低真空装置の真空グリースについて

このQ&Aのポイント
  • 低真空装置で使用する真空グリースについて検討しています。
  • 高真空用グリースと通常のグリースの違いについて調査しています。
  • 真空用グリースと通常のグリースの脱ガス度合いの違いについて知識を求めています。
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低真空装置の真空グリースについて

真空装置内の可動部に塗る真空グリースを探しております。 装置は低真空程度です。 高真空用グリースというのは多く見かけますが低真空用グリースという物は 発見できません。 高真空用グリースを使用すれば問題ないのですが、金額が通常のグリースと比べると高額なので低真空下では通常のグリースが使えないか検討しております。 グリースメーカーに通常グリースを低真空下で使用すると どうなるか問い合わせてみても真空用グリースをお使い下さいとしか回答を頂けません。 真空用グリースと通常グリースでは脱ガス度合いが違うと考えているのですが、どなたか技術資料などご存知の方はご教授頂けませんでしょうか? 宜しくお願い致します。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

真空グリスは、商社で買うと高いです。 真空装置をあつかっているところが安いと思います。 ダウ社のHVG 50gが、奈良の吉川製作所で1000円くらいでしたが、近くの商社で買ったら2000円くらいしました。 最近の価格はわかりません。ごめんなさい。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

真空グリスを使うべきです。 ダウコーニングとか信越シリコーンからでてる 真空グリスです。 例えばすぐに思いつく代替品としてワセリンを例に取ると 20℃で0.5Pa以下の蒸気圧とあります。 (蒸気圧とは、脱ガスの度合いのことです) http://www.st.rim.or.jp/~shw/MSDS/22027250.pdf 一方真空グリスの正確な蒸気圧はわかりませんが、 10E-4Pa程度までは確実に使用できる、 つまり蒸気圧は無視できるということです。 真空にとって蒸気圧は大変重要です。 以下、それを簡単に説明します。 真空には 「綺麗な真空」 「汚い真空」 があります。 また真空の良し悪しは ・絶対圧(バラトロンや水銀柱の値) ・残存ガスの種類 で決まると考えてください。 例えばあなたの会社の製品にとって炭化水素ガスが 甚大な悪影響を及ぼすと仮定します。 1 炭化水素ガスが充満している100Paの真空槽で 製品を製造したとき 2 真空引き→純アルゴンでパージ を数回繰り返し、最後に1000Paまで 純アルゴンで腹圧した真空槽で 製品を製造したとき さて、製品に悪影響をおよぼすのはどちらでしょうか。 明らかに1が悪く、2が望ましいことになります。 絶対圧では1の方が良いにも関わらず、 製品は2の方が良いのです。 見かけの圧力は1の方が良くても、 1の方が真空槽内に存在する炭化水素ガスの量が多いからです。 (炭化水素ガスの「分圧が高い」といいます) こういうことがあるので、真空装置を使うとき、 蒸気圧の低い専用のグリスや油を使用します。 余計なことを考えたくないからです。 真空で悩みだすと、ハゲます。 胃が痛くなります。 真空中で製品を製造する人間は 残存ガス、アウトガス、外部リークといったものに 最新の注意を払わないといけないのです。 そこまで神経質になる必要がないとおっしゃるのであれば ワセリンなどでいいと思います。 しかし心配であれば真空グリスを使ってください。

noname#230358
質問者

お礼

丁寧な解説ありがとうございます。 蒸気圧がひとつの目安になるようですね。 やはり真空用を使うのが望ましいとは思います。 確かに真空装置は胃が痛くなります。

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