離型剤の影響と安全性について

このQ&Aのポイント
  • 離型剤を使用したフィルムインサートの樹脂成形品において、離型抵抗の増加により成形品の変形不良が発生しています。寸法確保とエジェクターの変形防止を両立させるためには離型剤が必要ですが、使用するシリコン系離型剤は成形品の割れや変色、フィルムとの剥がれが懸念されます。
  • 現在使用しているシリコン系離型剤の影響は不確かです。しかし、成形品の品質に悪影響を及ぼす可能性があるため、他の影響の少ない離型剤を検討する必要があります。
  • 安全性と成形品の品質を確保するためには、シリコン系離型剤以外の選択肢を探すべきです。影響の少ない離型剤としては、水系や無機系の離型剤が挙げられます。詳細な調査と実験を行うことで、最適な離型剤を選定しましょう。
回答を見る
  • 締切済み

離型剤による成形品の影響

フィルムインサートの樹脂成形品をメーカーから購入しています。 寸法確保のため射出圧や保圧を高めで成形させていますが、離型抵抗が大きくなりエジェクターピンで押し出すと成形品が変形する不良が発生しました。 寸法確保とエジェクターの変形防止の両立をするには、離型剤しかないといわれました。 そこで相談があります。 シリコン系の離型剤を使ってますが、?成形品の割れ?変色?フィルムと成形品の剥がれが懸念されます。 今使用しているシリコン系離型剤の影響は、どうでしょうか? また、影響の少なそうな離型剤はありますか?

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

(1)抜き勾配をきっちりとる。(2)突き出しピンの数、面積を増やす。の金型修整が常道、抜本的対策です。 離型剤のスプレーでは品質の安定性が疑問です。離型剤は作業場中に飛散する。接点不良のおそれありとして、電子部品メーカーなど離型剤の使用を認めないところ少なくない。

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございます。 金型を修正する段取りは取ってあります。 それまでの緊急対策として、案がなく・・・・ ありがとうございました。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

金型の構造が分からないのではっきりと言えませんが、 まず一つ確認していただきたいのは、本当にエジェクタ突き出し時に 変形しているかどうか…です。 と言うのも、充填圧を高めで成形する場合、キャビティからの離型抵抗も 考えられるからです。離型時の変形がある場合、キャビティ側の抜き勾配等 調整が必要でしょうし、離型剤にしてもそれによってタイプ、噴霧箇所も 変わってきます。 コア側に深いリブ等があるなど、原因がはっきりしていれば問題ないですが。 あと、インサートするフィルムはキャビ、コアのどちらにセットしますか? 物によってはエジェクタピンの摺動に悪影響を及ぼしてしまう場合も あります。 離型剤はおっしゃる通りハガレ、窓物に際してはモヤ等のリスクを含む為、 最終的な手段としておいたほうがいいと思います。 その前に ●金型から突き出し時に抵抗のある箇所の見極め。 (透明ABS等、変形による白化が目視確認できる材料で  成形テストし、離型時、突き出し時の製品をそれぞれ都度確認する) ●離型抵抗のある部分が本当に加工不能で、  勾配をつけたり磨くなどの対応が出来ないのかどうかの確認。 …以上の確認は事前に必要と思われます。 (既に対処済みかもしれませんが老婆心です) あと、金型の構造、フィルムセット方向(キャビ、コア)等が 分かれば有り難いです。 遅れて大変申し訳ありません。 EPでの変形が確定している場合でしたら、離型剤と銘打ってある 物よりも、ウチでは気化性防錆剤スプレーを綿棒等で直接該当するEPに 塗ってます。 もしくはEPと言うより立ち上がり形状が突出し時に摺動不良を 起こしているようでもあるので、その付近に塗った場合との比較を お勧めします。 1ショットごとに拭き取り、別のポイントに塗って再度1ショット… 意外な部分が影響している事もあるのでこれは有効な方法です。 ご参考までに http://www.fukugousizai.co.jp/ (防錆潤滑剤>短期) http://www.yamaichikagaku.com/kin/kinou1.html#bou

noname#230358
質問者

補足

お返事ありがとうございます。 ?EPでの変形に間違いありません。 成形品の形状はカバーでして(弁当箱の様な形状で)、一番広い面に窓があいている形状です。 フィルムインサートの場合、透明樹脂が多いですが、白色を使用しています。 ?フィルムはキャビにセットします。 金型構造は、カバーですので、弁当箱の内側に4ヶ所の爪があり(スライド) 弁当箱の立ちあがったリブ形状をEPで押しています。 ゲートはサブマリンです。

関連するQ&A

  • シリコーンを圧縮成型後の離型不良

    シリコーンゴム(詳細の使用はわかりません)を圧縮インサート成型し熱重合後に型から取り外すときに貼りついてしまい苦労しています。 形状は□30でΦ200の円環の中に,□15の円環上の金属をインサートしたものです。 フラットエンドミルで加工したステンレス鋼製の金型を使用しており,表面を#600ペーパーで磨いたのですが,より強固に貼りつくようになってしまいました。射出成型用の離型剤も効果がありません。 なにかよい離型剤などありましたらお教えください。

  • プラスチック射出成形で『クッション値』って?

    射出成形での『クッション値』は成形品の形状寸法にどう影響するのでしょうか? とある書籍ででクッション値について調べてみたのですが、 『射出成形の保圧を有効に効かすために射出時にスクリュ先端部の溶融樹脂を残す。その樹脂量をいう。』という記述がされているのですが、クッション値と形状寸法の関係がいまいちピンときません。 ちなみに成形機は『日精T-80T』です。 できれば初心者にも理解できるよう噛み砕いて説明していただけると幸いです。ご回答の程よろしく御願いいたします。

  • PPについたシリコン系離型剤の洗浄剤でよいものを…

    PPについたシリコン系離型剤の洗浄剤でよいものを教えてください PP部品を射出成型する際に金型に高粘度のシリコン系離型剤を利用しています。 成型後、PPを超音波洗浄機にてIPAを利用して洗浄してますが、シリコン系離型剤が落ちきらず、後工程で悪さをします。 PPを犯さず、かつ、シリコン系離型剤を落とすのによい洗浄剤があれば、教えてください。 よろしくお願いいたします。

  • 成形の射出圧力と保圧

    プラスティック成形初心者のなのですが、成形で反りが安定しません。 そこで質問なのですが、射出工程から保圧工程の切り替え位置が適切でなく、切り替え位置が遅すぎるとと射出圧力が保圧になってしまっていることってあるのでしょうか?思った以上に反り量が少ない場合があります。 やはり充填されるギリギリ前に保圧に切り替えるのがセオリーですか? 回答よろしくお願いします。

  • 射出成形機の射出・保圧について

    最近射出成形に携わるようになったド素人です。 成形機には射出スピードや保圧圧力が多段式に調整できるようになっていますが、細かく設定することによってどのような効果があるのですか。またどのようにして最適な設定を導きだすのでしょうか?

  • フィルムインサート成形に対応する射出成形機

    初歩的な質問で申し訳ありません。 射出成形機は東洋機械金属様、住友重機械工業様、日精樹脂工業様、ファナック様、日本製綱所様、ソディック様などの機械があると思いますが、 (1)どの射出成形機でもフィルムインサート成形は可能でしょうか? (2)可能な場合、フィルムを挿入・固定する装置は標準機能なのでしょうか? 以上、宜しくお願いいたします。

  • 反りと保圧の関係

    成形品の反りと保圧の関係を教えて下さい。 ある射出成形メーカーは、保圧を下げろと言います。 CAEメーカーは、保圧を上げろと言います。 成形業者さんは、保圧を下げた方がよかったと言います。 どれが正しいのでしょうか? 材料は、ABSとPSです。

  • 多段成形について

    私の会社ではすべて1速2圧で成形しているため、それ以上の多段成形となるとてんでわかりません。 そもそも1速2圧の条件も金型メーカーさんが設定したものを元にちょこっと手を加えるだけなので多段成形以前にゲートシール時間の考え方などもイマイチ理解していなかったりします。 そこでまず、ゲートシール時間とは成型品の重量が変化しなくなった充填時間+保圧時間ですよね?<1> だとすると射出速度を遅くして充填時間が増えた場合は、保圧時間を減らさなければならないのでしょうか?<2> 仮に5圧で制御した場合、圧力や時間配分に大まかな規則はありますか?<3> 仮に5速で制御した場合、位置や速度の設定に大まかな規則はありますか?<4> そもそも速度に変化をつける意味がわかりません…<5> また、会社の先輩には1圧は製品側、2圧は廃材側だから何かあったらその圧を触れと教わりましたが合ってますか?<6> 上は2速を単純に2ヶ所に区切ったからだと思いますが、仮に5圧だとするとどの圧力が成型品のどこにかかっているかは、解析ソフトなどを使わないとすると様々な条件を試して探っていくしかないのでしょうか?<7> 一気に質問させてもらって雑になってしまいましたが、1つでも良いので答えていただければ幸いです。

  • ゴム成型品脱型に関して

    当方、射出成型機(真空引き有り)にてゴム製品を製作しています。 脱型方法はエジェクタにて型(製品部中央)のエアベントを押し上げエアを充填し真空破壊&製品を型から浮かしロボットにて製品を引っ張り脱型しています。 困っている事は脱型ミスが多発し稼働率が上がらない点です。 ロボットにて引っ張るタイミング、エア圧などの調整等は試行錯誤しましたがなかなかうまくいきません。 漠然とした話で恐縮ですが、何か良い方法は無いでしょうか? よろしくお願いいたします。 (離型剤は後工程の関係上使用できません。)

  • 成形品の型開き時の反りに関して

    お世話になります。 射出成形によって作成された成形品は少なからず反る(変形する)と 思うのですが、この反るという原理についてご教授頂きたく存じます。 型開き時に反った形状で取り出されますが、 この反り量は、金型内での充填、保圧、冷却の過程で 決定(比容積の変化度合いから)されたものが、 そのまま現れるのでしょうか? または、金型内での充填、保圧、冷却の過程で 決定(比容積の変化度合いから)されたものが、 型開き時の成形品のヤング率によって抑制(ヤング率が高い場合反りにくい) されたりするのでしょうか? ある物体がある温度まで変化する際には、線膨張係数と温度変化によって 反り量が決定されると思います。この場合はヤング率(硬さ)は 反り量に影響を与えません。 つまり、型開き時の反り量が上記のようにヤング率(硬さ)と 無関係であるのかどうかをご教授頂きたいです。 どうぞ、よろしくお願い致します。