ 焼き戻しを行なう ? エア工具から力を伝達する部分も、材質にもよりますが、焼き入れのみや焼き入れ 焼き戻しを行なう ? その他の部分(?と?のつなぎ部分)は、比較的軟らかく粘り強い性質にする必要が あります (その部分だけ浸炭したり、高周波焼き入れを部分的にしたり、焼き戻しを確りしたり して、粘りを出し靱性をよくします) その理屈は、この森の検索システムを使用し、“靱性”で『キーワード検索』『すべての検索』 検索すると理解できると思います。 また、その他に、熱処理一般内容から材質や熱処理方法を変更しての対策もありますから その関連のURLも記しますから確認下さい。

参考URL:
http://www.netushori.co.jp/story/index.html http://tobu.or.jp/yasashii/main_index.htm http://tobu.or.jp/yasashii/kouzai/
noname#230359
noname#230359
回答No.2

工具鋼といっても鋼種は何ですか?SK3とかSKS3でしょうか? それだと、ちょっと硬すぎませんか?耐衝撃用にはSKS4の方が良いでしょう。 ひょっとして、ズブ焼きしていませんか?焼きを入れるのは先端だけでいいでしょう。それで、最悪曲がることはあっても、折れることはないでしょう。いや、曲がっては困るというのなら、ズブ焼きした後に軸部だけを高温焼き戻しして適度に硬さを下げればいいでしょう。 先端部も焼き戻しは必要ですが、軽くアブル程度でよいでしょう。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

材質はSK材かな? >コークスで800°~850°ほど加熱をし、60°~80°の冷却油に入れ 焼入れの温度管理はもう少し細かく管理するが必要があると思う。 冷却油も撹拌しながら一定にしてやる。 気になったのは 質問の文言から「焼き戻し」が抜けている。 靭性は油冷をする事で水冷よりは良いとは思うが・・・ 刃物の場合は靭性を持たすために焼戻しをして硬度と靭性をバランスさせる が一般的な方法と認識しています。 昔の職人さんは自分で「火造り」して刃物も作っていた 現在でもキサゲの刃物を自分で作っている知り合いもいます。 熱処理は外注に出してる会社も多いのが現実だが 貴社にて材料と熱処理をしっかりと調べる必用があると思う。

参考URL:
http://www.dentoukougei.jp/chokin/katakiri080207.htm http://homepage3.nifty.com/rockhill/furaisu-11.htm http://www.netus

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