沖縄が舞台の映画紹介してください

質問

沖縄本島が舞台の映画でお勧めは？
今度旅行するのですがたくさんの関心と愛情を持って沖縄に臨みたいと思います。
よろしくお願いいたします

回答No.4

ojiq

「教えられなかった戦争・沖縄編―阿波根昌鴻・伊江島のたたかい」98.監督.高岩仁
　平和運動家、阿波根昌鴻〔あはごん・しょうこう〕は1903年本部〔もとぶ・沖縄本島北部〕に生まれた。撮影時93歳で、夫人の喜代さんは89歳、二人とも20歳は若く見える。1時間50分の上映時間の中で、昌鴻さんの喋っている部分がかなりあるが、淡々とゆるやかに歌うがごとき語りは、不条理な暴力に対して暴力によらない彼の運動を象徴的に物語る。威厳に満ちた人格そのものを感じさせる声の響きでもある。映画は島津藩による琉球の武力支配から始まり、1894年の宮古島での人頭税廃止の実現、明治政府による徴兵制に対して人指し指を切り落して徴兵忌避をした人の話などを紹介しながら、沖縄における民主的な運動の素地が示されて行く。「犠牲・負担を感じてやっているのでは、平和運動を行う資格はない。自分自身が豊かでゆとりがなければ、人を幸せにすることなどできないからである」昌鴻さんの言葉は軽やかで重い。
　真面目に沖縄を知りたい場合、やはりこのような優れたドキュメンタリーをご覧になることをお勧めします。
「きみのためにできること」99.監督.篠原哲雄　出演.柏原崇〔高瀬俊太郎〕／真田麻垂美〔ピノコ／吉崎日奈子〕／川井郁子〔ヴァイオリニスト、鏡耀子〕／田口浩正〔ディレクター、近藤一樹〕／永島暎子〔木島の妻、美佐〕／大杉漣〔カメラマン、西田勇造〕／岩城滉一〔録音技師、木島隆文〕／倉持裕之〔ＡＤ、若林〕
　この映画の概略を語ったところで、どこか陳腐な青春ものという印象しか与えないかもしれない。ところが、冒頭の風鈴の音色、幼い日の縁側で散髪をしてもらった時の記憶から始まって、幼馴染みの日奈子〔千葉県勝浦の造り酒屋の跡継ぎ娘という設定になっている〕との仲直りに至るまで、主人公の俊太郎がテレビのドキュメンタリー番組の録音を担当しているという設定もあって、音に対する繊細なこだわり、沖縄の青い海と白い雲、風のささやきまでが渾然一体となって伝わってきそうな映像美、沖縄の伝統文化に携わる人たちの穏やかだが芯の強さを感じさせる熱意、そしてそれらを支える篠原監督の静かな眼差しによって、心地よい陶酔感で1時間53分があっという間に過ぎ去ってしまう。
「神々の深き欲望 」68.監督.今村昌平　出演.三國連太郎（太根吉）／河原崎長一郎（太亀太郎）／沖山秀子（太トリ子）／嵐寛寿郎（太山盛）／松井康子（太ウマ）／加藤嘉（竜立元）／原泉（竜ウナリ）／浜村純（里徳里）
　神話的伝統を受けついで生活する沖縄の一孤島を舞台に、因襲や近代化と闘う島民の生活を描いています。

お礼

いろいろと紹介していただきありがとうございます。質問を立ててから皆さんに回答頂いているのにツ○ヤに行く暇がなく欲求不満状態です。
「教えられなかった戦争～」はドキュメンタリーですか。(淡々とゆるやかに歌うがごとき語り)ですか！おもしろそうです。うちの近くの店舗にあるといいのですが。

ほかの映画も観ます。ありがとうございました。