ユークリッドの互除法で最大公約数を求める

このQ&Aのポイント
  • ユークリッドの互除法を使って、n^2+2n+1とn+3の最大公約数になりうる値を求める方法について解説します。
  • 最大公約数を求めるためには、ユークリッドの互除法を利用します。具体的には、n+3と4の最大公約数を求めることで、n^2+2n+1とn+3の最大公約数を求めることができます。
  • ユークリッドの互除法では、2つの数の最大公約数が1であれば、それらの数は互いに素といえます。ですので、n+3と4の最大公約数を求めることで、n^2+2n+1とn+3の最大公約数が1,2,4のいずれかになることがわかります。
回答を見る
  • ベストアンサー

ユークリッドの互除法で最大公約数を求める

<問題> n^2+2n+1とn+3の最大公約数になりうる値をすべて求めよ <解答> 整数a,bに対してa,bの最大公約数をg(a,b)とあらわす。 g(n^2+2n+1,n+3)=g(n+3,4) 4の正の約数は1,2,4であるから、g(n+3,4)として考えうるのも1,2,4である。 例えば、 n+3=5 すなわちn=2のとき、g(5,4)=1 n+3=6 ・・・ g(6,4)=2 n+3=8 ・・・ g(8,4)=4 となり、最大公約数として可能な数は1,2,4の3つの自然数である。 <質問> 「g(n+3,4)として考えうるのも1,2,4である。」 が必要条件であることはわかります。 その後、解答でなにがしたいのかよくわかりません。 なぜ例示しただけで「最大公約数として可能な数は1,2,4の3つの自然数である。」といえるのでしょうか? よろしくお願いします。 <思ったこと> 必要十分条件なら「g(n+3,4)として考えうるのも1,2,4である」場合、「4の正の約数は1,2,4である」であることを示すことになると思います。

  • ghfjri
  • お礼率92% (372/403)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • stomachman
  • ベストアンサー率57% (1014/1775)
回答No.5

 「…になりうる値をすべて求めよ」という習慣的な言い方は、論理的に正確な表現に言い直せば、 ★〔「…になりうる値」を全て含み、【「…になりうる値」ではない値】はひとつも含まない集合〕の要素を列挙せよ。 という問いなんです。さらに、「…になりうる値」というのは、 ★ 「…になる例」が少なくともひとつ存在するような値 という意味なんです。  このように読み替えるんだという事は、(言葉遣いの習慣の問題ですから)憶えて戴くしかありません。  で、その答となる集合をAとすると、 (1) <解答>の3行目までで   A ⊂ {1,2,4} であることが証明できた。  ここまでで、{1,2,4}は「…になりうる値」を全て含んでいるのは確かである。けれども【「…になりうる値」でない値】も混じっているかもしれない。なので(1)の結論を「x∈{1,2,4}はx∈Aの必要条件である」と表すこともできます。 (2)<解答>の続きの部分では、 {1,2,4}の各要素について、それが「…になりうる値」だということを、実際に「…になる例」の存在を示す事で証明した。これで、   {1,2,4} ⊂ A であることが証明できた。  この部分の証明だけを見ると、1,2,4の他にも「…になりうる値」があるかもしれない。なので、(2)の結論を「x∈{1,2,4}はx∈Aの十分条件である」と表すこともできます。 (3) 以上から、(1)かつ(2) すなわち、   A = {1,2,4} が証明できたというわけです。これを「x∈{1,2,4}はx∈Aの必要十分条件である」と言っても同じ事ですね。

ghfjri
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 パーフェクトな解説に感謝です。 もう少しでこの問題における必要条件、十分条件の理解をせずにおいておくところでした。

その他の回答 (4)

回答No.4

〉必要十分条件なら「g(n+3,4)として考えうるのも1,2,4である」場合、 〉「4の正の約数は1,2,4である」であることを示すことになると思います。 何故必要充分性を吟味するのか不明ですが、 これはp→qの形になっていないですね。2っとも恒真命題です。 素直に考えれば 2数がn+3と4で与えられるならば、最大公約数は 1, 2,4のいずれかである。 が真であることを示すのがこの問題です。 もちろんこの逆はなりたたないです。

ghfjri
質問者

お礼

解答ありがとうございます。 解説にちーさく必要条件がうんたら~と書いてあってそのせいで変に考えすぎていたようです。

回答No.3

4に対する最大公約数は1、2、4しかありません。 従って、この3個が存在することが示せたのであれば もうやるべきことは残っていません。

回答No.2

>>整数a,bに対してa,bの最大公約数をg(a,b)とあらわす。 >>g(n^2+2n+1,n+3)=g(n+3,4) >>4の正の約数は1,2,4であるから、g(n+3,4)として考えうるのも1,2,4である。 ここまでで1,2,4以外の最大公約数がないことを示しています。 つまり、g(n+3,4)として考えうるものが存在するとすれば1,2,4であることを示しています だからあとは存在を示せばよくて、その後存在を例示してるのではないでしょうか。

ghfjri
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 「存在するとすれば、」ということですね。 わかりました。

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.1

問題は「最大公約数になりうる値をすべて求めよ」でしょ? で, 実際に「最大公約数になる」ことを言ってるんだよね? どこに疑問がある?

ghfjri
質問者

補足

細かいかもしれませんが、なりうる値を示すだけなら別に例示する必要がないと思いました。

関連するQ&A

  • ユークリッドの互除法について

    こんにちは。高校数学A、ユークリッドの互除法についてです。 問題集の 整数aを正の整数bで割った余りをrとする。aとbの最大公約数はbとrの最大公約数と一致することを証明せよ。 という問題の解説で aをbで割った商をqとすると a=bq+r aとbの最大公約数をg1、bとrの最大公約数をg2とし、 a=a'g1,b=b'g1:b=b”g2,r=r'とする。 ただし、a',b',b”,r'は整数で、a'とb',b”とr'はそれぞれ互いに素である。このとき、 r=a-bq=a'g1-b'g1q=(a'-b'q)g1 a'-b'rは整数であるから、g1はrの約数、★すなわちbとrの公約数になる。 ★よってg1≦g2 以下略 この★の部分がわかりません。 g1がrの約数になると bとrの公約数とも言える理由は何なのでしょうか? そしてなぜg1よりg2のほうが大きくなるのでしょうか? どなたかよろしければ ご教授お願い致します。

  • 公約数で

    解答をみていてちょっと分らない部分があったのでご質問させていただきます。(表記しづらいので、数列Anで第n+1項を A(n+1)と表します)分らないのは、帰納法での証明の一部分です。また【 】の中は前問で証明されていたり条件として成り立っているとします。 【A(n+1) = An+Bn , B(n+1) = An … (1)   An,Bnは自然数で互いに素 … (2) 】 (1)、(2)からA(n+1)とB(n+1)は自然数である。 ここでA(n+1)とB(n+1)が互いに素でないとすると、 A(n+1)とB(n+1)は1より大きい公約数rを持つ。 ________________________(ここまでは分ります) (1)より Bn = A(n+1)-An であるからrはBnの約数でもありrはAnとBn の1より大きい公約数である。 ______________________ この部分が分りません^^;どうしてrはBnの約数でもありrはAnとBnの1より大きい公約数であるのでしょうか?分る方お願いします。

  • ユークリッドの互除法について(高1数学)

    いつも大変お世話になっております。 ユークリッドの互除法についての質問です。 計算のやり方は知っているので、答えは出せるのですが、なぜそのように計算すると計算結果が最大公約数になるのかがよくわかりません。 私の持っている問題集には、以下のように解説があります。  「N=M×a+Lのとき、NとMの最大公約数は、MとLの最大公約数と等しい。      理由は、   N=M×a+Lなので、MとLの公約数は、Nの約数 ・・・(1)   L=N-M×aなので、NとMの公約数は、Lの約数 ・・・(2)」 とあります。  (1)、(2)のそれぞれは理解できるのですが、その先がよくわかっておりません。    アドバイスいただけると助かります。  よろしくお願い致します。

  • 【 ユークリッドの互除法が成り立つ理由の証明につい

    【 ユークリッドの互除法が成り立つ理由の証明について】 実教出版数学Aのp89に記載されている、以下の定理と証明で G=G' となる理由について、私の解釈が数学的に正しいのか、その他アドバイス等、ご教示よろしくお願いします。 ただし、Thm.1を前提としています。 【Thm.1 割ったときのあまりと公約数】 自然数a,bについて,aをbで割った余りをrとするとき 1.aとbの公約数は、rの約数になっている。 2.bとrの公約数は、aの約数になっている。 【Thm2.割ったときのあまりと最大公約数】 自然数a,bについて、aをbで割ったときのあまりをrとするとき、aとbの最大公約数的Gと、bとrの最大公約数Gは等しい。 Pf.aとbの最大公約数Gもrの約数となるから、Gはbとrの公約数である。bとrの最大公約数はG'であるから G≦G'……(1) 同様に、bとrの最大公約数G'はaの約数であるから G'≦G……(2) (1),(2)より G=G'証明終 【解釈】 証明したいのはG=G'である。 (1)はG<G' または G=G'という意味である。 また、(2)はG'<G または G'=Gという意味である。 (1),(2)より G'<G<G' または G=G'かつG'<G<G' または G'=Gがいえる。 または、というのはどちらか一方が成り立てば良いという意味である。ここでもし、G=G' またはG'=Gが成り立てば命題が証明できたことになるが、どちらも成り立たないとすると、 G'<G<G' または G<G'<G…☆ が成り立たなければならない。 ところが、☆が成り立つときもG=G'が成り立つので、結局 G=G'である。 証明終 具体的な例で示すと、G'=3のとき 3<G<3 つまりG=3 G=3より 3<G'<3 つまりG'=3 したがって、 G=G' であることがいえる。 数学が得意な方には言語化せずにもわかることかもしれませんが、記号の意味を正しく理解して使いたいと思い、掘り下げて考えてみました。 誤りの指摘や、今後の学習に関するアドバイスなどをいただければ幸いです。

  • 最大公約数 と 互いに素 の関係

    自然数aと自然数bの最大公約数=G  ⇒  自然数a=整数x × G  かつ 自然数b=整数y × G  かつ 整数xと整数yは互いに素 という定理について疑問があります 自然数a=整数x × G  かつ 自然数b=整数y × G  の部分は最大公約数の定義から明らかなのですが 整数xと整数yは互いに素 がなぜこう言えるのかわかりません 教えてください またこれは⇔はなりたつのでしょうか? また自然数a 自然数b ではなく 整数a 整数b といった場合には成り立つのでしょうか? ※ここでは「倍数」、「約数」とうは負の数まで考える定義を採用しています 例:6の約数=-6,-3,-2,-1,1,2,3,6

  • 高校数学A ユークリッドの互除法についてです。

    こんにちは。高校数学A、ユークリッドの互除法についてです。 問題集の 整数aを正の整数bで割った余りをrとする。aとbの最大公約数はbとrの最大公約数と一致することを証明せよ。 という問題の解説で aをbで割った商をqとすると a=bq+r aとbの最大公約数をg1、bとrの最大公約数をg2とし、 a=a'g1:b=b”g2,r=r'とする。 ただし、a',b',b”,r'は整数で、a'とb',b”とr'はそれぞれ互いに素である。このとき、 r=a-br=a'g1-b'g1q=(a'-b'q)g1 a'-b'rは整数であるから、g1はrの約数、★すなわちbとrの公約数になる。 以下略 この★の部分がわかりません。 g1がrの約数になると bとrの公約数とも言える理由は何なのでしょうか? どなたかよろしければ ご教授お願い致します。

  • 最大公約数について

    「a,b,c,rが正の整数で、a=rb+cであるとき、a,bの最大公約数とb,cの最大公約数は一致することを証明せよ。」 という問題の解答の出だしが、 「aとbの最大公約数をm、bとcの最大公約数をnとおくと a=mA, b=mB(AとBは互いに素な整数) b=nB',c=nC(B'とCは互いに素な整数) と書ける」 となっているのですが、なぜこう書けるのかわかりません。 「a=mA, b=mB」「b=nB',c=nC」とかけるのはわかりますが、なぜAとB,B'とCが互いに素と言えるのかわかりません。 思いつく反例を上げると、a,b,cは異なる数とは問題文に書かれていないので、もしaとbが同じ数だとしたらA=Bとなり互いに素ではありませんよね?

  • 【 ユークリッドの互除法が成り立つ理由の証明につい

    【 ユークリッドの互除法が成り立つ理由の証明について】 実教出版数学Aのp89で、以下の定理と証明に対する私の解釈に誤りはないか、その他アドバイス等、ご教示よろしくお願いします。 【Thm.割ったときのあまりと最大公約数】 自然数a,bについて、aをbで割ったときのあまりをrとするとき、aとbの最大公約数的Gと、bとrの最大公約数Gは等しい。 Pf.aとbの最大公約数Gもrの約数となるから、Gはbとrの公約数である。bとrの最大公約数はG'であるから G≦G'……(1) 同様に、bとrの最大公約数G'はaの約数であるから G'≦G……(2) (1),(2)より G=G'証明終 【解釈】 証明したいのはG=G'であるから、G=G'という確信が欲しい。 (1)はG>G' または G=G'だから G'<G<G' または G=G' (2)はG'<G または G'=Gだから G'<G<G' または G'=G または、というのはどちらか一方が成り立てば良いという意味である。ここでもし、G=G' またはG'=Gが成り立てば命題が証明できたことになるが、どちらも成り立たないとすると、 G'<G<G' または G<G'<G…☆ が成り立たなければならない。 ところが、☆が成り立つときもG=G'が成り立つので、結局 G=G'である。 証明終 具体的な例で示すと、G'=3のとき 3<G<3 つまりG=3 G=3より 3<G'<3 つまりG'=3 したがって、 G=G' であることがいえる。 数学が得意な方には言語化せずにもわかることかもしれませんが、記号の意味を正しく理解して使いたいと思い、掘り下げて考えてみました。 誤りの指摘や、今後の学習に関するアドバイスなどをいただければ幸いです。

  • 未知数があるとき ユークリッド互助法 適用 方法

    問題 8n+4と7n+1の最大公約数が5になるような100以下の自然数nはいくつあるか? 解答 ユークリッドの互助法を使う 8n+4と7n+1の最大公約数=7n+1とn+3の最大公約数=n+3と20の最大公約数 さらに……… という問題と解答なのですが、疑問があります (以下 自然数~ を 自~ と表記します) ユークリッドの互助法とは 自aと自bの最大公約数=  (自a=自b×自c+自d ∧ 0≦自d<自b ⇔ 自b=~ ∧ 自d=~)で定まる自dの値 と 自b  の最大公約数 が成り立つという事実を使って2数の最大公約数を、より簡単な2数の最大公約数に還元し もとめる方法ですよね? そうなるとこの場合にどのように適用していいのかわかりません。 8n+4と7n+1の最大公約数=7n+1とn+3の最大公約数 の部分は 8n+4=(7n+1)×自c+自d ∧ 0≦自d<7n+1 ⇔  自c=1 ∧ 自d=n+3 で自dが一通りに定まるのがわかるのですが 7n+1とn+3の最大公約数=n+3と20の最大公約数 の部分は 7n+1=(n+3)×自d+自d ∧ 0≦自d<n+3 ⇔  自c=  ∧  自d= となるので 自cが7以下であることはわかりますが、自cは1.2.3.4.5.6のどれでもokですよね そうすると自dが一通りに定まらず、どうやっていいのかわかりません

  • 最大公約数

    2つの正の整数をA、Bとし、AをBで割ったときの商をQ、あまりをRとすれば、A、Bの最大公約数はB、Rの最大公約数に一致するのはなぜですか?