微分の問題 解説

このQ&Aのポイント
  • 微分の問題に関する解説です。
  • 変曲点に対して対称な曲線の証明について説明します。
  • 原点に関して対称な曲線の性質について詳しく教えてください。
回答を見る
  • ベストアンサー

微分の問題

問題   eは自然対数の底し、f (x) = e^(x + a) - e^(-x +b) - c (a,b, c)は定数とするとき、曲線 y= f (x) は、その変曲点に対して対称であることを示せ。 y' = e^(x + a) + e^(-x + b), y'' = e^(x + a) - e^(x + b) となるのですが、これを導く式を教えてください。(e^x)' = e^x となるのは分かるのですが、それだと、y' = e^(x + a) - e^(-x +b) となるのではないのでしょうか。 > y'' = 0とすると、e^(x + a) = e^(-x + b) ゆえに、 x + a= -x + b, よって、x = (b-a)/2 ここで、p = x = (b-a)/2 とする。 また、y'' = e^(x + a) - e^(x + b) より、y'' ={ e^(2x+a) - e^b } / e^x x > p のとき、2x > 2p = b-a から、 2x + a > b ゆえに、y'' > 0   さらに、x > p のとき、下に凸。 x < p のとき、2x < 2p = b-a から、 2x + a < b ゆえに、 y'' < 0 さらに、x < p のとき、上に凸。 よって、f (p) = e^(p + a) - e^(-p + b) + c = c であるから、変曲点は、(p, c)である。 ゆえに、曲線 y=f (x) を x軸方向に、-p, y軸方向に、 -c だけ平行移動すると、 y=f (x + p) - c = e^(x + p + a) - e^{-(x + p) + b} + c - c = e^{x + (a+b)/2} - e^{-x + (a+b)/2} この曲線の方程式を y= g(x) とすると、 g (-x) = e^{-x + (a+b)/2} - e^{x + (a+b)/2} = -g (x) = -[e^{x + (a+b)/2} - e^{-x + (a+b)/2}] よって、g(-x) = g(x) が成り立つから、曲線 y=g(x) は原点に関して、対称である。 したがって、曲線 y=f(x) は、その変曲点に関して対称である。 終 ここで、質問なのですが、g (x) のグラフが原点に関して、対称であるというのは、原点をはさんで、x <0 の区間と、x < 0 の区間のグラフが、原点に対して対称移動するときれいに重なるといったように、解釈してよろしいのでしょうか。 それからその際、g(-x)=-g(x) がなぜ、原点に関して対称だということを意味しているのでしょうか。 詳しい方教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • 151A48
  • ベストアンサー率48% (144/295)
回答No.1

e^(-x+b) は y=e^t と t=-x+b の合成関数ですから,dy/dx=(dy/dt)(dt/dx)=(e^t)(-1)=-e^(-x+b) です。したがって f '(x)=e^(x+a) + e^(-x+b) , f "(x)=e^(x+a) -e^(-x+b) です。 ある関数 y=g(x) が原点対称であるとは,この関数上の任意の点 (x,y) の原点に関する対称点   (-x,-y) がやはりこの関数を満たすことなので,-y=g(-x) が成立しないといけない。つまりy=-g(-x) 。 y=g(x),y=-g(-x) より g(x)=-g(-x) or g(-x)=-g(x) 例えば直角双曲線 y=1/x など原点対称な具体的なグラフをかいてみれば,直感的に明らかと思うのですが・・・。

samurai7977
質問者

お礼

e^(-x+b) は合成関数として、微分。 それから、なるほど、原点に関する対称点についてそのように考えると分かりやすいですね。 y=1/x のグラフで考える理解できました。 この問題のグラフは、原点の位置でも連続していたので、これも、原点に対して対称と呼べるのか否か迷っていました。 しかし、あらためて理解できました。 本当にありがとうございました。

関連するQ&A

  • 積分の面積問題について

    aを0でない実数とし、f(x)=(x-a)e^(-x)とおく。曲線f(x)が原点を通る接線をただ一つもつとき、 1、aの値を求めよ。 2、曲線y=f(x)の変曲点のx座標を求めよ。 3、曲線y=f(x)と、この曲線の原点を通る接線およびy軸で囲まれた部分の面積を求めよ。 解答;a=-4, 変曲点のx座標x=-2 3、接線のx座標は(-2、2e^2) この点は2、より変曲点であるからグラフは~ と書いていてグラフはf(x)と接線がx=-2のみで接して交点はこれのみです。なぜこうなるのかがわかりません。 これは「変曲点で接線が接した場合は曲線の接線の交点は接点のみ」ということでしょうか? よろしくお願いします。

  • 微分方程式? 微積分演算

    (1.1)を通る曲線の接線とx軸交わる点をD、その接点からx軸への足をQとおく時、DQ=1となるような曲線を求めよ、という問いがあります。 曲線C: y= f(x) と仮定し、接点をP(p,f(p))とします。Q(p,0)となります。 接線はy-f(p)=f'(x)(x-p)となり、ここから、D(p-f(p)/f'(p) , 0)が成り立ちます。 DQ=1より、|p-f(p)/f'(p) -p| = 1が成立します。 ここから、f(x)を求めないといけないのですが… -f(p)/f'p = 1 , -f(p)/f'p = -1 のそれぞれについて計算すればいいのですが、計算の方法がよく分かりません。 f(p)=f'(p) , f(p)= -f'(p) とすれば、微分して値が変わらない関数はy=e^xぐらいだろう、というあたりをつけ、y=e^(x+a)+C,y=e^(-x+b)+Cではなかろうか、と推測できます。(1,1)を通るので、C=0,a=-1,b=1を思いつくことは不可能ではないと思いますが、これは計算で求めるとすれば、どのようにする必要があるのでしょうか。

  • 微分の問題です

    関数f(x)は微分可能で、-1<f’(x)<0,f(0)=1とする。 (1)a<bのときf(a)>f(b)およびf(a)+a<f(b)+bが成り立つことを示せ。 (2)曲線y=f(x)と直線y=xはただ1点で交わることを示せ。 (3)(2)の交点のx座標をcとする。x_1<cとし、x_2=f(x_1),x_3=f(x_2)と定める。このとき x_1<x_3<c<x_2が成り立つことを示せ。 解いてくれるとうれしいです。お願いします。

  • 数学II 微分の問題について

    数学IIの微分の問題について分からないところがあるので質問します。 問題 f(x)=x^3-3xがあり曲線C:y=f(x)は直線l:y=px+qと点Aで接し、点Bで交わっている。 点A,Bのx座標をそれぞれa,b(a<0<b)とするとき、p,q,bをaを用いて表すと p=アa^イ-ウ,q=-エa^オ,b=カキa となる という問題なのですが 私は点AでCと接するならばg(x)=px+qとしてf(a)=g(a),f'(a)=g'(a)がそれぞれ成り立つことで、 p=3a^2-3 q=-2a^3という値を出すことができました(合っているかはわからないですが) しかし次のbを求める際、f(b)=g(b)が成り立つと思い、それに先ほどのp,qを代入すればよいのかと思ったのですが、b^3等が出てきてしまいうまくb=カキaの形にまとまりません。 そこでどなたかbを求める方法を教えていただけないでしょうか。もし途中のp,qを求める過程でミスがあったらそこのご指摘もしてくださると助かります

  • 微分積分の問題

    点P(0,2a-1)から曲線C1:y=a-ax^2に引いた2本の接線の各接点を A,Bとし、曲線C1に点A,Bで接する円をC2とする。 ただし、a>1とし、Aのx座標はBのx座標より小さいものとする。 (1)点A,Bの座標を求めよ。 (2)円C2の中心をEとする。点Eの座標と円C2の半径を求めよ。 (3)a=3/2のとき、扇形AEBにおける弧ABと曲線C1とで囲まれる部分の面積を求めよ。 (1)はA(ー√{a-1/a},0) B(√{a-1/a},0)とでました。 (2)はAとBの中点がEだと思ったのですが違うみたいです。 お助けお願いします。

  • 点(a,b)を通る接線の本数

    関数y=f(x)をR上の区間(α,β)で考えます。ただし-∞≦α<β≦∞とします。このときxy-平面上の点(a,b)からy=f(x)へ異なる接線が何本引けるかを問う問題が大学入試等でよく出題されます。通常、接点を(t,f(t))を置いて、接線の方程式をy=f'(t)(x-t)+f(t)とし、これが点(a,b)を通るから f(t)-tf'(t)+af'(t)-b=0 が成り立てばよいが、この左辺をtの関数とみて、その実数解の個数が異なる接点の個数を与えます。ややこしい、という理由から、多くの高校、予備校では、異なる接線の本数=異なる接点の個数、と教えることが多いと思いますが、厳密には一つの接線が異なる二個以上の接点を持つこともありえるので、もう少し議論する必要があります。たとえば90年京大理系後期でそのような考察が必要な問題が出題されました。 一般に変曲点が高々1個の曲線ならば、接線の本数=接点の個数としてよいですが、変曲点が2個以上の場合はそうはいきません。特に4次関数がよい例です。簡単のため、f''(c_1)=f''(c_2)=0として、c_1>xのとき、f''(x)>0とします。つまり上に凸→下に凸→上に凸、のような曲線を考えます。もし二接点を持つ接線が引けるなら、上に凸になるところで二接点を持つ必要があるので、f'(α)<f'(β)は必要です。でないと上に凸になる部分で等しい傾きを与える点が存在しないからです。逆にf'(α)<f'(β)があれば、必ずuniqueな接線があって、二接点を持つと思うのですが、このことがうまく証明できません。中間値がらみの議論で済みそうですが、どうにもうまい証明にならないのです。どなたかご助力お願いできませんか。 ちなみにf(x)が最高次係数がcの4次式なら、y=f(x)が二個の変曲点を持つことと、あるuniqueな実数a,b,p,q(p≠q)が存在して、 f(x)-(ax+b)=c(x-p)^2(x-q)^2 と変形できることは同値なので、議論がやや簡単になります。

  • 高校の極方程式の問題に関する質問です。

    問題)極方程式 r=2(1+cosθ)で表される曲線を、原点を極、x軸の正の部分を始線にとって、xy平面に描く。この曲線がx軸に関して対称であることを示せ。 質問)x軸対称が成立は、関数y=f(x)とy=g(x)の間に、g(x)=−f(x)の関係が成り立つ場合だと考えています。この問題も同じように考えるのだと思いましたが、どのように考えて行けばいいのか分かりません。     

  • 微分

    以下の問に対して、写真の回答の正誤を判定していだだきたく思います。 (問)次の関数f(x)のf'(x)とf''(x)とf'''(x)を計算し、増減表・凸性の表を別々に書いて下さい。なおグラフy=f(x)にx軸・y軸との交点または極大または極小または変曲点がある場合は、x軸・y軸との交点、極小値、極大値、変曲点の座標を計算し、グラフを書きそれぞれをグラフに入れて下さい。 f(x)=(x^2-1)e^(2x)

  • 微分可能性、微分法

    曲線x=cosθ、y=sin2θ(-π≦θ≦π)の概形をかけ。という問題で、曲線はx軸に対称で、かつ、周期性から0≦θ≦πを調べればよい。x=f(θ)、y=g(θ)とする。f‘(θ)=-sinθ、g‘(θ)=2cos2θ、0≦θ≦πにおいて、 f‘(θ)=0となるθはθ=0、π、g‘(θ)=π/4、3π/4と書かれていて、添付画像のような図(増減表)が書かれています。解答の流れは納得できるのですが、0≦θ≦πをしらべるのはわかりますが、端点のθ=0、πでは微分不可能だと思うのですが、これが全く考慮されていません。(片側極限しか存在しないので、端点では微分不可能だと思う) なぜ、微分可能なのでしょうか? (cf) わたしがこのように考えたのは同じような問題で微分不可能ということをきちんと考慮している問題があったからです。 y=4cosx+2cos2x(-2π≦x≦2π)のグラフをかけという問題では、同様に、グラフはy軸対称という対称性の確認をし、0<x<2πにおいてy‘=0となるxを求める。とわざわざ端点が微分不可能ということを考慮していたからです。

  • 数II軌跡の問題

    数II軌跡の問題 原点O(0,0)とA(0,1)、円:x^2+y^2=1上の 点P(a,b)を結んでできる三角形OAPの 重心GのをG(x,y)とする。Pが円周上を動くとき 重心Gの描く軌跡を求めよ。 もとめる曲線はわかったと思うのですが、 x,yのおりうる変域がいまいち理解できません。 くわしく教えてください。お願いします。