- 締切済み
実質GDP、名目GDP
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
blues222さん、こんにちは。詳しい回答が出ているようですが、もっと簡単に書きます。 名目と実質GDPは、どちらも、国が経済成長をしてるかどうかを測るためのものさしです。 名目GDPは金額、実質GDPは数量と思ってください。ちなみにGDPもイメージしやすく、日本が、みかんを売っている1つのお店と思って、その売上と思ってください。 たとえば去年、みかんが100個売った。 今年はみかんが105個売れた。 という場合、数量で考えると、成長率は、 105-100/100=0.05(5%)です。 つまり、実質成長率5%になりますよね。 ここで、金額を加味していくと、 たとえば去年、みかん1ケ100円だった。 今年、みかん1ケ50円だった。 という場合、売上は、 去年 100円×100個=10,000円 今年 50円×105個=5,250円 成長率は、5250-10000/10000=-0.475(-47.5%) つまり、名目成長率-47.5%になりますよね。 今の日本は、名目はマイナスでも実質がプラスだったらいいじゃないか、という話でしょう。つまり、お給料は減ったから嘆くのは、名目を考えているからで、お給料は減ったけど、デフレで物価が下がっているんだから、変わらず買い物はできるじゃないか、というのが実質です。 詳しく勉強されたければ、森永卓郎『日本経済50の大疑問』に載ってますよ。 それでは頑張ってください。
GDPとは、ある一定期間(普通は1年間)に、ある国の国内で新しく生産された財(生産物)やサービスの付加価値の合計で、その国の経済活動の大きさをはかる指標として用いられます。 GDPは貨幣単位で表示されるわけですが、この際に物価の変動を考慮に入れる必要があります。もし、すべての財やサービス、所得が一律に2倍になっていたとしたら、簡単に「その国の経済力は2倍になった」とは言えません。つまり、経済活動が実質的に大きくなったわけではありません。 名目GDPは、単純に市場価格で評価したGDPであるのに対し、実質GDPは物価の上昇・下落の影響を取り除いたものです。したがって、名目GDPが増えても実質GDPが増えなければ、経済活動が大きくなったとは言えない訳です。実質GDPと名目GDPの関係は次の式で表されます。 実質GDP(Q)=名目GDP(Y)÷物価指数(P) ちなみに、日本の名目GDPは1955年で8兆円、2000年で512兆円となっています。これだけ見ると64倍もの成長をしたかのように見えますが、1955年価格で見た2000年の実質GDPは88兆円なので、実質的には11倍の成長ということになります。
名目GDPとは、物価の変動を考慮しない実数で求められた数値です。 実質GDPとは、物価の変動を修正した数字で計算したものです。 実態を表すには、物価の変動を排除する必要があるからです。 参考urlをご覧ください。
お礼
さっそく有難うございます。参考になりました。
関連するQ&A
- 実質GDPと名目GDPについてですが、
実質GDPと名目GDPについてですが、 日本はこの20年間名目GDPは全く上昇していません。 一方実質GDPは拡大しています。 この差はいったい何なんでしょうか? インフレの時には実質GDPを見れば実態の経済がわかるというのは わかりやすいですが、デフレの時は実質GDPをみれば良いのでしょうか? それとも名目GDPでみれば良いのでしょうか? 教えていただければと思います。
- ベストアンサー
- 経済学・経営学
- 実質GDPと名目GDPについて
実質GDPと名目GDP 「例えばある年の名目GDPが500兆円、実質GDPが490兆円であれば、GDPデフレーターは500/490=1.02となり、基準年からその年まで2%の物価上昇が起こったことがわかる」と書いてあるんですが、この2%という数字はどういう意味でどのように出した数字なんでしょうか。
- ベストアンサー
- 経済学・経営学
- 名目GDPと実質GDPについて
どちらが現在の経済の状況をより正確に表していると言えますか? 日本は実質GDPは増加していますが名目GDPは減少していますが日本の現在の経済状況はどうなのでしょう?
- 締切済み
- 経済
- 一般的にGDPと言えば実質・名目のどちらと捉えれば????
一般的にGDPと言えば実質GDPと名目GDPのどちらの事と考えればいいのでしょうか? 【ごく普通】GDPと言えば、という事なんですが。
- ベストアンサー
- 株式市場
- 名目・実質GDP
11月4日の地方新聞に「民間シンクタンクの7-9月期のGDP成長予測」が掲載されていました。それによると、 実質GDP 名目GDP ニッセイ基礎研究所・・・・・・・・・0.2 (0.8) -0.2 みずほ総合研究所・・・・・・・・・・0.3 (1.0) -0.4 第一生命経済研究所・・・・・・・・0.2 (0.9) -0.1 明治安田生命保険・・・・・・・・・-0.1(-0.3) -0.4 野村證券金融経済研究所・・・-0.0 (0.2) -0.4 三菱総合研究所・・・・・・・・・・・-0.3(-1.1) -0.6 大和総研・・・・・・・・・・・・・・・・・-0.3(-1.0) -0.7 農林中金総合研究所・・・・・・・-0.0(-0.2) -0.2 平均・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.0 (0.0) -0.4 前期比。()内は年率換算。単位は%。 となっていました。4-6月期は実質-0.7(-3.0)だったので、少しは持ち直した感じでしょうか。 ここで質問なのですが、名目がどの研究所もマイナスというのはどういうことなのでしょうか? ここ最近は原油高の影響で物価は高止まりでしたよね。それなら名目GDPは上がっているのではないのでしょうか? それとも、前期比なので物価上昇がかなり落ち着いてきているということなのでしょうか? 考えれば考えるほど混乱してしまいます。 どなたか解説お願いいたします。
- ベストアンサー
- 経済
- 実質GDPの求め方
次の表から2000年度を基準としたとき2001年と2002年の実質GDPを計算し2001年度と2002年度間の名目GDPの成長率を求めなさい。 年度 名目GDP GDPデフレーター 2000 520 100 2001 580 140 2002 590 155 という問題なのですが、まずGDPデフレーターの求め方が 名目GDP/実質GDP というのはわかるのですが、このとき実質を求めるので 名目GDP*GDPデフレーター になるのでしょうか?これを2001年を自分でやってみると 520*140=720 となりましたが合っているでしょうか? また成長率ですが上の問題がわからないので解き方がわかりません。お願いします。
- 締切済み
- 経済学・経営学
お礼
なるほど、どちらか一方の数値で判断するというような ことではないのですね。ご丁寧な回答有難うございます。