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SONY DUAD(Fe-Cr)テープの録音レベル

家の掃除をしていたら、未開封のSONY DUAD90がでてきましたので、使ってみようかと思い録音してみたのですが、いまいち適切な録音レベルがわかりません。 デッキは、TC-K555ESIIのためTYPEIII対応です。TYPEIIIに設定した際の適切な録音レベル、また他にもTYPEIII非対応機も数台所有していますので、TYPEIに設定した際の適切な録音レベルをもしよければ教えていただきたいです。

noname#160304
noname#160304

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回答No.1

DUAD テープはノーマル・バイアスながらイコライザは 70μs のメタル・テープと同じですので (だから Type III という自動検出できない独自のテープ・ポジションを要しました) 録音レベルはメタル・テープほどではないにせよ、クロム・テープと同等以上のレベルまで良好な特性を持っています。 TC-K555ESII の場合、好みにもよりますが、シンバルなどのパルシブな高音域を多く含む楽曲やバイオリンなどの高域の繊細さを重視する楽曲ではピークを 0VU 程度に抑えた方が高域の伸びを良くできますが、ピアノやシンセサイザ曲のような高域成分が比較的少ない楽曲ではピークを 0VU 以上 +10VU 以下の範囲で選択すると音の厚み感をかなりの範囲でコントロールできます。 ピークを 0VU から +10VU にすると楽曲の大音量部は -10VU から 0VU ぐらいに集中してきますが、この辺りの歪み率は 1% 内外となる上に立ち上がり立ち下がりのレスポンスも若干圧縮された感じになりますので、特に DOLBY NR をかけて音色に敏感な中高域のレベルを持ち上げて録音する場合は中高域における鋭さ (或いは丸み) の変化が大きく、録音レベルの設定で音の雰囲気が変わってきます。 逆にピークを 0VU よりもちょっと上の低めに設定すると、ノイズは増えるものの楽音の大部分が歪みの少ない -10VU 以下に集中することから弦楽器のような中高域の持続音に対してはすっきりと高域が伸びて繊細な表現を行えるようになります。 この辺りの目安はロスレス・デジタル圧縮で圧縮率の違いから同種同レベルの波形がどれだけ含まれているかを推測できますので、iTunes のロスレス圧縮容量から録音レベルを割り出してみるのも面白いかも知れませんね。 TC-K555ESII はバイアス可変型のデッキですのでバイアスを深めにして録音レベルを控えめにすることで音の厚みを得ながらも高域を鋭く伸ばすというチューニングもできる筈ですのでいろいろ試して楽しんでください。 なお DUAD Tape を TYPE I で録音すると高域の特性が乱れます。・・・本来ならば余裕を持って高いレベルで録音できるテープに高域を抑えて録音し、再生時に高域を持ち上げる動作となりますので、部分的にピークやディップが生じることになります。(単純にハイ上がりやハイ下がりになるわけではないので DOLBY をかけたテープを DOLBY OFF で再生する場合よりも調整は難しくなります) また DUAD には赤いパッケージの初期タイプと黒いパッケージの後期タイプがあり、初期タイプは TYPE I での特性の暴れが大きく、TYPE III でも個性が強いことからバイアス調整で音色を変える操作も黒パッケージよりセンシティブだったような記憶があります。・・・赤パッケージ、黒パッケージ共に C90 1 本だけ使っていろいろ試した挙げ句 TDK 派になってしまったので使い込んだわけではないのですが(笑)・・・。

noname#160304
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