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舞踏と舞踊の違いとは??

私は伝統芸能や踊りというものに接した機会ほとんどない素人なのですが、 レポートで伝統芸能について調べていて疑問に思ったので質問させていただきます。 タイトルどおりなんですが、舞踏と舞踊の違いって何なのでしょうか。 私はただ言葉の違いだけで、意味はないように思っていたのですが、どうもそれは違うようです。。 ご存知の方がいらっしゃいましたら、回答お願いしますm(__)m ムリを言って申し訳ないのですが、できましたら、現代のダンスというよりは古典芸能の 側面からのお答えがいただけるとより助かります。

  • blume
  • お礼率95% (68/71)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • wachinya
  • ベストアンサー率52% (39/74)
回答No.2

> 現代のダンスというよりは古典芸能の側面から というご期待には添えませんが、いくつか心当たりのある範囲でお答えします…。 舞踊という単語がそもそもおかしいという説があります。それは、古来日本では 「舞い」と「踊り」とは違った(いわばむしろ対照的な)動きを意味する言葉であり、 それらの区別を失った単語であると考えることが出来るからです。「舞い」は腕が 中心であったり地面に対して水平な動きをどちらかというと意味しており、それに 対し「踊り」は跳躍などの地面に対し垂直な動きを言います。この二つを総合し、 全ての要素を含んで踊りを指す時に使用される言葉となったようです(歴史には 全く詳しくないのですが、おぼろげな記憶では確か明治あたりだった気が…?)。 なお「舞踏」なのですが、これは芸術舞踊の中の1ジャンルとして成立しています。 土方巽や大野一雄、麿赤兒らなどが有名です。個性的な創作表現舞踊ですね。 その芸術舞踊の名称としてではなく、踊りの総称としては、どちらかというと 洋舞の方面を指す傾向にあるみたいです(例:舞踏会)。それは、主にステップを 重視する洋舞の傾向に合わせた感覚なのでしょうか…(「踏」の文字から…)。 (個人的に、舞踏という言葉は何となくソシアルダンス的なイメージがあります) #1の方の引用部分にもありますが、農耕民族と騎馬民族の違いは、各国舞踊には 大きく表れています。東洋の舞踊には腕を重視したり重心を低く下に保つ傾向が 認められますし、西洋はまずバレエに代表されるように上昇志向で、脚でリズムを 刻むのがメインになっているものが多いです。これは「舞い」と「踊り」で分けていた 日本の感覚とは全く異なりますから、言葉の定義が曖昧になったのも当然です。 漢字のニュアンスで、多少は違いがあるように思われますが、辞書の上では 踊りの総称としての二つの意味の差はほとんどなさそうです。ただ先に書いた通り、 「舞踏」はジャンルとして存在するため、私は基本的に総称には「舞踊」を用います。 以上は、いまだ勉強中の身の頼りない回答ですので、学術性での問題がないとは 限りません。。。ので、どうか参考程度ということでお願いいたしますね。

blume
質問者

お礼

丁寧なご回答ありがとうございました。 全ての要素を含んでいるときに、「舞踊」を用い、「舞踏」は 芸術舞踊の中のとりわけ西洋のものを指す、ということでしょうか。 1字違うだけなのに、こんなにいろいろな解釈や推察、考え方があるとは 思いもよりませんでした。 大変勉強になりました。ありがとうございます。

その他の回答 (1)

  • asuca
  • ベストアンサー率47% (11786/24626)
回答No.1

参考URLの様な物もありますが下記ページには http://www.m-cross.co.jp/afc/arai/ 舞踏と舞踊(ぶよう)はどう違うのか 「舞踊=舞い(廻り)踊=躍る、飛び上がる」の意味から、「踏む」という動作、風土をみずからのダンスとして名付けたといえましょう。(荒井) (本公演で、一度だけ飛び上がる土方の所作が見られます。) また、この違いは、日本の伝統の踊りと自らの踊りの違い、 西洋のバレー(つま先で立つ、上昇志向)に対し、がに股で、他の草取りをやるような日本人の自然な姿こそこの踊りだという、メッセージが強くこめられていると思います。 という物もありますが。

参考URL:
http://www1.isc.senshu-u.ac.jp/~the0372/2001/theater13/theater13-7.htm
blume
質問者

お礼

ありがとうございます。 舞うことと、踊ること、その良く似た二つの言葉の微妙な意味の違いによる 違いということになるような感じがします。 やはり奥が深いです。

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