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三国志の董卓の所在地について

こんにちは。 今、現在三国志に興味があり勉強しています。 そこでしつもんなんですが、『三国志』において董卓はどのような土地を巡って洛陽に行きついたのでしょうか? つまり、洛陽の前はどこの”州・群”にいて、どういう”地位・役職”を与えられていたのか? そういうことが知りたいです。 三国志にお詳しい方、簡単に教えていただけませんか?

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noname#202067
noname#202067
回答No.2

董卓は潁川で生まれました。 潁川と言えば荀イク、荀攸、鍾ヨウ、郭嘉、陳羣…など、後の魏の重臣たちの出身地として有名で、 いわゆる「名士の産地」でもあります。 董卓の父がこの潁川に赴任した時、董卓が生まれましたので、 董卓の字は「仲潁」とつけられました。 「仲」は二男を現す文字ですね。 董卓の父はこの名士の産地、潁川に赴任できたことがうれしかったのでしょう。 ちなみに弟の董旻の字も「叔潁」です。 潁川は許昌のあたりです。 さて、成長した董卓は隴西郡に召されます。 隴西は天水の西、つまり、異民族との隣接地で、最前線です。 ここで董卓は盗賊を取り締まり、胡族とよしみを通じます。 この時、涼州刺史の從事でした。 ここで名声を上げた董卓は、袁隗に召され出世します。 袁隗は袁紹、袁術の叔父ですね。 (後に董卓はこの袁隗を殺害するのですが) この隴西、涼州の地で董卓は羽林郎~中郎将~都尉~校尉と出世を続けます。 そして、ついに河東太守に任ぜられます。 平和(とも言えませんが)な後漢の世で、最激戦地である異民族との国境で戦い続けた董卓は、 当時もっとも実戦経験豊富な将軍になっていったわけですね。 この軍事力を背景に、董卓は中央と距離を置き、また中央に従わなくなっていくのです。 涼州は軍馬の産地ですから、この涼州で力を蓄えるというのは、非常に重要なわけですね。 この後、黄巾の乱が起き、実力者であった董卓も招聘されます。 演義ではいろいろと創作されますが(劉備一行に無礼なふるまいをしたなど)、 董卓はあくまでも涼州方面で戦っていたので面識はありません。 ここで董卓は黄巾と一進一退の戦いを演じ、直後に反乱を起こした韓遂と戦います。 この時董卓は前将軍。 魏の張遼の最終役職がこの前将軍です。 相当高い将軍位と言えます。 黄巾の乱の後、朝廷の趨勢がいよいよ危うくなってきたのを知った董卓は、 朝廷からはっきりと距離を置きながら力を蓄えます。 つまり、「涼州兵を従える自分の軍事力」を高く売るために、ひたすら時期をうかがったのです。 朝廷は必ず乱れるはず、そしてその乱れきった時に自分が動けば、必ず重用される。 そう考えていたはずです。 董卓は并州牧となりました。 1つの州を治めるに至り、名実ともに「諸侯」となります。 果たしてその後、大将軍何進が各地の諸侯を洛陽に呼び寄せます。 その後は多く語られている通り、「少帝と陳留王(のちの献帝)を保護する」という最高のタイミングで 洛陽に帰還した董卓は、一気に歴史の表舞台に立ちました。 賛否両論されますが、非常い面白い人物だと思います。 董卓は「突然出てきたわけのわからない悪役」ではなく、 「冷静に情勢の変化を見据え、行動を起こした大物」ですね。 軍事力と政治力、双方において非常に優れた人物であるといえるでしょう。 その是非は、それぞれありますが。

  • ithi
  • ベストアンサー率20% (1960/9578)
回答No.1

HIROWI02さん、こんばんわ。 私も三国志は大好きです。 詳細は下記のURLを参照ください。 董卓 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%A3%E5%8D%93 後漢 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%8C%E6%BC%A2 漢代の地方制度 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%A2%E4%BB%A3%E3%81%AE%E5%9C%B0%E6%96%B9%E5%88%B6%E5%BA%A6

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