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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:仮定法過去完了で過去だけでなく未来の仮定も可能?)

仮定法過去完了で過去だけでなく未来の仮定も可能?

fwkk8769の回答

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  • fwkk8769
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回答No.3

正しい解説だと思います。 (1) 今回の場合やご回答#1に引用された『英文法詳解』(杉山忠一著)の例文のように、if節で過去の事態とは異なる非現実を仮定して、主節でその結果生じる未来の事態の想定を行うといういわゆる「仮定法過去完了形」は、実際英字新聞などでも時に見かける表現です。 また、if節で現在の事態とは異なる非現実を仮定して、主節でその結果生じる未来の事態の想定を行うという次のようないわゆる「仮定法過去完了形」も目にします。 例えば、次の例です。 1. If my father were alive, he would have been 90 next year. (現在+未来) 2. If I had the money, I would have bought a yacht next year. (現在+未来) 共に、「ふつう仮定法過去を使うところに仮定法過去完了を使ってimpossibility or improbabilityを強調することがある」(元はJespersenによる説明)とされます。 (2) ところが実際には、いわゆる「仮定法過去完了形」は上の(1)に挙げたような限定された用法にとどまらず、if節の内容が「過去」や「現在」以外の事態、つまり「未来」の事態に言及して、主節でその結果現れるであろう事態を想定する場合などにも用いられます。 この用法を著名な文法家はちゃんと取り上げており、例えば、R. Huddleston他(2002)”The Cambridge Grammar of the English Language”のp.754には“doubly remote conditional”という見出しのもとに例えば次の例文などが挙げられています。 3. If you had come tomorrow you would have seen the carnival. (未来+未来) 4. If your father had been alive today he would have been distraught to see his business disintegrating like this. (現在+未来) また、R. Declerck(1991)”A Comprehensive Descriptive Grammar of English”のpp.431-432に次のような例文が載っています。 5. If you had come tomorrow instead of today, you wouldn’t have found me at home. (未来+未来) 6.If you had been an engineer, you would have known what is wrong with this engine. (現在+現在) この本の翻訳は安井稔訳で『現代英文法総覧』(開拓社、1994年)として出ています(該当箇所はp.596)。 残念ながら、このようないわゆる「仮定法過去完了形」に触れた日本語で書かれた文法書がまだほんの一部に限られているようです。

zatousan
質問者

お礼

やっぱり、相当英語関係の書籍にお詳しいですね! そして、相当の達人ですね! ご回答ありがとうございます。 >主節でその結果生じる未来の事態の想定を行うといういわゆる「仮定法過去完了形」は、 >実際英字新聞などでも時に見かける表現です。 英字新聞は英語が中級位のレベルのときに1年間くらい毎日読んでいたんですが、その時は運悪く全く見かけませんでした。 最近は洋書&ネイテブ用一般教養書ばっかり読んでいて、英字新聞はすっかりお暇していました。 無味乾燥な情報伝達の道具みたいな文体で嫌いなのですが、やっぱり本当はいつまでも毎日読まないといけないものなんですよね、、。 >1. If my father were alive, he would have been 90 next year. (現在+未来) >2. If I had the money, I would have bought a yacht next year. (現在+未来) こんな言い方もできたんですね!  >impossibility or improbabilityを強調することがある」(元はJespersenによる説明)とされます。 Jespersenという言語学者の名前は参考書を読んでいると、チラホラ目にはするのですが、実際にJespersenの著作は読んだ事はありません。 今度読んでみようと思います。  そして、仮定法過去完了というのは9割がたは時間的には過去なのですが、大本の感覚は可能性の低さという事ですね! 本当にお詳しいですね! ありがとうございます。 >例えば、R. Huddleston他(2002)”The Cambridge Grammar of the English Language” >のp.754には“doubly remote conditional” 恥ずかしながら、これらの用法は初めて見ました! なんでもそうなんですが、本当に基本は簡単でも、極めようとすると何でも奥が深いですよね!! (未来+未来)の用法が仮定法過去完了にあったとは思いませんでした! 仮定法の本質が見えてきた気がします本当にありがとうございます。 >残念ながら、このようないわゆる「仮定法過去完了形」に触れた日本語で書かれた文法書 >がまだほんの一部に限られているようです。 確かに滅多に仮定法過去の未来に関する仮定は参考書に出てきませんからね! たまたま、言入されている参考書を見つけても、今までの知識と違いすぎて正しいのか分かりませんでした。 また、これを機に英語で書かれた文法書(英語の言語学書?)も色々と探して読んでみようと思います。 本当に、感謝致します。 最近伸び悩んでいましたがやっと勉強方法が見えてきた気がします。

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