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今の日本で制御不能なインフレは起こり得るか

yashu2002の回答

  • yashu2002
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回答No.8

経済の専門家ではないですが、私の思うところを述べさせていただきます。 >消費増税も、財政の信認を失わないためだと言われています。 >国債を増発して景気対策をどんどんやればよい 「財政の信任を失わない」の意味は、財政再建をすることによって信用を得るということだと思っています。財政再建は、つまり借金減少です。したがって、増税もせずに国債を増発したら、信任を失うことになると思います。 また、信任・信用は誰からのものかと言うと、外国からの信任・信用となります。外国は、日本の借金が1000兆円あることを危惧しています。他の方の回答で、大丈夫みたいなことを言う方もいますが、それはあくまでも日本人の立場の回答であり、外国から見たら、言い訳にしか思えないでしょう。本当に大丈夫と言うなら、とっとと国債残高を減らすべきです。でも、できてません。だから、増税なのでしょう。 そして、財政再建ができないと見切られたら、制御不能なインフレになるかもしれません。過去の経済危機を見ればわかりますが、制御不能なインフレにするのは政府や中央銀行ではありません。人々(の心理)です。形としては、金融機関や投資家ということになるでしょう。金融機関や投資家にぬぐえない不信感が生まれ、火が付いたら手がつけられません。だから、政府や中央銀行はそうならないように細心の注意が必要です。 次にデフレ脱却ですが、なぜデフレ脱却をしたいのでしょうか?私は、デフレ脱却により財布のひもが固い消費者のひもがゆるみ消費が増え、それにより、景気がよくなり、最終的には、法人税・所得税の増収に結びつくことだと考えています。その対策として国債を発行することはアリですが、どんどん増発して、「景気対策の国債増発額>法人税・所得税の増収額」となっては意味がありません。きちんと対策を練って打つ必要があります。 質問者さまの補足を見ると、円安・株高を推奨しているかと思います。株高は資産が増え、投資家の財布のひもがゆるむのでいいですが、円安はいいでしょうか?円安は、輸出品が安くなるので、輸出増という効果が見込めますが、最近は貿易赤字が続いています。輸出が伸びていない(リーマンショック前より7兆円減(半期))からです。日本製のPCやスマホは、海外生産が進み輸入品がほとんどです。円安による輸出で稼ぐというモデルはすでに成り立ちません。 私の結論としましては、消費税は財政の信認を失わないため必要と思います。それは、制御不能なインフレのリスクヘッジになると思います。 また、景気対策として、国債を増発してもよいですが、何でもよいわけではなく、効果が出るものを選別する必要があります。具体的には、輸出増によるものを期待するのではなく、国内需要を喚起するような対策がよいと思います。

karaokeppp
質問者

補足

借金を減らすことが重要だとお考えですね。それなら100分の1のデノミをやれば1000兆円の借金は一気に100分の1に減りますから完璧です。しかし、GDPも同時に減るから意味が無いと反論されます。そうです。借金それ自体は意味が無く、借金のGDP比を減らさなくては意味がありません。 マクロ計量経済学を駆使して、試算をしてみると、デフレである限り、名目GDPは増えませんから、借金のGDPは増えるばかりです。思い切って財政を拡大すると借金は増えますが、GDPはそれ以上に増えますので、結果として借金のGDP比は減ってきます。例えば http://ajer.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-bd0c.html をご覧下さい。内閣府も同様な計算をしており、同様な結果が出ています。つまり財政の健全化を実現するには、増税でなく減税を行い、思い切って財政支出を拡大してデフレを脱却するしか方法はないのです。

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