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伝送ラインの考え方について

tococheの回答

  • tocoche
  • ベストアンサー率36% (65/180)
回答No.1

発振器と電圧計の内部インピーダンスは、おそらく抵抗のように「エネルギーを消費し、周波数特性が一定」というものでしょう。 発振器がどんな波形を出しているかわかりませんが、伝送路の基本としてパルス波を考えてみます。 発振器の開放出力電圧が0V→1Vに変化したとき、伝送路の入り口の電圧は 1×(75/(75+50))=0.6Vとなります。これは抵抗による分圧と同じです。伝送路の入り口からは(瞬時には)電圧計のインピーダンスは見えないので、発振器のインピーダンスと伝送路のインピーダンスのみで決まります。 この点でも不整合による反射が発生しているのですが、この反射は瞬時に発振器に吸収されてしまうので、考えなくていいでしょう。 0.6Vの波が伝送路を伝わり電圧計までいくと、伝送路の出口で反射が起こり、電圧は 0.6×((2×50)/(75+50))=0.48Vとなります。この0.6Vにかけた値は「透過率」と呼ばれています。このときの「反射率」は(50-75)/(75+50)となって負反射が発生します。そして 0.6×(-25/(75+50))=0.48-0.6=-0.12Vの反射波が発振器側に戻っていきます。 今度は-0.12Vの波が伝送路の入り口で反射して、0.6+(-0.12×((2×50)/(75+50)))=0.504Vとなり、+0.024Vの反射波が電圧計側へ...を繰り返し、最終的には伝送路の入り口/出口とも0.5Vに落ち着きます。 これは電圧の変化がなくなり、特性インピーダンスが意味を持たなくなったため、発振器と電圧計のインピーダンスだけで電圧が決まるということです。(電圧の変化があるときのみ、伝送路に対する充電電流と電圧の比が特性インピーダンスとなって現れます) さて電圧計で?となると、おそらくパルス波は0←→1Vではなく、+1V←→-1Vで発生しているのでしょう。すると電圧計側の電圧は角が丸まっているので、1Vより若干小さな値となっているはずですが、「伝送路の問題は振幅よりも波形が大切」なので、私は電圧計で測定したことがありません。 考え方はこんなふうですが、もしかすると、すごく的外れな回答になってるかも?

kazunatsu
質問者

補足

条件等が少し足りなかったかもしれません。実際には発振器より正弦波の1Vrmsを出力して周波数はDC、1kHz、1GHzです。ケーブル長は約1mです。測定するときにはインピーダンス・マッチングが大切だ!!という事を理解するために理論的な計算結果と測定結果が一致することを確認したいのです。 すいませんがもう少し教えてください。

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