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Serine conformationって?

ある医学系の論文で出てきたのですが、ある種の蛋白の特定のアミノ酸配列に対して反応するmonoclonal抗体についての内容で、抗体作製時の抗原がウシ由来の蛋白で、それを用いてヒトの組織を免疫組織染色すると、その蛋白が正常のものではほとんど染色されることはなく、リン酸化等の修飾により変性が進み、構造が変化したものが陽性に染色されるとのことです。 その原因として、ある特定の位置のアミノ酸がウシではserineであるのに対し、ヒトではprolineであるため、正常の蛋白はいまいち反応しないものの、その変性した蛋白で陽性反応を示すのは、prolineが "serine conformation"を起こしているためと結論づけています。 このserine conformationとは、一体どのような状態なのでしょうか?

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noname#211914
noname#211914
回答No.28

MiJunです。 ryumuさん、お礼が遅くなりましたがありがとうございました。 実は、ご紹介頂いた本をryumuさんが投稿される前に図書館から借り出して来て読んである程度理解してからと思ってましたので(これ以外にも3冊程借り出してますが)。 ryumuさん、基本的な質問から 1.tau 2が認識するシークエンス(sonorinさんの補足より)  (Bovine)  AGIGDTSNLEDQAAGHVTQARMVSK …tau-2免疫抗原  (Human)  AGIGDTPSLEDEAAGHVTQARMVSK  この部分の二次構造を予測することは可能でしょうか? ⇒1-2サイトで「二次構造予測」するのを見つけて、入れてみましたが駄目でした。  (データが蓄積されていないと・・・?) 2.先に紹介したBBRCのPaperのように、同じシークエンスのペプチドを合成して   NMR・CD等で検討すれば分かるのでしょうか? 3.「reverse-turn structure」とは、ご紹介頂いた本の「ターン」のどのタイプ   に相当するのでしょうか? -------------------------------------------------- sonorinさん、 確かに、C末に関してはconformationも含めて情報が多いようですが、N末に関しては情報が少ないようですね? 「tau抗体」に関しても、検索した論文にいくつか紹介されてますが、N末に関するものは補足で説明された以外には見つかりませんでした? 初歩的な質問ですが、 4.tau proteinは核内にあるのですよね?それで、tau proteinが存在する場(環境)はどのような場なのでしょうか?  (種々のイオンの存在はあるのでしょうか?)  ⇒最終的にはtau proteinは親水的な場にあるのか、疎水的な場にあるのか?  おそらく親水的な場にあるのでは想像しますが・・・? (関連ありそうな?論文) Biochemistry 2000 Aug 1;39(30):9039-46 Role of phosphorylation in the conformation of tau peptides implicated in Alzheimer's disease. Daly NL, Hoffmann R, Otvos L Jr, Craik DJ. Institute for Molecular Bioscience, Centre for Drug Design and Development, University of Queensland, Brisbane, 4072 QLD, Australia. ・Immunodominant peptides corresponding to tau(224-240) and a bisphosphorylated derivative in which a single Thr and a single Ser are phosphorylated at positions 231 and 235 respectively, and which are recognized by an Alzheimer's disease-specific monoclonal antibody, were the main focus of the study. ・The nonphosphorylated peptide adopts essentially a random coil conformation in aqueous solution, but becomes slightly more ordered into beta-type structure as the hydrophobicity of the solvent is increased by adding up to 50% trifluoroethanol (TFE). ・a small population of species containing a turn at residues 229-231 in the phosphorylated peptide ・the selection of a bioactive conformation from a disordered solution ensemble may be an important step (in either tubulin binding or in the formation of PHF) is supported by kinetic data on Pro isomerization. ・Thr231 phosphorylation affected the rate of prolyl isomerization and abolished tubulin binding. ・we find evidence for the existence of both trans and cis forms of tau peptides in solution but no difference in the equilibrium distribution of cis-trans isomers upon phosphorylation. ・Increasing hydrophobicity decreases the prevalence of cis forms and increases the major trans conformation of each of the prolines present in these molecules. 5. J.Neurochem.の論文でFig.6の結果の読み方を教えて下さい。特に、Aの方ですが?  (実験方法が良く理解出来てませんが?) 6.検索した論文の中には以下のようなものがあります。 J Biol Chem 1994 Aug 26;269(34):21614-9 Analysis of microtubule-associated protein tau glycation in paired helical filaments. Ledesma MD, Bonay P, Colaco C, Avila J. Centro de Biologia Molecular Severo Ochoa, Consejo Superior de Investigaciones Cientificas-Universidad Autonoma de Madrid, Spain. ・paired helical filaments (PHFs), the major components of which are modified forms of the microtubule-associated protein tau. ・phosphorylation is one of the modifications that result in the polymerization of tau into PHFs. ・hyperphosphorylation alone is insufficient to explain the formation of PHFs. ・glycation may be one of the modifications hampering the binding of tau to tubulin in Alzheimer's disease, thus facilitating tau aggregation into PHFs. glycationに関しては専門家の間ではあまり問題視されていないのでしょうか? さらに関連しそうな論文のAbst.抜粋を載せます(またまた混乱させるかもしれませんが・・・?) (1)J Biol Chem 1997 Mar 28;272(13):8441-6 Conversion of serine to aspartate imitates phosphorylation-induced changes in the structure and function of microtubule-associated protein tau. Leger J, Kempf M, Lee G, Brandt R. Center for Neurologic Diseases, Brigham and Women's Hospital, Harvard Medical School, Boston, Massachusetts 02115, USA. ・A phosphorylation sites (positions 156 and 327), first to alanine to eliminate phosphorylation, and second to aspartate, to mimic phosphorylation. ・a serine to aspartate mutation at position 327 results in a conformational change similar to that caused by phosphorylation of this residue. ・an additional mutation at position 156 to aspartate drastically decreases the microtubule nucleation activity of tau but does not affect the activity of tau to promote microtubule growth. (2) Mol Biol Cell 1997 Feb;8(2):353-65 Functional interactions between the proline-rich and repeat regions of tau enhance microtubule binding and assembly. Goode BL, Denis PE, Panda D, Radeke MJ, Miller HP, Wilson L, Feinstein SC. Department of Molecular, Cellular, and Developmental Biology, University of California, Santa Barbara 93106, USA. ・a relatively well-characterized "repeat region" in the carboxyl terminus (containing either three or four imperfect 18-amino acid repeats separated by 13- or 14-amino acid long inter-repeats) ・a more centrally located, relatively poorly characterized proline-rich region. ・the microtubule binding activity of the proline-rich region to Lys215-Asn246 and identified a small sequence within this region, 215KKVAVVR221 ・these capabilities are derived largely from Lys215/Lys216 and Arg221 ・combining the proline-rich region sequences (Lys215-Asn246) with their adjacent repeat region sequences within a single peptide (Lys215-Lys272) enhances microtubule assembly by 10-fold ・intramolecular interactions between the proline-rich and repeat regions. ・a model in which efficient microtubule binding and assembly activities by tau require intramolecular interactions between its repeat and proline-rich regions. 以上です。 さらに調べを継続したいと思ってます。

sonorin
質問者

補足

今回は特に熟考いただいて、有り難うございます。 4.についてですが、tau は細胞骨格蛋白の一種 tubulin に結合し、2本のtubulin をつなぐ役割を持つ細胞骨格関連蛋白(MAP)の最も低分子のもので、neuron では特に軸索に多く存在し、軸索内の物質輸送のレールを造るものです。neuron の細胞体部分(すなわち核周囲)には高分子のMAPが多く、これら細胞骨格関連蛋白は核内には存在しません。 またtau はリン酸化により、tubulin への結合能が制御され、リン酸化部位が多いと結合能が低下します。胎児性のtau は成人に比してリン酸化されており、成人ではリン酸化が無いかあるいは多くて3箇所ある程度ですが、胎児では約8箇所の生理的リン酸化部位が存在します。tau の変性は主にリン酸化が亢進した場合に生じ、この生理的リン酸化部位以外のSerやThrがリン酸化されています。 normal tauはどの程度親水性があるかどうかはちょっと分かりません。SDSに可溶かどうかについては言及されており、それを利用して異常リン酸化tauを抽出したりされていますが。 でも、疎水性アミノ酸はC末端側1/2(特にtau中央部付近)に多く、またtauのN末端半分は負に、C末端半分は正に荷電しています。 6.のglycationについては、数年前(丁度この論文の発表時)にNOとの関連性で研究対象のブームになっていましたが、今はあまり追求されていません。ですがこのglycationはtubulin 結合部位付近に数カ所確認されていたと思います。 5.についてですが、おかげでもう一度しっかり論文に目を通すことが出来、自分なりの仮説を立てることができた気がします。まず、Fig.6.ですが、この実験方法は、最初にバンドを染色する際の至適希釈を行ったtau-2抗体液を等量分け、これらに合成した2種のペプチド(Ser-peptide、Pro-peptide)を0, 10, 100, 500μMのモル濃度に添加し、合成ペプチドによるtau-2の吸収を行います。bovine tauを各4つのレーンに等量分配し、泳動します。それに吸収処理したtau-2抗体液でバンドを免疫染色したのがFig.6.です。 BのPro-peptideで吸収したものでは、各レーンいずれもバンドが染色されたことから、tau-2 はPro-peptideによってほとんど吸収されなかった(tau-2はPro-Peptideに結合しなかった)ことが分かり、一方AのSer-peptideで吸収したものはペプチドで吸収を行わなかったもの(lane 1)と比べると10μMでもかなりtau-2が吸収されてバンドの染色性が弱まり、100μM以上になるともうバンドは検出されなくなっています。このことから、tau-2の2種の合成ペプチドに対する結合性はSer>Proであることが分かったというわけです。 論文を改めてチェックすると、p964のleftの1行目から6行目にとても重要なことが書かれてあり、Proの存在が蛋白構造を曲げる性質を持ち、これによりbovine tau と正常ヒトtauが劇的にconformationの差異が生じるとありました。また、p965のleftの最後から2行目で、以前rei00さんからも指摘がありましたが、よく全文を解釈すると、ここで言う「Ser peptide-like conformation」はこの合成ペプチドを指し、tauの異常リン酸化に伴い、構造が劇的に変化し、これによってProの部分で曲がっていた構造がSer peptideに近い状態まで押し伸ばされ、よりtau-2に親和性を示すようになったと著者は言いたかったのではないでしょうか?この劇的なPro部分での構造変化は、今までの回答でお教えいただいたようなβターン、βシート、gauche±等の変化(大きいところから小さいところまでまとめすぎな列挙の仕方ですが)によるものなのではないでしょうか? 今後、normal tauとPHF-tauをはじめとするtau-2反応性の異常tauの構造を解析し、このtau-2部位の両者の差異を視覚的に(模式的になるでしょうけど)決定できるようであれば、非常に面白いのでしょうけれど。 皆様のご意見はどうですか?

その他の回答 (40)

  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.41

rei00 です。  大変ご無沙汰しております。最近本業の雑用に追われて,考える必要のない質問ばかり相手にしています(そのため,じっくり考える必要のあるこのサ-クルにはご無沙汰です)。 ryumu さん > 最近研究をサボリ気味のryumuです(汗)  いやそれを言われると,私も・・・・つらい。最近,口ばっかりになって,本業では図書館ともご無沙汰です(ここの質問絡みでは時々行っておりますが)。 > リファイメントをするたびに、構造が変わっていく・・・ > ってのもありますから^^;  と言うと,リファインメントされたかどうかはどうやって判断するのでしょうか。計算結果が正しいとして,どちらが安定かだけでしょうか。  たしか,タンパク質の NMR による構造決定は NOE の強度と距離との関係に基づいたと思います。そして,NOE の強度も,それと距離との相関も,かなり曖昧な所がある様に思うのですが。これが元で,実際の構造と得られた構造が異なるという事はないのでしょうか。 MiJun さん > そのあたりも今後は注意していかなければならないのでしょうね? ryumu さん > そうですね。でもやはり構造を見ちゃうと、「ああ~・・ > こうなってるんだ・・」などと納得してしまいますね^^;  あ,ryumu さんでもですか。私(素人と専門家の中間ぐらいのつもりです)も時々見る論文で納得していました。これからは気を付けないと・・・。  ところで,最近,うちで単離した天然物のアッセイをラボのボスが医学部の先生にお願いしたところ,抗アルツハイマ-病関係のアッセイだった様です(脳の専門家なんで当然ではありますが)。  そこで皆様に一つ質問があります。PHF の様な変性蛋白を低分子有機化合物を使って可溶化させる事は可能だと思われますか。また,それによって,アルツハイマ-病などが良くなる事は考えられますでしょうか。ここだけの話ですが,私自身は治療は無理だと思っています。もちろん,早期に使用しての進行停止は可能だと思いますが。    

sonorin
質問者

お礼

急に締め切ることになってしまい、申し訳ありません。(T_T) 教えて!gooのサポートの方から、当初の質問から内容が逸れてきているようなので、締め切ってくださいとの連絡をいただきました。 この質問では非常に活発に皆様に検討いただき、非常に奥深いことまで勉強させていただくいい機会になりました。 当初の質問は完全とまではいかないものの、非常に納得のいく結論がでたと思います。この質問のために色々文献等を読んでいただいて一緒になって解決に向かっていただいたこと、心より感謝いたします! このサークル?の皆様には、私としては何千ポイントも差し上げたいのですが、このような低いポイントしか差し上げられなくて申し訳ないです!! この回答群で新たに提議された事柄については、また皆様に改めてご質問お願いします。それでは、長い間本当にありがとうございました。

sonorin
質問者

補足

rei00さんより、サークルの皆様へご質問がありました。一度覗いてみてください。 >私自身、こういった方面はさっぱりですので何とも回答できませんが。  異常リン酸化tauは、脱リン酸化処理によって微小管結合能は復活しますが、アルツハイマー等のtau蛋白異常を伴うような変性疾患では、おびただしいほどのリン酸化が起こっており、部位によっては簡単に脱リン酸化されるものとそうでないものがあります。そして、glycation等の変化や色々な物質と結合することにより、その線維化はかなり不可逆的な方向に進んでいたりします。  昨年のNatureにおけるβ-amyloidによる免疫を施したマウスでは、アミロイド沈着、老人斑形成が抑制されたという報告をはじめ、抗アミロイドに重点を置いた治療の研究は非常に活発になされていますが、こういったtauの異常を抑止する方向では研究されていません(難しいと思いますが)。β-amyloidの沈着は加齢変化でも見られますが、アルツハイマーではおびただしく、これによる神経毒性説が有力であるためですが、私個人の考えとしては、単に β-amyloidの毒性だけでtau異常が起こるわけではないと思いますし(実際に老人斑はアルツハイマー並に出ていても神経の変性はほとんど見られないようなsenile plaque predominant typeの変化を有する(しかし痴呆等は認めない)症例も何例か経験しています)、抗アミロイドだけでは無理だと思いますが。 tauの方面からの治療研究が進めば、非常に有効だと思うのですけれど。

  • ryumu
  • ベストアンサー率44% (65/145)
回答No.40

ryumuです。 記念すべき、回答40番!? >そのあたりも今後は注意していかなければならないのでしょうね? そうですね。でもやはり構造を見ちゃうと、「ああ~・・こうなってるんだ・・」などと納得してしまいますね^^; ただ、構造情報は重要な残基の位置関係が分かるので、やはり必須ではあります。 >これに関しては、失礼な言い方かもしれませんが「構造生物屋」さんとしてのジレンマもあるのでしょうか? ありますね。構造屋でも、構造-機能相関を知りたい人達には、まだかゆいところに手が届かない、という感があるのではないでしょうか。

sonorin
質問者

お礼

構造生物学の世界は非常に奥が深いですね。本当に頑張って勉強しないと、中途半端な知識では難しい!!

noname#211914
noname#211914
回答No.39

MiJunです。 ryumuさん、こちらより掲示板でのお礼が先になってしまい失礼しました。 >しかも構造解析の時はエネルギー最小化を行っているので、実際には構造のずれがあるかもしれないのに、計算結果はノーマルな構造・・・ってこともありえるでしょう。 リファイメントをするたびに、構造が変わっていく・・・ってのもありますから^^; あるタンパク質の構造が解析されて論文等に掲載されているのを見ると、素人にはある程度の「揺らぎ」はあってもほぼ構造は決定されたものを思ってしまいます・・・。 そのあたりも今後は注意していかなければならないのでしょうね? >まるで運動量(経時変化)と位置(構造)を同時確定出来ないという、不確定性原理のように(?) これに関しては、失礼な言い方かもしれませんが「構造生物屋」さんとしてのジレンマもあるのでしょうか? >sonorinさん、今「プリオン」関連の文献も読みはじめたのですが、「τ」ではメチオニン含量が少なく、ジスルフィド結合する可能性はないでしょうか(プリオンでジスルフィド結合を問題にしている論文はあります)? あるいはそのような文献をご存知でしょうか? ご教示下さい。

sonorin
質問者

お礼

長いですね。このテーマも…。 tau蛋白のMet含量は最長tauで6個、Cysに至っては2個だけですね(いずれも2番目、3番目のtubulin binding domain)。 tauの三次構造の詳細についてはあまり文献を調べたことはなかったので、気付きませんでした。確かに疎水性アミノ酸が多いものの、大半はAla、Val、Pro、Ileですね。Cysが2番目、3番目のbinding domainに存在するということは、3リピート型のtauと4リピート型(2番目のbinding domainが挿入)のtauでは立体構造に大きな差がこれによって生じるでしょうね。これがtauのPHF、twisted ribbon、straight fibril等の形態変化に影響を及ぼすのでしょうか?(ああ、知識の乏しさに虚しくなります) プリオンについては日本語のレビュー程度の知識しかありません。ですが、その存在、増殖、発症すべてにおいて非常に興味深いものですよね。理解するにはもっともっと勉強が必要なようです。

  • ryumu
  • ベストアンサー率44% (65/145)
回答No.38

ご無沙汰してます。 最近研究をサボリ気味のryumuです(汗) >ryumuさん、この手の本で最近の研究成果も含んでいる洋書はないでしょうか? ん~・・・最近のは・・・わかりませんねー。 そもそも、教科書に載っているのは理想的な構造で、実際の蛋白質中ではそれよりも多少ずれるのが普通という感がありますので、どんな成書を読んでも結局概略しか載せてないような気がします。 しかも構造解析の時はエネルギー最小化を行っているので、実際には構造のずれがあるかもしれないのに、計算結果はノーマルな構造・・・ってこともありえるでしょう。 リファイメントをするたびに、構造が変わっていく・・・ってのもありますから^^; ・・・私は実際の蛋白の存在状態はエネルギー的に最小だとは思っていないのですが・・・ >「τタンパク」もリン酸化される前の状態では「アンフォールディング」と「フォールディング」状態を繰り返しているのでしょうかね・・・? そういう構造の揺らぎはあり得ると思いますし、そのような揺らぎがあるが故に、活性を持つことも、また不安定になって凝集することも起こりうるのでしょう。 しかし、それをどうやって調べるのかが問題です。 経時変化を観測出来る方法は、構造情報に関しては不十分ですし、構造情報を得る方法は、時間分解に適してません。 まるで運動量(経時変化)と位置(構造)を同時確定出来ないという、不確定性原理のように(?)

noname#211914
noname#211914
回答No.37

皆さん、MiJunです。 大変失礼しております。 実はPCが今年二度目の修理で7/2から今日まで使用不可でした(泣き!)。 でも、その間いつもよりも成書を読むことが出来ました。 さて、ryumuさんにご紹介頂いた本は「バイブル」的なものと思いました。初版が出版されて10年程経過しているので改定版があれば良いのですが、無さそうですね? >ryumuさん、この手の本で最近の研究成果も含んでいる洋書はないでしょうか? あればご紹介下さい。 ⇒それとも論文でReview探した方が良いのでしょうかね? とても、概略しか分かりませんでしたが、大変勉強になりました。 分からないついでに、「タンパク質のフォールディングのキネティクス」(シュプリンガー・フェアラーク東京)も斜め読みしてみましたが・・・・? またまたそれに関連して素人質問ですが、 「τタンパク」もリン酸化される前の状態では「アンフォールディング」と「フォールディング」状態を繰り返しているのでしょうかね・・・? sonorinさんの質問からどんどん離れていきますね・・・? ryumuさんにご紹介頂いた「Biochmesitry」は手に入ったら読んでみます(最近は論文入手に不自由してます)。 「プリオン」に関する質問はプリミティブなものをしますのでお手柔らかにお願いします。 では。

sonorin
質問者

補足

お久し振りです。 MiJunさんからryumuさんにご質問があるようなので、ryumuさん、一度サークルを覗いていただけますか? 私は最近、研究からすっかり遠のいてしまっています(~_~;)。

  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.36

rei00 です。 MiJun さん > ご了承が得られれば、別に質問を起こしたいのですが・・・?  これは MiJun さんのご自由にして下さい。できる限り,私もついていきますので。 > 異常リン酸化によってProが「シス⇒トランス」変換して > 「伸ばされた状態?」になったと考えて良いのでしょうか?  ryumu さんがおっしゃっている「これはまだ分からない」が実際の所だとは思いますが,私は「異常リン酸化によって」「伸ばされた状態?」になったため,「Proが「シス⇒トランス」変換し」たと考えます。鶏と卵の様な話で結論は困難でしょうが。 MiJun さん > タウ⇒可溶性リン酸化タウ⇒不溶性リン酸化タウ⇒ > 神経原繊維変化形成⇒神経細胞脱落 ryumu さん > これに似た仮説は、免疫グロブリン軽鎖の繊維化機構に > ついても立てられています。  そうですか。この種の機構は皆似たようなものなのでしょうか。あるいは,どれかの機構を元に,他のものについても推測しているのでしょうかね。私が興味を持っていたアミロイドβ蛋白の場合も類似の機構「アミロイドβ蛋白(可溶性)⇒不溶性アミロイドβ蛋白(凝集塊)⇒アミロイド繊維構造(β-シ-ト構造)形成⇒神経毒性発現」が提案されています。  確かその他の神経変性疾患(プリオン,トリプレットリピ-ト病,などなど)でも類似の機構が推定されていた様な気がしますが・・・・(これはチョット自信なしです)。  

sonorin
質問者

補足

皆様、お久し振りです。体調を崩し、しばらくサークルに参加できませんでした。(ですが、回答の方向性がいつの間にかかなり多岐に及んでいますね) やはりhuman tauのProのシス⇒トランス変換が最有力説なのでしょうか。 tauの二次構造については、私も詳しく知りません。アミロイド蛋白に比し、tauについてはあまり二次構造に触れるものが少ないですね。 あと、アミロイド蛋白についてですが、アミロイドβはその前駆蛋白であるamyloid precursor protein (APP)(膜貫通性蛋白)からC末端側(膜貫通領域)でγ-セクレターゼ、またN末端側(extracellular matrix)でβ-セクレターゼにより、切り出され、分泌されるとされています。また、アミロイドβの中間部分でα-セクレターゼにより切り出されるp3という蛋白も存在し、脳内におけるアミロイドβ蓄積はこのp3から始まると考えられています。アミロイドβについては、主にそのN末端側が色々な修飾を受けやすく、それにより繊維凝集が促進されると考えられ、p3のみではこの主要なN末端側が掛けているために、繊維凝集が起こらないのでは?と現在のところはそう考えられています。この各セクレターゼについては幾つか候補が挙げられておりますが、すべての特定はまだです。(特にγ-セクレターゼは、膜貫通領域を切断するという特殊性を持ち、また同様に膜貫通領域で切断される珍しい蛋白としてNotchがあるため、この相関性についても多々論じられています) アミロイドβの神経毒性については、確かにin vitroで証明されていますが、in vivoではまだ詳細な解明は難しいようです。(アミロイドβを主成分とする老人斑が脳内に多数出現していても、神経原線維変化を起こしていない症例もありますし)しかし、神経原線維変化→神経細胞脱落とある過程については、これも議論の分かれるところで、原線維変化はapoptosisとは性質的に異なるとされ、一部はnecrosisでは?と主張する研究者もいます。原線維変化が起こり、異常リン酸化tauが充満することによって、細胞構造が崩壊し、その後細胞内の物質は様々なグリアの作用によって消失しますが、その骨組みはghost化して、結構しつこく残っています。(こういったことを考えていると、結構頭が痛くなってきます) プリオンについては詳細をあまり勉強しておらず、CAGリピート病についてもほんの触り程度で、知識的には私も頼りないです。ですが、やっぱり関連性から避けては通れないのでしょうね。 このサークルでは、蛋白構造の基礎や解析について、私は最も素人ですので、皆様の活発な意見交換についていくのにかなり焦っています。

  • ryumu
  • ベストアンサー率44% (65/145)
回答No.35

ryumuです。 MiJunさん、 >これは、異常リン酸化によってProが「シス⇒トランス」変換して「伸ばされた状態?」になったと考えて良いのでしょうか? いや、これはまだ分からない、というのが現在の答ではないでしょうか。 MiJunさんの引用されてるBiochemistry 2000 Aug 1;39(30):9039-46では、Proのシス-トランスについて述べられていますが、まだτペプチドフラグメントでの結論であることも考慮すると、Ser conformationでも同様である、ということは言えないと思います。 >τは正常状態(MAPとしての本来の機能発現には)では、C末側に3-4のリピート構造(βーシート構造)を含む(もちろんターン構造も)も のでしょうか? α構造はあるのでしょうか・・? 詳しいことは分かりませんが、二次構造情報も明確には分かっていないような気がします。分かっていたら、どこかの論文には必ず書かれると思うので・・・ >タウ⇒可溶性リン酸化タウ⇒不溶性リン酸化タウ⇒神経原繊維変化形成⇒神経細胞脱落 これに似た仮説は、免疫グロブリン軽鎖の繊維化機構についても立てられています。それを支持している論文が最近でています(Biochemistry(2001), 40, 3525-3535)。X線小角散乱による散乱が、pH4以上では(明確な)繊維形成の前に大きくなり、pH3以下では散乱上昇と繊維形成が同時に起こる、ということが報告されております。興味深かったのですが、明確な構造の言及はされていません。 おそらく繊維化状態の明確な構造はまだでているもの自体が無かったと思います。これはおそらく、構造の不均一性によるものではないかと思ってるのですが・・・そうなると正確な解析は今のところ不可能でしょうね。

noname#211914
noname#211914
回答No.34

MiJunです。 ryumuさん、rei00さん、sonorinさん、 「プリオン」の話がすすんでしまいそうで付いて行けなくなりそうです(^O^)。 それで、ご了承が得られれば、別に質問を起こしたいのですが・・・? (内容は固まってませんが、問題提起?として・・・) ⇒7/2にでも質問を起こします! -------------------------------------- sonorinさん、お礼が遅くなりましたが、実験方法の操作方法と解釈が良く理解出来ました。 >tauの異常リン酸化に伴い、構造が劇的に変化し、これによってProの部分で曲がっていた構造がSer peptideに近い状態まで押し伸ばされ、よりtau-2に親和性を示すようになったと著者は言いたかったのではないでしょうか? ryumuさん、rei00さん、 これは、異常リン酸化によってProが「シス⇒トランス」変換して「伸ばされた状態?」になったと考えて良いのでしょうか? >胎児性のtau は成人に比してリン酸化されており、成人ではリン酸化が無いかあるいは多くて3箇所ある程度ですが、胎児では約8箇所の生理的リン酸化部位が存在します。 素人発想では、adultの方がfetalよりもリン酸化個所が多いのではと考えがちですが・・・? と言うより、「リン酸化のサイト数」は痴呆の進行と正の相関しているのではと考えたいのですが・・・? もちろん、リン酸化のサイト(どこの残基がリン酸化されるかが問題でしょうが・・)の問題でしょうが・・・? これに関する論文も1報見つけましたが・・・? 皆さん、 τは正常状態(MAPとしての本来の機能発現には)では、C末側に3-4のリピート構造(βーシート構造)を含む(もちろんターン構造も)ものでしょうか? α構造はあるのでしょうか・・? それと、あるサイトで以下のようなスペキュレーションを見つけたのですが・・・? タウ⇒可溶性リン酸化タウ⇒不溶性リン酸化タウ⇒神経原繊維変化形成⇒神経細胞脱落 いままで問題にしてきたのは 不溶性リン酸化タウ⇒神経原繊維変化形成 の過程でしょうか? では。

  • ryumu
  • ベストアンサー率44% (65/145)
回答No.33

ryuumuです。 実は私もプリオンには興味があります。 知ってる方が研究をしているのですが、なかなか解釈も試料の扱いも難しいみたいです。 もし実験してる最中に、誤って試料の粉末なんかを吸入してしまったら・・・・怖いですね~~~・・・ いずれのアミロイドーシスにも、βシート形成が見いだされてますので、なにがβシート形成を起こす原因になるのか・・・その分子機構がわかると、臨床的にも純粋な自然現象としても、おもしろと思いますね。 rei00さん、 >常に,試験管内での,あるいは in vivo の場合でも,得られたデ-タが実際に意味のあるデ-タかどうか,それによって未 >知の生命現象の何が明らかになったのか,を気にする必要があるように思います。 おっしゃる通りだと思います。 我々の観測は、常に何らかの制限を強いられていることを忘れてはいけないと思います。 >そういえば,確かノ-ベル賞化学者の R. R. エルンストだったか,その弟子の K. Wuthrich だったかが,NMR を用いてプリ >オンの研究をしていた様な・・・・。ryumu さん,違いましたっけ。 Wuthrich先生はプリオンの研究をしていますね。たしか、βシートリッチであることを最初に示したのではなかったですかね? エルンスト先生は・・・今どんな研究してるんでしょうね。あまり知らないですね。 余談ですが、私は数年前に幸運にも、エルンスト先生にも、Wuthrich先生にもお会いする機会がありました。 エルンスト先生はとても温厚な方で、私は記念にサインをしてもらいました^^・・ミーハー・・ただ、まだ英語がよくわからなかった時期(今も苦手なんですが・・)だったので何を話されたのかわからなかったです・・・ Wuthrich先生にはめちゃくちゃな英語で研究説明をしてご迷惑をかけたような・・・緊張して、「amino acid」というべきところを思いっきり「amino”酸”」といってしまいました・・・今思い出しても恥ずかしい・・・ しかし、サークルの会長(?)のsonorinさんはなかなかここを見れないようですね。

  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.32

rei00 です。 フト気付けば,これが ANo.#32 ですね。皆さんサ-クル活動に御熱心で。私も頑張ります。 sonorin さん > 今後、normal tauとPHF-tauをはじめとするtau-2反応性の > 異常tauの構造を解析し、このtau-2部位の両者の差異を > 視覚的に(模式的になるでしょうけど)決定できるよう > であれば、非常に面白いのでしょうけれど。  そうですね。私に研究テ-マの決定権があれば,今すぐにでもプランニングしたいくらいです。 MiJun さん > さらに「プリオン」等についても興味があります。  「プリオン」ですか。以前少し興味を持っていました。リン酸化タウ,アミロイドβ蛋白,プリオン,いづれも高次構造変化が活性に関わっているように思え,化学者の出る幕があるかと考えていたのですが,出る前にドンドン新展開が起こって天然物化学屋の出る幕がなさそうです。  そういえば,確かノ-ベル賞化学者の R. R. エルンストだったか,その弟子の K. W殳hrich だったかが,NMR を用いてプリオンの研究をしていた様な・・・・。ryumu さん,違いましたっけ。 ryumu さん > つまり、試料調製、観測方法のいずれにも試料の構造・揺らぎ > の状態を天然状態から変化させる因子が存在するのです。  我々の天然物化学の場合も,得られた化合物が実際にその形で植物内に存在するのかどうかは,よく問題になります。ま,天然物の場合は,抽出中に加水分解されていないかとか,酸化されていないかと言ったレベルですが。  ただ,何をするにしても,生物を相手にする場合は,常に,試験管内での,あるいは in vivo の場合でも,得られたデ-タが実際に意味のあるデ-タかどうか,それによって未知の生命現象の何が明らかになったのか,を気にする必要があるように思います。  

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    例えば、Human MEK1はセリン基がリン酸化されるので、セリン/スレオニン系と分類されると思いますが、Human ERKはセリン基とチロシン基がリン酸化部位なので、どういう様に分類されるのでしょうか? セリン/スレオニンがヒドロキシルアミノ酸だから同じとして扱われるのは理解できるのですが、タンパク質内に違う分類のアミノ酸がリン酸化部位として含まれている場合の考え方をご教授宜しくお願い致します。

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    セリンやチロシンがリン酸化されることで翻訳後修飾としてタンパク質の活性が制御されるということについての質問なのですが。 あるタンパク質があるとして、そのアミノ酸配列にはセリンが何個か含まれているとします。そのセリンは全てリン酸化される潜在性があるのでしょうか? 何個かあるセリンのうち特定のものだけがリン酸化されるということは起こりうるのでしょうか? だとしたらリン酸化される部分とされない部分の区別は周辺の配列とかから判別できたりするのでしょうか?リン酸化サイトを予想することはできるのでしょうか? 以上よろしくお願い致します。

  • リン酸化タンパクの検出方法教えてください!

    リン酸化蛋白の検出方法に困っています。 組織抽出タンパク中のリン酸化蛋白をウエスタンで検出しようと思っています。 抗体ですとセリン・チロシン・スレオニンそれぞれの特異抗体で検出しなくてはいけないようですが、私の目的としてはいずれのリン酸化タイプでも広く検出する方法はないかと考えています。 そこで、IMAC(金属固定化アフィニティークロマトグラフィー法)を用いたリン酸化蛋白濃縮カラムと同じ原理で、リン酸基と結合するFeなどの金属イオンにHRPやAPを標識したようなものが売っていないか探しています。 知っている方がいらしたらメーカーを教えてください。 また、その他検出方法がありましたらアドバイスお願いします。

  • モノクローナル抗体とポリクローナル抗体

    はじめまして、とても困っているのでよろしくお願いします。 私はある蛋白の抗原決定基を調べるために、酵素で分解しながら市販のモノクローナル抗体を用いてイムノブロットを繰り返し行い、ある程度絞れたら(小さい断片になったところで)アミノ酸シーケンスを行なう予定でいます。そこで質問です。 質問:ある蛋白xが抗原決定基を一つ以上持つ場合(たとえば三ヶ所)、モノクローナル抗体ではこのうちの一ヶ所にしか反応しないということでいいんでしょうか? また、三ヶ所のうちどれに反応するかはモノクローナル抗体次第ということでしょうか?逆に動物に免疫したポリクローナル抗体では三ヶ所それぞれに反応する抗体が存在し得るということなんでしょうか?  また大きなタンパク質になるほど抗原決定基は増えると考えていいんでしょうか? なんだか支離滅裂な文章で申し訳ありませんがよろしくお願いします。

  • 免疫組織化学を利用した産生細胞の研究

     下垂体ではいくつものホルモンが産生されていますよね。その産生細胞を決定するには、普通の染色などでは不十分だから、免疫組織化学やin situ hybridizationが利用されるそうですが、、、バソプレシンにこれを応用するとどうなるのでしょうか?調べてもよくわからなかったので質問しました!!  免疫組織化学は、抗原抗体反応を利用して目的とするたんぱく質の局在を検出するものだということは知っています。下垂体紅葉ではバソプレシンの産生細胞の抗体?により産生細胞の局在がわかるのでしょうか?  下垂体紅葉ではどんな反応が起こるのでしょうか??

  • 細胞骨格タンパク質の免疫染色について。

    細胞骨格タンパク質の免疫染色についてお伺いします. ある細胞骨格蛋白(中間径フィラメント)の抗体を用いて免疫染色された正常組織の写真があるサイトに載っていました。その抗体の説明書には『局在;細胞質』と書いてあるにもかかわらずその写真では核にのみ染色性を呈しておりました.ちなみにそのサイトには同じ標本を別の会社の抗体でも染めているのですが、そちらの抗体を使用した写真では完全に細胞質のみが染色されております. そこで、細胞骨格蛋白(中間径フィラメント)の場合にのみ限定してお聞きしたいのですけれど、 1.このようなことが起こる原因としてどんな事が考えられますか?. 2.ご自分で実験された場合そのような結果が出た時はどう解釈しますか? 何卒よろしくお願いいたします.

  • SDS電気泳動で

    SDS電気泳動であるタンパクをニトロセルロース膜に転写して抗体反応を行っているのですが、先日タンパク質がほとんど膜に転写できてないということがその後のポンソーSでの染色でわかりました。 そこで、まず、抗体反応を行う前にポンソーSで染色をし、抗体反応に移るというステップに変更しようと思うのですが、ポンソーSで染色後に抗体反応は一般的にできないものなのでしょうか?

  • 免疫染色を分泌蛋白で検出できますか?

    免疫染色を用いて、炎症組織で分泌する細胞が浸潤してきたことを調べたいと思い、いろいろと試していますが、うまく染色することができません。 見たいタンパク質はサイトカインです。LPSを投与して刺激した後に、各種のサイトカインの発現パターンを免疫染色で調べています。 1)分泌蛋白を染色する場合には組織の固定方法をパラホルムアルデヒド で行うことで問題は無いでしょうか? 2)固定は還流固定の方がいいのでしょうか? 3)分泌されている蛋白が大量にある場合には、特定の細胞を染め出すということはできないのでしょうか? 4)染色できるとしたらどのようなサイトカインであり、染色できないのはどのようなサイトカインでしょうか? 5)使用する抗体によって結果が大きく左右されるものなのでしょうか? 以上よろしくお願いいたします。

  • 抗原抗体反応について

    ウエスタンブロット法による特異的たんぱく質の検出反応を先日行ったのですが、一次抗体、二次抗体をもちいて反応を行いました。 抗体抗原反応を行う上で免疫応答反応の理論を用いて検出しているのはわかりますが、なぜ二次抗体を使う必要があるのでしょうか? 自分の考えでは、一次抗体だけでは免疫応答反応をすることができるが、どこの特異的たんぱく質と反応しているかをより明確にするために二次抗体に発色するたんぱく質などをつけた上で反応を見やすくしているのではないかと考えているのですが…。 詳しく教えてくださるとありがたいです。 よろしくお願いします。

  • B型肝炎 HBs抗原+の結果でした。

    出産以来、久しぶりに健康診断を受けたところ、 HBs抗原のみ陽性と出ました。 (肝機能関連は全て正常でした。抗体は陰性) 2年前の出産前の検査は全て陰性でした。 今回夫も一緒に検診を受けましたが、夫もすべて陰性です。 感染経路は性交渉とありますが、出産後は夫とさえほとんどない状態で 他の男性となんてありえません。結婚前も浮気はまったくしてません。 偽陽性の可能性もあるかとおもいますので、精密検査を受ける予定です。 でもさすがにショックと恐怖感となぜ?の気持ちでいっぱいです。 ネットで色々調べたのですが、ちょっと頭の中で整理したいので 以下の質問にお答えいただけると助かります。 1.キャリアの場合はHBs抗原、HBs抗体はどのような結果になりますか? 2.HBs抗体が陽性の人が、再度HBs抗原陽性になることはありますか? 3.症状がでなく、HBs抗原の検査にも反応はしないが、実は感染しているということはありえますか?  (抗原の陽性反応は感染して半年くらいで出るとのことでしたが、何年も経っているのにこの反応が出ないで感染していることもありえますか?) 4.3の具体例として、10年以上前に付き合っていた人から、仮にうつされたとして  ずっと抗原が陰性反応だったのに、出産などの免疫力が下がったことで急に陽性反応になることってありますか? 5.小学生の頃の予防接種で感染していたとしたら、抗体が陽性になっていますか? 本当に心当たりがなくて、なんだか夫に申し訳ない気持ちで・・・ 今は出産後の育児で体がだるいことも多々ありますが、 基本的には元気に過ごしています。 どうぞよろしくお願いいたします。