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放射性物質対策には近くの鉄筋と遠くの木造のどちらが

私は東京渋谷区に住んでいますが、親戚は神奈川県真鶴町に住んでいます。それぞれ小さい子供が居るので、放射性物質対策の観点からはどちらが安全か悩んでいます。 渋谷区の私の家は、福島第一原子炉からおよそ240キロですが、鉄筋で気密のよい建物です。一方、真鶴町の親戚の家は、原子炉からおよそ300キロですが、旧い木造ですきま風が入ります(恐らく、放射性物質も)。渋谷区の鉄筋の方が安全ならば、親戚が引っ越してきますし、真鶴の木造の方が安全ならば、私達が引っ越そうと相談しています。 何を材料にどう考えたらよいのか、分かりません。どうぞよろしくお願いします。

みんなの回答

  • oguro-
  • ベストアンサー率45% (192/419)
回答No.2

学生の頃に、原子力工学を専攻していたせいか、この手の書き込みには少し敏感にならざるを得ません。TVではキャスターに求められるままに、先生方が持論を展開しておられますが、分からないことを憶測で語ることほど、恐ろしいことはありません。最悪の場合どうなる?などの議論は技術者や研究者を生業にしている人以外には、パニックを誘発するただの危険行為です。予備知識があればいろいろなことが予測できてしまうだけに、強く危うさを感じています。この書き込みにしても、多くの人が自由に見る事ができるもので、憶測でいろいろなことをお答えするわけにはいきません。 とした上で、改めてご心配の気持ちはよく分かります。 私とて神奈川の東部に住んでおりますし、1歳と4歳の子供がおります。ご質問者様と似たような境遇です。 建物との組み合わせでご質問されているということは、空中を飛散している放射性物質に対してなるべく防御しようとすれば、どうかということでしょうが、安全かどうかという問いに対しては、今TVやインターネットで入手できる情報の範囲では判断できないというのが答えです。どちらがより安心できるか、という問いであれば、私は少しでも遠い方がそして郊外が安心できます。 一昨日の読売新聞に掲載されましたが、原発からもれた放射性物質が飛散することで、どの範囲でどのくらいの線量になりそうかを計算したデータがあるそうです。風向きなどが大きく関係し、30km圏内でも大した線量にならないと予測される地域もありますし、50km離れていてもそれなりの線量になる可能性が示された地域もあります。遠くなればなるほど、不確実性は増しますし、離れていても差が小さくなるとも言えます。因みに今日の測定結果は新宿で0.13μSv/hr、茅ヶ崎で0.09μSv/hrで神奈川の線量が少ないです。原発から何km離れているかということよりも、1週間ほど前から各地で測定されていますので、これらの数値を元にどちらの線量が少ないと言えそうか、というのが1つの判断基準になります。 この程度の量では急性障害が出ることはまずありえませんし、ガンの発生率が増え始めるといわれる100mSvに達するまでにも100年ほどかかります。家のつくりなど誤差であることが分かると思います。 安全ではなく安心と申し上げたのは、最悪逃げ出すような場合、渋谷からでは人が殺到して大渋滞できっと逃げ切れないと思ったからです。真鶴なら一山越えればすぐ静岡です。人も少ないのでパニックも起きづらいでしょう。原発では、そういう事態にならないよう決死の作業が今も続いていますし、このまま収束することを我々は祈るしかありません。 今、子を持つ親がすべきことは、極微量の放射線から子供を遠ざけることではなくて、子供をパニックの巻き添えにしないことであり、家に閉じこもったり、突然引っ越したりせず、危険な兆候が出るまではいつもどおりの生活で子供を安心させて伸び伸び育てることだと思います。

hyperlearning
質問者

お礼

ご丁寧な回答をどうも有り難うございました。 被災者の方々は本当に大変な状況にいらっしゃる訳で、このようなことに悩むのは罰当たりかも知れないとも思ったのですが、未だ被害に遭っていない皆さんも日々心を痛めていらっしゃるのですよね。 よく考えてみます。どうも有り難うございました。

  • oguro-
  • ベストアンサー率45% (192/419)
回答No.1

どれだけすごい量の放射性物質が飛んでくることを想定しているか分かりませんが、3月24日時点での空気中の線量を気にしているのなら、どちらも安全です。量が微量すぎて比較のしようがありません。防毒マスクをして満員電車に乗るのと、一番安い簡易マスクをして空いた電車に乗るのと、風邪をひく危険が少ないのはどっちでしょう?と聞かれているようなものです。 どうしても不安なら、西日本か海外に一族郎党引っ越すのがいいでしょう。ちなみにヨーロッパでも福島のものと思われる放射性物質が検出されたそうです。 今の技術では放射線量はかなり微量でも測定することができます。安全だといわれている地域では、検出されたという情報に過度に反応せず普通の生活を送るよう心がけないと、不安からパニックに陥ってしまいます。 ちなみに、外気の取り込みという観点からは、古い木造住宅も鉄筋コンクリートのマンションもそう変わりはないと思います。気密の高い家はガスや灯油器具を使う時は必ず換気扇を回さなければ中毒になりますし、オール電化の場合でも、完全密閉だと湿気がたまったりして別の危険が増えることになります。 福島原発の事故以来、関東各地では毎日放射線量が測定されていて、新聞やホームページ上に掲載されています。都内や神奈川では外気の線量は1時間に1μSv/h以下ですので、短時間(数日)であれば、今観測されている放射線量が100倍や1000倍になっても健康に影響はないでしょう。ある日突然高い数値が出たり、だんだん線量が増えていたりしないかをチェックしておくのは、安心材料になります。

hyperlearning
質問者

お礼

早速、回答をどうも有り難うございました。 私も、東京都が公表する数値など、見ております。 「現状の数値ならば、どちらであろうと心配は要らない。とても非道い事態になったら(あるいはそれが心配ならば)、関西か海外に避難すべき。」とのお話し、良く分かりました。 しかし、この二つの状況の間(具体的には、うまく表現できませんが)の状態では、これらの二つの場所で差がでることもあるのでしょうか? どのような時に、放射線量の点から見て、差があり、そのときにはどちらが安全なのでしょうか? それとも、もしこのまま事態が段々悪化したとしても、両者の安全性に取り立てて差はなく、避難せねばならないときはどちらでも同じようなものなのでしょうか? 余りにも不確実な条件でのお尋ねで申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

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