3価クロメートの表面のすべり性について

このQ&Aのポイント
  • 3価クロメートの表面のすべり性について環境対策として6価クロメート処理から3価クロメート処理に変更したところ、ゴム部品が圧入できないという作業障害が発生しました。
  • 3価クロメートの表面を指でこすったところ、6価クロメートよりすべりが悪いように感じます。
  • ねじに関しては、3価クロメートは6価クロメートよりトルク係数が高いとの情報を聞いていますが、この件とも関係があるのでしょうか?
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  • 締切済み

3価クロメートの表面のすべり性について

弊社では電子部品の製作を行っており、クロメート処理を行なった部品の内側にゴム部品を圧入しています。このクロメート処理について、環境対策として6価クロメート処理から3価クロメート処理に変更したところ、ゴム部品が圧入できないという作業障害が発生しました。3価クロメートの表面を指でこすったところ、6価クロメートよりすべりが悪いように感じます。 やはり、3価クロメートの方が表面のすべり性が悪いのでしょうか? ねじに関しては、3価クロメートは6価クロメートよりトルク係数が高いとの情報を聞いていますが、この件とも関係があるのでしょうか? 以上、ご回答をお願いします。

noname#230358
noname#230358

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noname#230359
noname#230359
回答No.1

三価クロムにした場合の滑り性の問題は一部で確認されています。とられている対策として2つあります。 一つは、三価クロムの薬剤を指定しています。ST-680、トライナーTR-173、エコトリ、クロマックスELVなどが滑り性が比較的良いとされています。 もう一つは摩擦係数低下薬剤の使用(添加)です。 ZT-444T、F-5、MY-644などが各薬剤メーカーから発売されています。三価クロムの処理剤自体に添加するタイプの薬剤(ZT-444T、TR-175Tなど)と処理後の水洗水に添加するタイプ(F-5、MY-644など)があります。いずれの薬剤も濃度により、滑り性が変化します。但し、薬剤に添加するタイプは濃度管理が出来ません。また、処理後の水洗水に添加する薬剤は使用量が非常に少なく、ほとんどコストに響かないためためコスト的にも優れています。 「3価クロメートは6価クロメートよりトルク係数が高い」という話と本件は基本的に別のモノです。 また、「3価クロメートは6価クロメートよりトルク係数が高い」と言う情報は、間違っています。正しくは、「ほとんどの3価クロメートは6価クロメートよりトルク係数が高い」です。例えば、TR-175やトライバレント400は六価クロメートと同等とされています。また、薬剤の情報に限らず、正しいトルク係数の測定方法を知らない方が多いためそのような方が測定すると、これらの薬剤を測定しても質問のような間違った情報が得られます。

noname#230358
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 二つの対策、大変参考になります。実験を行ってみたいと思います。 トルク係数についても参考になりました。

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