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曲げモーメントはなぜ釣り合うことができる?

noname#221368の回答

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noname#221368
noname#221368
回答No.7

 #6です。 >数学と言うよりも、現実の現象に納得がいかないといったところでしょうか。  これには、何とか応えられそうです。  ・・・とは言え、微分や微分係数は存在論的に、やはり微妙な立ち位置ですよね。例えば瞬間速度は人間のでっち上げなのか?(現象を説明する数学的パラメータという意味で)、それとも現実に存在するのか?、などと考えだすと・・・。  現実に存在するとすると、「瞬間には動いていないのに、瞬間速度とは是如何に?」だし、でっち上げだとするとスピードメーターなんか信じてられなくなる。スピードメーターは近似的な瞬間速度測定器だから・・・(^^)。  と、こんな事ばかり言ってても仕方ないので、添付図を見て下さい。  じつは自分は(あくまで自称ですが)、構造力学のベテランです。昔あなたと同じように、曲げモーメントが金太郎飴にならない事に違和感をおぼえたのを、思い出しました。そのとき、次のように考えて納得しました。  集中荷重を受ける単純梁の一部を、切り出して考えます。図の部材長Lは微小でもL→0でもなく、有限の大きさです。切り出した部材の力の釣り合いを考えます。水平力は省略できるので、鉛直力と力のモーメントを考えれば十分です。  鉛直力の釣り合いから、せん断力Sは、金太郎飴状態になるのがわかりますが、次に力のモーメントの釣り合いを考えると・・・。  左右断面でせん断力の方向は逆向きです。これは鉛直力の釣り合い条件からの要請事項です。しかしそうなると、例えば部材の中点に回転中心を置いて力のモーメントを計算すれば、せん断力はS・Lの回転力を与えます。   ※静止物体において、モーメント計算の中心は任意の場所にとれます。    この事は構造力学ではふつう、うやむやにされますが、中心がどこにあっても、結果は同じです。    数学的に証明できます。  ところが、せん断力による回転力S・Lに対抗しうるものは、材端の曲げモーメントM1とM2だけであり、曲げモーメントとは力のモーメント(偶力)です。従って、   M2-M1+S・L=0 すなわち、   M2-M1=-S・L   (1) でなければなりません。よって、Lを変化させて考えれば明らかなように、「曲げモーメントMは、直線勾配を持つよね」という話になります。  ここでのミソは、鉛直力の釣り合い条件の要請で、   ・せん断力は、回転力を生じさせてしまう事.   ・その結果、曲げモーメントとせん断力は連成する. この2点です。  曲げモーメントとせん断力が連成する事がわかってしまうと、「じゃあ、一般の場合はどうなのさ?」と話は発展します。例えば集中荷重でなく、梁全体に分布荷重が載っかるような場合です。  そのような場合、(1)のようなやり方では、とても不便なのがすぐわかります。そこで微分の考えが登場します。   ・L→dx→0と、ぎゅ~っと縮めて考えれば、曲げモーメントは常に直線勾配だよね?.   ・直線勾配なら、いつでも(1)だよね?.   ・それが微分の言ってる事だよね?. ・・・です(^^)。  実際に(1)と「同じ」計算をすると添付図のようになり、dM/dx=-S(x)が導かれます。   ・曲げモーメントが金太郎飴にならないのに釣り合う原因は、dM/dx=-S(x)に尽きるのね. ・・・と、自分は納得しました。

poppai
質問者

お礼

ありがとうございます。 そこそこ理解してから書き込みしようと思っていたら インフルエンザに掛かってしまい 質問自体を忘れてしまっていました。 すみません。 dM/dx=-S(x) ですか。 微分積分はあまり詳しくないのですが この式は材端モーメントをスパンで割ったのが せん断力ってやつと同じ考え方ですね。 つまりモーメントをせん断力の遇力で抵抗している と言う理屈から部材は静止しているってやつですね。 ^^; これってもしかして微小変形理論が イメージの邪魔をいているのか・・・ 今の自分ではやっぱ理解できませんです^^;

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