日本人が嫌いな中国人についての真実

質問

• ここ数日、テレビで見る反日デモに参加している中国人にインタビューをすれば、人は変われど、皆決まってそう言います。ある特定の人物を指す訳でもなく、日本人全般を差別するこの発言には、怒りを通り越し、悲しくなってきます。
• 自分は戦争経験者ではありません。なので、過去に日本が中国に対して行ってきた負の部分も歴史として勉強して覚えるしかありません。でも、今回、これだけひどい反日デモを行っている主役は同じ戦争経験のない若者でした。一向に薄まる事のない憎しみ。元より薄まる事を望む事自体が厳粛に受け止めていない事であるのか。
• 実際の所、中国人が日本人に偏見を持っているように、日本人もまたそれに負けないぐらい中国人に対して、かなりの偏見を持っている方が多いと思うのです。ただ、国民性の違いで、デモ活動をするかしないかという程度だと思うのですが、一体その偏見はどこから来ているのでしょう？

回答No.14

sanrikukaigan

まず、中国での反日デモについて。
今回の各地での半日デモは大学の学生会が中心で行っています。
中国の法律では学生会のデモは許可制であり、共産党の許可を経ない場合は犯罪になります。
これはなにを物語っているかというと、デモを指導をしているのは学生本人ではなく共産党の指示によるものだからです。
但し、中国とは中国政府=共産党ではなく共産党と中国政府の２重構造になっている事が重要なポイントになってきます。
数年前の反日デモは上海や晋陽、広州深圳と言った沿岸地区で起こっています。
今回は内陸部が中心で沿岸地区ではデモは行われておりません。
これは中国内部の事情により、数年前とは中国国内の状況の変化が考えられます。
内陸部は現在開発の最中で開発に伴う利権が一部の共産党幹部達の家族や周辺に偏り、その歪みによる不満を反日のデモを行い
ガス抜きを仕掛けている事が考えられます。

又、マスコミの報道での中国人による「日本人蔑称」は報道を煽る為に作為的に報道をされている事を見逃しては行けません。
顕著な例は今回のノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏は日本のマスコミ報道では中国国内ではほとんど無名の存在と報道をされていましたが事実と大きく異なっている様です。
私は受賞の報道が出た朝に中国の友人にファックスを送信しました。
彼らは、「実はこの劉暁波氏は中国では有名な人である」と語り私も驚きを感じました。

日本のマスコミは「善悪２言論」的な報道に終始をし視聴者や購読者を煽り、視聴率や部数の確保に努めています。
マスコミは一方では倫理観を説き、もう一方ではやり放題の取材や報道で自らの正当性を視聴者に押しつけ、それを批判をしたり
する者を攻撃し始めます。
彼らの報道の手段は「ある政府高官」「ある地検上層部」などの言葉を用い、彼らの言葉と称する事柄を「と、言っていたという。」と
締めくくります。

例えば小沢一郎の報道でも小沢VS○○と２元論で小沢一郎氏を悪と断じ、小沢氏に関係の無い事柄でも「小沢氏に近い」とか
「小沢側近の」などと報じています。
今のマスコミはインターネットの匿名掲示板と言っている事や書いている事の程度は同じです。
大マスコミでも報道の根拠に信頼出来る部分は無く、どれが真実か虚偽なのかを視聴者自身が考える必要が有ります。

お礼

回答ありがとうございます。
この問題に関して、本当にたくさんの方から親切な回答を頂きました。
自分も誠意のある返事がしたく、お礼が遅れてしまった事、大変心苦しく思っております。

＞デモを指導をしているのは学生本人ではなく共産党の指示によるものだからです。
但し、中国とは中国政府=共産党ではなく共産党と中国政府の２重構造になっている事が重要なポイントになってきます。

他の方の回答にもあった事ですが、元より中国の諸事情にあまり詳しくない自分にはとても分かりやすい説明でありました。

＞マスコミの報道での中国人による「日本人蔑称」は報道を煽る為に作為的に報道をされている

確かに、これも多くの回答者様が言われていた事で、見逃してはいけない事だと思います。
自分が見た「日本人が嫌いです」という発言をしていた中国人は、３人ではありましたが、それだけを見れば、まるで全員がそう言っているように感じてしまう内容であった事は間違いありません。
しかしながら、いくら日本のマスコミが自分達の都合の良いように編集した内容とは言え、やらせや合成をした訳ではありませんよね。
自分が見たその中国人達は、ごく一部とは言え、そのような発言をしている時の顔は、少しも悪びれもせず、何かに抗議している素振りもなく、まるでそう発言する事が正義！というような明るく無邪気な表情でありました。自分はそれに愕然としてしまったのです。

ここで回答頂いたような数々の諸事情が複雑に絡み合った上での出来事とは言え、若者にあのような表情をさせて物を言わせる中国。そして、それを言われる日本。なんとも腹立たしく、無念に思えてなりませんでした。
このような日本でも、自分の中に少なからず『愛国心』があるようです。それが本当に一部であっても全てであっても、これ以上日本のものが憎まれながら壊されていくのは見たくはないのです。

とは言え、自分がここで何を言った所で、それが相手の耳に届くはずもなく。。。
いつの日か、中国人が自国によって踊らされていた事を知り、その目で改めて日本という国を見つめ直す日が来るとしたら、その時は、自らを誇れる日本人でいられるよう、あなたがおっしゃる通り、どれが真実か虚偽なのかを見極めれる努力をして行きたいと思います。

この度は貴重な意見、本当にありがとうございました。