- 締切済み
ステンレスの粒界腐食による破断の原因と対策について
noname#230359の回答
フェライト系はオーステナイト系と比べて、粒界腐食の発生確率は低いのですが、0とは言い切れません。 破面観察や、粒界での成分濃化分析(Cr炭化物)、組織観察等をすれば、かなり詳細なことはわかると思います。ただ、特別な装置が必要ですから、 素材メーカーに依頼して分析してもらうのが、もっとも無難で、かつ正確で正しい答えを得ることができる方法だと思います。
関連するQ&A
- SUS420Fの粒界腐食について
下記の件につきましてご教授頂けますでしょうか。 小径シャフト(形状3φ×21 材質SUS420F)の真空焼き入れ(加熱1030℃窒素ガス中冷却 焼き入れ硬度HV700程度)を行っています。 焼き入れ後は、荒バレル(一日)→研削→仕上げバレル(一日)→研削ですがその後ピンホールが発見されました。 材料メーカーの調査結果では粒界腐食と言われました。 (以下調査結果) 調査結果 ピンホール部の断面を観察したところ粒界腐食状を呈している。 ピンホール近傍は正常な組織で粒界腐食等の異常は認められない。 メーカー考察 断面観察よりピンホール部は粒界腐食と考える。 粒界腐食の発生原因は焼き入れ時に粒界クロム炭化物析出によりマトリックスのクロムが欠乏して耐食性を損なったことによる。 シャフト焼き入れ時の異物付着やシャフトの重なり等により、その部分の冷却が遅くなり粒界に炭化物を析出させ、この析出度合とその後の環境によって粒界腐食が発生したとの回答でした。 今ひとつ納得できなくご相談させていただきました。 以下に疑問点上げます。 1.粒界腐食の現象としてこのような1mm(径1mm深さ1mm程度)程度のピンホールとして現れるものか。 2.ピンホール近傍は正常な組織で粒界腐食等の異常は認められないのにすぐ近くでは起きるのか。などなど。 何か他に考えられる物、経験などあればご教授下さい。 よろしくお願いいたします。
- 締切済み
- 熱処理
- 純水条件下での粒界腐食を促進する物質は?
フレッチングなのか粒界腐食なのか、はたまた同様なのか良くわかりませんが、SUS316製の円筒外形にO-RINGを加圧接触させた状態で、純度がそれほど高くは無い順水中に浸します。O-RINGにはきわめて微小な振動、定量的には把握できてません。 その状態で約一ヶ月、O-RING内径が削れ、そしてSUS円筒には粒界状の磨耗痕、径3mmのO-RINGで、幅2mm、深さは0.2以上、その痕には黒いラインが両サイドにあります。 この現象は純水中で顕著で、純度の高い純水よりは純度が若干低い循環再利用の純水で多発します。 そこで何が悪影響してるかを調査するため、水質試験を行いたいのですが、いったいどのような物質、イオンを重点的に調査するべきなのかを教えていただけませんでしょうか?
- 締切済み
- 化学
- ステンレスの2重溶接
1mmステンレス(SUS304)板を2枚突き合わせてTIGで溶接しています。自動機にセットして溶接しますが、たまに突合せ部から数ミリ外れる事があり、その場合は外れた部分に再度自動溶接します。最近溶接部が繰り返し荷重で亀裂が起こりました。破断部は2回目の溶接(補修溶接)が十分溶けておらず破断に至ってます。この様に2重溶接部では2度目の溶接の際、電流値を上げないと溶け込まないのでしょうか。
- 締切済み
- 溶接・組立技術
- ステンレスの腐食と塩害について
ステンレスの腐食について質問です。 ステンレスを海辺に1時間ほど置いた場合、皮膜に何らかの影響があり腐食に繋がることはありえるのでしょうか? 現在ステンレス製の喫煙具(直径22mm長さ10cm弱の棒状)を使っていて先日海に行き1時間ほど海辺で遊びました。 直接海水に触れたというわけではありませんが、浜辺のコンクリートの上に1時間ほど放置していました。材質はAIS304(恐らくSUS304に相当する物でしょうか?)です。 ふとステンレスが塩化物によって皮膜が壊れ腐食するという話を思い出し、一時間程度の短時間でも潮風でどの程度影響があるのか気になった為質問させていただきました。 また同様の状態で材質が真鍮だった場合の影響もご存知の方がいれば教えていただけると幸いです。 よろしくお願い致します。
- ベストアンサー
- 科学
- 薄板の溶接熱による変形について
弊社ではSUS材の1.0t前後の板巻きパイプ(排気部品)を製造しております。 毎回同じ金型で成形してTig溶接しているのですが、毎回溶接後の製品の状態が異なり(突き合わせ部分が板厚ほどズレたりします)困っています。 プレス成形後の溶接での入熱の影響による変形を抑える方法はありませんでしょうか?
- 締切済み
- 溶接・組立技術
- SCM435の水中部での腐食
水中部(淡水)の係留索としてSUS304チェンとSS400チェン(エポキシ塗装)の繋ぎとしてSCM435製の丸輪(焼き付け塗装)を使っています。この丸輪が著しい腐食により切断しました。SUS304との接触部分は比較的腐食はないのですが、SS材のチェンとの接触部分で腐食破断が起こっています。異種金属腐食を疑ったのですが、それであれば、SUSとの接触部分の方が腐食は激しいはずです。原因が判らず困っています。どなたか原因と対策をご教示いただければ幸いです。ちなみに、両チェンとも(sus,SS)腐食はあまり有りませんでした。(SCM435のみ腐食が激しい) 単純にSS材よりSCM材のほうが炭素を含んでいるので、腐食しやすいだけなのでしょうか?
- 締切済み
- さび止め
- SUS304 1/2H 絞り
SUS304 1/2H 0.5mm厚材で、長さ300mm-幅200mm-深さ10mmの絞り加工をしたところ、ネジレが発生してしまいました。 材料SUS304 1/2H、板厚0.5mm、絞り後の形状は指定があり変えることができません。 角には全周に渡り大きめのRをつけることになっています。 指定材料でネジレなく絞り加工できる方法はありますでしょうか。 よろしくお願い致します。 <追記> 通常のSUS304材 0.5mm厚材ではネジレが発生することなくプレスできました。
- 締切済み
- プレス金型
お礼
丁寧なご回答有難うございます。 アドバイスを参考に、破断した部分の分析をメーカーに依頼してみようと思います。