接触抵抗の測定方法について

このQ&Aのポイント
  • 接触抵抗の測定方法について
  • リレーやスイッチの仕様書には、接触抵抗値の測定方法が記載されています。一般的な方法としては、6V1A電圧降下法やミリオームメータによる測定があります。商品によっては両方の方法が記載されていることもあります。
  • 6V1A電圧降下法は、6Vの電圧をかけて1Aの電流を流し、その際の抵抗値を測定します。一方、ミリオームメータは高精度な抵抗計で、微小な抵抗値を測定することができます。ミリオームメータの方が厳しい条件と言われることもあります。
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接触抵抗の測定方法について

初歩的な質問で申し訳ありません。 リレーやスイッチの仕様書に接触抵抗値という記載がありますが、その測定 方法で6V1A電圧降下法であるとかミリオームメータにて測定という記述が あります。これらの違いは何なのでしょうか。 商品によってどちらかのみの記載かと思えば、1つの商品で両方記載しているものもあります。 例えば、6V1A電圧降下法で30mΩ以下とミリオームメータ(YHP)で50mΩのように併記してあります。「ミリオームメータのほうが厳しい条件」というような話も聞いた事があり、そのために仕様値が高いのかなと思っていましたが、その測定原理がわかりません。測定物の抵抗値が変わることはないと思いますので、測定方法(計測器の内部も含む)に何か違いがあるのでは と思い、質問させていただきました。 また「ミリオームメータは微少負荷向き」のような話も聞いたことがあります。原理が分かれば、その辺りのことも理解できるのではと考えています。 お手数ですが、回答もしくは参考文献のご教授をお願いします。

noname#230358
noname#230358

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noname#230359
noname#230359
回答No.1

導線や抵抗器の抵抗などは,一般にオームの法則が成立します。 オームの法則とは,2端子の素子において流す電流に対してその端子間に 発生する電圧が「比例する」ことを言うものです。 ところが,接触抵抗は接点表面の酸化膜の影響などで,オームの法則が きれいに成立しない場合が一般的です。オームの法則が成立しないとは, 流す電流に対して,端子間に発生する電圧が比例しないことであり, 電圧÷電流で求める抵抗値も測る条件によって一定値とならないことに 相当します。 測定法の違いとは簡単に言うと,測定時にどれだけ電流を流す条件で 電圧を測るかということです。 一般のマルチメータの抵抗測定レンジを使ったとき測定電流はmA以下 の場合が多いと思います。これに対してミリオームメータ(接触抵抗計) では100mA程度の電流で測ります。電圧計-電流計法では,必要に 応じて1Aでも1000Aでも電流を設定することができます。 過去のQ&Aの例を張っておきますので参考にしてください。 接点の接触抵抗が通電電流によって変化する性質があることは,リレーの 使用上の注意に書いてあります。「ドライサーキット」という言葉がキー ワードです。 ◆電気系の学生実験 http://www.ee.fukui-nct.ac.jp/~yoneda/text/Experiments/4M/RegisterMeasurement.html

参考URL:
http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=210385&event=QE0004 http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=211824&event=QE0
noname#230358
質問者

お礼

各測定方法により通電電流が違い、それによって単純にオームの法則が成り立たないことが今回のポイントですね。またリレー等の仕様書を見ていると 電流値が小さいほど、抵抗値は高くなる傾向にあるようですね。丁寧な回答ありがとうございました。今回初めて本サイトを使用させていただきましたが、大変よくわかりました。ありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。

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