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売れない方が儲かる(?)自費出版商法 その2

masa2211の回答

  • masa2211
  • ベストアンサー率43% (178/411)
回答No.3

>「著者の買取り比率は、市場での販売による比率と同じであるべきではないか」と私は主張 >著者が売れ残りを買い取るのは、出版社の損失補填という前提で その主張は、自分が損するだけなので、私はそういう主張をするつもりはありません。 ゲーム理論からの帰結です。 計算の追加前提 ・販売管理費は、売れた部数に関係なく一律。(あなたの前提に合わせる。) ・損益分岐点は700冊。ただし、著者買取80%で計算した場合である。  (出版社の説明はそうなっている。) すなわち、総経費56万。(税抜ベース)    ※税込は数値が半端なので面倒。それ以外の意味は無い。 ・残部計算方法:既にあなたの主張が通ったのだから、出版社の損失補填と同等額とする。 ・宣伝広告は無し。(販売管理費一律から、必然。) 上記からの論理的に導かれる中間結論: ・全く売れなかった場合は56万の支払いとなる。買取比率にかかわらず、この値は変動しない。 ・買取部数上限は買取比率の関数となり、次式となる。 買取部数上限=56万÷1冊当り買取額 買取部数=max(買取部数上限、売れ残り部数) 中間結論を踏まえた上での、最適戦略 戦略方針:著者の支払額を最小とする。 (1)宣伝広告無し状態で、それなりに(少なくとも500冊)売れると予測している場合。 1冊当り買取額が高い(上限は1000円(定価)として。)ほど、支払額は少なくなる。 たとえば、1冊1000円買取なら、560冊売れた時点で支払いゼロとなるが、 1冊700円買取なら800冊、800円買取なら700冊で、ようやく支払いゼロとなる。 (2)伝広告無し状態で、ほとんど売れないと考えた場合。 1冊当り買取額を下げたほうが支払額は少なくなる。すなわち、下げられる最下限をとって、 1冊当たり560円とするのが最善である。(代わりに、売れ残りは常に全冊買取となる。) (1)(2)のいずれでも、出版社が利益割れにはならないはずです。(計算前提の下では。) (2)を予測しているなら、そもそも再販しないという結論になるのが普通だと思うので、 (1)を予測してる、という場合が普通と考えられる。すなわち、買い取り価格が高いほうが 著者にとって得である、という結論になる。 ※(2)を予測している場合でも、買取価格70%は、明らかに損。(意に反して多量に売れた場合に限り得をするが、そうではないと予想している。) 出版社の利益はどうでもいい。問題なのは著者の利益。著者の利益を損なう提案を著者がする、というのは、オカシイ。 注意点として、契約時点というのは、売上部数はあくまで想定。 で、想定時点で契約するわけだから、結果を元に支払い時点であれこれ言うのは明らかに反則である、ということ。 別の問題。 >市場での販売による比率と同じであるべき 1つ前の質問が関係するので。 >1,000円の本が1,000部売れた場合、その売上げは1,000,000円です。 >書店・取次のマージンが30%であれば、出版社の収益は700,000円です。 出版社の会計では、書店+取次のマージンが30%であれば、出版社の「売上」が700,000円です。(卸価格が売上げになる。)こんな基本を間違っていることは想定外なんだが.... 市場での販売による比率とは、どういった条件のときの比率なのか? 相場だと、 消費者との直販:80-100%。 (経験上、たいてい100%だが割引もたまにある。が、80%が限度) 書店に直接卸す:80%。(相場。) 取次店経由:70%(相場。) どれも、「市場での販売による比率」に該当します。 じゃあどれを使うか?当該本の販売形態に合っているものと思うが。(販売形態により経費が変動するから。) 当該本の販売形態は、出版社の回答見ても、あなたのブログ見ても、書店に直接卸す、と解釈できる文面だから、市場での販売による比率=80%だと思うが。 おまけ。 損益をディスカウントキャッシュフロー法(DCF)で計算した場合。 (営業利益でなく、経常利益で計算した場合に、」ほぼ相当。) DCF法で計算しないと、真の企業会計にならず、赤字でつぶれることになる、という、 知ってる人には常識、知らないと会社が倒産、というもの。 再販した場合、再販直後が最も売れる、というのは了解してますよね? それをふまえて、販売時期の重心と著者買取の時期のタイムラグが1年だとします。 ※(販売開始~著者買取)までが1年半なので、そんなものと思われる。 DCF法で計算する場合、収入の時期が問題。収入が遅れる場合、利子率で補正した利益 を得ない限り赤字、ということ。 ゆえに、利子(借りるときの利子と企業が別事業に投資するときのリターンのうち、いずれか大きいほう)分の補正が必要になるところ、タイムラグ1年に対する補正がされていません。 利子(=資本割引率)は、最小で4%(長期国債の金利)なので、一般企業の利子率はもっと高いのが普通。

muimusaku
質問者

お礼

ご丁寧な回答ありがとうございます。 「ゲーム理論」という言葉は知っていましたが、それがどういうものであるかはほとんど知りませんでした。ゲーム理論が発表されて今年で70年になるのですね。 新しい視点を提供して頂きありがとうございます。これを機に勉強させてもらいます。 >自分が損するだけなので、私はそういう主張をするつもりはありません。 この「自分が損する」というのがよくわかりません。よろしければ、あらためて説明して頂ければありがたいのですが、どうでしょうか。

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